一日一名言(320)
戦争は第一に憎悪と悪意を伴った原始的な強力行為であり、
第二に確からしさと偶然が糾(あざな)う博戯(はくぎ)、第三に政治の道具
である。
クラウゼビッツは、プロイセン(のちのドイツも中核)のエリート軍人。弱冠
十二歳の年に入隊し、ナポレオン戦争を始め、百三十を超える戦場を踏んだ。
その経験と戦史研究をもとに十数年をかけて書き継いだのが代表作『戦争論』
である。
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7月に咲いている花「オイランソウ(フロックス) [花魁草]」
花の特徴 茎先にやや丸い円錐花序を出し(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)、ピラミッド状に固まって花径2~3センチの花をたくさんつける。 花冠は筒部が長く、先が5つに深く裂けて横に開く。 花冠の裂片は襞状に互いに重なる。 萼片は5枚で緑色である。 雄しべは5本である。 花の色は赤紫色や白が中心だが、改良が進んでピンクや紅色など多くの園芸品種が作出されている。
葉の特徴 葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。 時に3枚が輪生することもある。 葉の柄は短く、茎の上部では茎を抱く。 葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
その他 和名の由来は、華やかに咲く様子を花魁の姿に見たてたもの、あるいは花の香りが花魁の白粉に似ていることによる。 別名をクサキョウチクトウという。 これは花がキョウチクトウに似ていることからきている。 また、宿根フロックスの名でも流通している。 シバザクラも同じ仲間である。 俳句の季語は夏である。 属名の Phlox はギリシャ語の「phlogos(火炎)」からきている。リクニス属の古名であったものが転用された。 種小名の paniculata は「円錐花序の」という意味である。
(花図鑑より)