南仙台駅から北へ名取川までが中田宿である。仙台市内ではあるが、まだ旧街道の雰囲気を残す古い家並みをみることができた。
名取川を名取橋で渡る。
長町
諏訪町を過ぎ、風景はビルが連なる繁華な市街通りに変化する。町は仙台市街にくみこまれて宿場の面影はない。
江戸時代に入り、伝馬制の採用とともに、主街道は東街道から奥州街道へと変わった。長町宿の開設とともに中田宿が誕生し、人や馬が中田の町を抜け、行き交うようになる。長町・中田間は、およそ一里(4キロメートル)。さほど遠い距離ではないが、名取川の氾濫などのために川止めになることも多く、宿場が欠かせなかったらしい。当時の中田宿は、長さ4町29間(約500メートル)。街道に沿って宿屋や小間物屋が並ぶ小さな宿場だった。街道に面して間口がとられ、板戸を開けば、酒や醤油、小間物などが商えるようになっていたという。いまでも町内には、そうした家屋のつくりがいくつか残り、宿場の面影を伝えている。「長町や中田の馬を増田まで もの岩沼に槻ノ木の土手」道中往来に唄われた長町や中田の宿だが、今も昔も往来のかなめであることに変わりはない。
旧中田宿 中田
3月に咲いていた花「乙女椿」
開花時期は、 3/25頃~ 5/10頃。
・ピンク色の八重咲き椿。
(こういうのを「千重(ちえ)咲き」と
いうのかな?)
椿のなかでは遅咲きのほう。
大柄で、花びらがいっぱいあるのが特徴。
(季節の花300より)