Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん男優列伝(288)吹越満

2015-07-21 05:37:16 | コラム
65年2月17日生まれ、50歳。
青森出身。

公式プロフィール

異業種の世界から俳優業に挑戦、きちんとした結果を残したひと―といえば、最近ではミュージシャンのピエール瀧でしょうか。



電気グルーヴのステージと同様、硬軟自在にキャラクターを演じ分けていて、あぁすごく器用なひとだなって。

本日の主役、吹越満(ふきこし・みつる)さんも、元はといえば「劇団WAHAHA本舗」の一員であり、この劇団は「劇団」を名乗ってはいるものの、中心人物が久本雅美や柴田理恵であることからも分かるとおり、俳優さんの集団というより芸人さんの集団なのですよね。

90年代―映画の世界に進出した吹越さんでしたが、当初、自分はWAHAHAなネタを披露していた吹越さんと同一人物とは知らず、そこに気づいたときは、たまげましたねぇ!




<経歴>

夫人は、不思議な魅力を放つ女優・広田レオナ。



このひとといちど離婚し、再び結婚したことで話題になりましたね。


84年に「劇団WAHAHA本舗」に入団、99年に退団。

映画俳優デビュー作は、90年の『つぐみ』。

以降、2000年代のおわりくらいまでは、主役級でも準主役級でもなく「脇でコソコソやっている、クセモノキャラ」を専門として活躍する。

『四姉妹物語』(95)、『アタシはジュース』(96)、『ご存知!ふんどし頭巾』(97)、『ラブ&ポップ』(98)、『SF サムライ・フィクション』(98)、
『RED SHADOW 赤影』(2001)、『ミスター・ルーキー』(2002)、『たそがれ清兵衛』(2002)、『スパイ・ゾルゲ』(2003)
『レディ・ジョーカー』(2004)、『北の零年』(2005)、『容疑者 室井慎次』(2005)、『LIMIT OF LOVE 海猿』(2006)、『手紙』(2006)、『母べえ』(2008)、『リアル鬼ごっこ』(2008)、『特命係長 只野仁 最後の劇場版』(2008)。

2009年―園子温に起用され、傑作『愛のむきだし』で神父を好演する。

このあたりから準主役級のキャスティングが目立つようになり・・・

『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』(2009)、『鎧 サムライゾンビ』(2009)、『新宿インシデント』(2009)、『THE CODE/暗号』(2009)、『真夏のオリオン』(2009)、『ちゃんと伝える』(2009)、『BALLAD 名もなき恋のうた』(2009)、『天使の恋』(2009)・・・と、この年だけで9本の映画に出演する。

2010年、『ヘヴンズ ストーリー』。
そして2011年の『冷たい熱帯魚』でインディーズの星? に。

※現時点における最高傑作ですもの!!





『ツレがうつになりまして。』(2011)、『アントキノイノチ』(2011)、
園組の『ヒミズ』(2012)と『希望の国』(2012)、
『アフロ田中』(2012)、『宇宙兄弟』(2012)、『悪の教典』(2012)、『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』(2014)、そして最新作は『東京難民』(2014)。

しばらく好調がつづきそうですよね!!

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『にっぽん男優列伝(289)福士誠治』

コメント (1)
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