日曜日にタイヤチェンジャー、そして昨日はローリー2台が引き取られて行きました。
タイヤチェンジャーは“あと数年は店を続ける”という気概で新しく購入したのですが・・・
何が起きるか分からないのが人生ですね。
閉店後は片付けに追われています。
裏の危険物倉庫や表の倉庫の片付けは殆ど終わり、午後からは事務所内の物置の片付けに手を付け始めました。
決算書などの帳簿関係は9年間の保管が義務付けられているそうで、保管しなければならないものと処分するものと選別しながらの作業となりますが個人情報が記載されているものはシュレッダーに掛けなくてはいけませんし、書類関係が多くて始める前からゲンナリしてしまいます。
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夕方事務所のドアをコンコンと叩く音がして、見ると毎年この時期に「豆ご飯にして食べて、」と黒豆の枝豆をお裾分けして下さる常連の現金フリ客の女性でした。
(毎年楽しみにしていた丹波篠山産の黒豆の枝豆)
「お世話になりました。寂しいです」と、閉店したにも関わらず今年も又わざわざ持って来て下さったのです。
常連のお客様でしたが、丹波篠山市にお住まいの方としか分からない、ご住所もお名前も知らない方で店を閉めてしまえば恐らく今後の関りもなくなる関係です。
にもかかわらず。。。
思い起こせば、店では本当に色々なものを頂きました。
が、閉店でそれは失われました。
皆さんから「(閉店は)惜しい」と言って頂きましたが、本当に自分でも惜しい事をしたと思います。
閉店という選択が間違いだったとは思いませんが、そういうご厚情を与えて下さる方々との関係を失ってしまったのです。
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石油販売業界では廃業を視野に営業を続けている地場業者も多いと聞きます。
嫌なことも苦しい事も多く、脱炭素で先も見えない商売ですが、
でも、その事に心を囚われること無く、自店のお客様との関係を信じてその関係を大切に営業を続けられるのが良いと思います。
これは私の反省するところでもあります。
でも商売出来ることは幸せなことなんですね。今のお客様を大切にしたいです。感謝ですね。
今だから分かるし言えるようになりましたが、
私も顧客の流出やストレスに心を囚われて、不安でしかありませんでした。
でも、黒字とは言えなくても赤字でもなく営業を続けていけているのなら、そして自分の代でお仕舞いと決めているのなら、全く不安に思う必要は無かったのです。
ストレスを与えるだけの消費者は無視すれば良かったのです。
私はそのことに確信が持てなかったのです。
それができていれば!...と反省しています。
日々の幸せに感謝して、楽しみながら営業を続けて下さいね。