一日一名言(317)
自分の中では、最後の四十二勝が挫折前の二百三十四勝に
匹敵する宝物になっている。
四十二勝という、もう永久に破られることはないだろう年間最多勝記録。三連
敗後の四連投四連勝で日本シリーズ優勝。西鉄のエース。稲尾和久は記録にも
不滅の歩みを刻む大投手だった。でも、稲尾の稲尾たるゆえんは、肉体だけで
なく、心も鋼(はがね)のように強く、また仏様を思わせる広さを持っていた
ことだろう。
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7月に咲いている花「 ウツボグサ(カコソウ) [靫草]」
花の特徴 茎先に紫色の唇状をした花が穂状に固まって咲く。 上唇は帽子のような形になる。 下唇は3つに裂け、真ん中の裂片は細かく切れ込む。 萼片は5枚で、先が鋭く尖る。
葉の特徴 葉の形は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。 葉の縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
実の特徴 花の後に花穂のみが枯れたように褐色に変わる。 これは結実するためだが、そのためカコソウ(夏枯草)の別名がある。 花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
この花について 茎は根元から群がって生える。 茎の断面は四角形である。 茎や葉には白い毛が生える。
その他 和名の名の由来は、毛ばだった花穂を靫(矢を携帯する用具)に見立てたものである。 花穂を乾燥させたものを生薬で夏枯草(かこそう)といい、利尿薬として利用される。 俳句の季語は夏である。 属名の Prunella はドイツ語だが意味がはっきりせず、語源について議論の多い言葉である。 種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。 亜種名の asiatica は「アジアの」という意味である。
(花図鑑より)