Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

初体験 リッジモント・ハイ(134)

2015-07-13 07:22:35 | コラム
きのうは府中競馬場の花火大会があったようで、「やや」近くを通ったのだが、ひとが多くて多くてこりゃたまらん、とりあえず音だけ楽しんで退散してきた。

(花火大会の)ごみごみした感じは好きじゃないというひとには会ったことがあるが、花火を嫌いだというひとを知らない。
ヒトが創り出したモノのなかで、花火が最も美しいんじゃないか―少なくとも、それを眺めている瞬間はそう思うよ、ほんとうに。

あ、ワンちゃんは(雷と同様に)嫌いな子が多いか。


映画史上最も有名な花火の描写といえば、おそらくヒッチコックの『泥棒成金』(55)。

ケーリー・グラントとグレース・ケリーのキスシーンにモンタージュのように挟み込まれ、「恋は花火」を表現していて素敵。



仏産の『ポンヌフの恋人』(91)も悪くない。

どんな物語か忘れたひとでも、花火のシーンだけ覚えているというひと、すごく多いもの。



わが神スコセッシも花火が嫌いではないようで、『ケープ・フィアー』(91)と『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)に登場。

『ギャング』の舞台は1800年代だが、あれ、花火って、そんなに昔からあったの?

・・・と思って調べてみると、16世紀の王侯貴族たちの娯楽の一種であることが分かった。


日本産では、やっぱり『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』(93)を無視するわけにはいかない。

あたし、17歳に見える?



なんつって。

奥菜恵への言及ばかりされるが、教師を演じた麻木久仁子も、まだキャピキャピした感じで好き。


絶賛公開中、『海街Diary』(トップ画像)の花火も美しい。

女優さんだけでなく、背景も、花火も、あらゆるものを美しく撮ろうとする是枝監督の強いこだわりが感じられた。


自分はほぼ毎年、多摩川の土手で開催される調布市の花火大会を見に行っている。

なかなかの規模でねぇ、たぶん都下で最も有名な花火大会だと思う。

生まれて初めての花火大会といえば、生まれ故郷・館林市内で開催されたものになるのだろう。

ただ、それ以上に鮮烈な記憶として残っているのは、かーちゃんの生まれ故郷・青森で触れた花火大会のほうだ。

(関東に住む)ガキの勝手なイメージで、群馬より青森のほうが田舎であり、いろんな意味においてスケールが小さいと思っていたのだよね。

だから、ぶったまげた。

ねぶたの迫力に。
星のキレイさに。
そして、花火の豪華さに。

群馬、ダメダメじゃん!! と。


そんなわけで今回の初体験シリーズは「初めての花火大会」でいくわけだが、
ガキのころのじゃ記憶も判然としないので、「初めて女子と行った花火大会」を展開してみようじゃないか。

つづく。





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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(135)』

コメント (1)
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