季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「菘 (すずな)」

2017-01-11 04:11:18 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)

「愛は全てを望み、すべてを耐え忍ぶ①」

第二次世界大戦中、ユダヤ系であったがゆえに捕らえられ、アウシュビッや

ダハウの収容所で生活したオーストリアの精神科医に、ヴックター・フランクル

と言う人がいました。戦争が終わってから自らの収容所体験を、『夜と霧』、

『死と愛』と言っ著書の中で書き記していますが、その中に、次のような言葉が

あります。「人間の極限状況ともいうべき収容所内で、同じ苛酷な労働を課せられ、

僅かな食糧と、人間以下の生活を送らされながら、ある人々は生き延び、他の

人々はガス部屋に送られるまでもなく死んでいった、この両者の生死を分けたのは、

彼らの体の頑健さではなくて、希望の有無で会った」


歳時記

鏡開き

お正月は年神様をお迎えする行事。

その年神様へお供えする鏡餅は、年神様の拠り所でもあります。

「鏡開き」はその鏡餅を開くことで年神様を見送り、お正月に

一区切りつける行事です。

さらに、年神様の力が宿った鏡餅をいただくことで力を授けて

もらい、1年間の無病息災を願います。

昔は1月20日に行われていましたが、徳川3代将軍・家光が

4月20日に亡くなったため、月命日の20日を避けて11日に行う

ようになりました

(地方によっては、15日や20日に行うところもあります)。

また、「切る」というのは切腹を連想させて縁起が悪いため、

縁起良く末広がりを意味する「開く」という言葉を使います。


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春の七草「菘 (すずな)」

いわゆる「蕪(かぶ)」。
 「すずな」は蕪の昔の呼び名。
・「鈴菜」とも書く。
・花は黄色。
・春の七草のひとつ。


・「食薦(すごも)敷き
  あをな煮持ち来(こ)
  梁(うつばり)に
  行縢(むかばき)懸けて
  やすむこの君」
   (あをな=すずな)
   万葉集
   長意吉麿(ながのおきまろ)

 「おく霜の
  一味付けし
  蕪(かぶら)かな」
   小林一茶 



(季節の花300より)


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