※緑字部分追加しました。
5/28 燃料油脂新聞より
「ブランド料の引き下げに努力」 エネ庁ヒアリングに元売が表明
4月の「石油流通問題懇親会」総会で、需給適正化や系列と業転の仕切り格差など市場の問題を指摘。
全石連が元売各社から事情を聴取するよう求めたのを受けて緊急ヒアリングが実施された。
報告によると、各社はブランド料引き下げに向け一層の効率化とブランド価値の強化に努めていく考えを示し、販売子会社に対する仕切り価格については、基本的に特約店と同じと回答。
価格の優遇や不透明な内部補助など差別的な取り扱いは行っていないと表明した。
※じゃあ何故安売りPBと価格競争が出来るのでしょうか?
子会社販社さんの方が地場の家族経営の3者店より人件費を含めた経費はかなり高くなると思われるのに。
不透明な内部補助・・・あ、そうか。不透明なんだよね。。。
業転玉の流通に関しては、需給の適正化を図るため輸出や需給に見合った生産努力とともに、エネルギー供給構造高度化法への対応を行っていくと回答した。
これに対して、懇談会に出席した全石連幹部からは
「系列と業転の仕切り格差が大きい。何とかして欲しい」
「業転玉供給ルートの解明に切り込んでほしい」などの声が相次いだ。
エネ庁はこうした要望を受け燃料商社にもヒアリングを実施する考えを明らかにした。
5/29 燃料油脂新聞より
公取委 ガソリン廉売で調査 元売・SSの取引実態対象
公正取引委員会は、石油流通業の競争・取引実態に関する調査を開始する。
元売による平成20年10月の新価格体系導入から約3年半が経過し、流通実態が変化しているため、元売やSS事業者に調査を実施し今年度内に報告書をまとめる。
調査結果を踏まえてガソリン廉売問題に対応する方針だ。
公取委は16年にガソリンの流通実態調査を実施。系列玉の卸価格差や系列特約店が業転玉を取り扱う場合の制限などについて独占禁止法の考え方を明確にした。
17年には追跡調査も行っているが、
今回は
1、新価格体系導入後における系列SS間の卸価格差の実態
2、新価格体系導入後、新たに生じた問題点
3、系列玉と業転玉の卸価格差の実態
4、業転玉を取り扱うSSに対する元売の対応
※過去記事も読んでくださいね
「消費者を欺く販売店を容認している元売と監督官庁は犯罪幇助」
「欲のなせるわざ」
5、廉売を行っている系列・非系列SSの販売方針および価格設定の仕組みについて調べる。
※偽ハイオクだけでなく系列店が業転混ぜてるのも不正競争防止法違反ですよね?
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/3d60dfae0a4c66cdbb4b0667fdaf8f82
すでに全石連正副会長への予備的なヒアリングを行っており今後、元売各社やSS事業者にアンケート調査とヒアリングを実施する予定。
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5/25 ぜんせき
ジョイフル本田 10円格差が常態化
※ここの玉はどこの玉なんでしょうね?
5/28 燃料油脂新聞
仕切り格差への対抗措置 販売店の業転購入増加
破産「他人事ではない」
価格差拡大
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平成16年のヒアリングは、その「ヒアリング」そのものが評価された出来事でした。
今回はヒアリングの結果の、その先に期待します。
灯油の小口配達を必要としている家庭もあります。
工業用潤滑剤の配達や、PL法対応の為に系列ものを必要としている工場もあります。
ガソリンスタンドは社会インフラです。
地域のエネルギーのライフラインを守っていこうとしている地場の系列販売店が報われますように。
(特に系列100%仕入れの)
系列販売店は系列外(業転)から仕入れないと潰れてしまう、こんなおかしなハナシがなくなりますように。
PS
特約店さんへ
元売さんでもブランド料引き下げに努力する、と答えています。
販売店への卸に元売と同じように4円も乗せるの、止めてくださいね。
(週に1度のFAXによる仕切り通知と、月末の集金で、それは欲どおしいというものです)
年間で数百万円・・・・
1企業から取る、粗利益にしては大きすぎませんか?
油で儲けるな!油外で儲けろ!って指導しておきながら、自分達だけはこんなにも儲けて良いのですか?
訪問はわずか1ヶ月1回、値段交渉は一切無し、FAXでの通知のみ。
支払いの遅延は一日たりとも許しません。
これが正当な商売でしょうか?
もうこの辺で仕組み自体を大きく変える転換期ではないでしょうか?
元売りさん、特約店さん、販売店さん、
そしてもちろんお客さまのためにも・・・
昔は、(昔は、昔は、って年寄りみたいですケド^^;)
家族の中に不幸があったりして人手が足りなくなったりしたら特約店の担当者が手伝いに来てくれました。
昨年の配管工事に係わる事故があったような際には、お見舞いくらいはありました。
ギブアンドテイクで、本当に信頼関係がありました。
そういう関係の特約店にならまだしも、今のように「販売店は搾取する相手」としか思っていないかのような存在では、特約店マージンは1円がいいとこだと思います。
平均的な、月100キロで計算すると、2円では20万円(年、240万円)、4円では40万円(年、480万円)。
ひとつの販売店だけでもそれですからね。×担当数で計算したら・・・(@@;;;
週に1回元売から通達された仕切りに自社マージンを足したものをFAXして、月に1回集金に来るだけで。
そんな商売、ありませんよね(==;
>もうこの辺で仕組み自体を大きく変える転換期ではないでしょうか?
そう思います。
でも特約店にしてみれば、販売店からのメリットはそう簡単には捨てられないでしょうね。もし支払いが滞っても、しっかり2ケ月分の担保がありますから。
>>週に1度のFAXによる仕切り通知と、月末の集金masumiさんのお店ってFAXで来た単価そのままなんですか?特約店との間で値引きの条件はないのですか?私の店は、(計画配送、ボリューム、振り込み支払い、担保、その他)値引受けてます。それでも業転と4円~5円の差がありますけど。
元売は中小特約店も淘汰させたいみたいですね。
>特約店との間で値引きの条件はないのですか?
うちはタンクが小さいので計画配送不可能で、ボリュームの約束はしたくないし、振込みはこうちゃんが嫌がって小切手(特約店のみですけど)だし・・・現金担保もしてないのです・・(汗)
でも、取引数量の一部は何年も前の取り決め?(私が働く以前から)で、値引きがあります。
同じく工業用油の2種類も調整してもらってます
だけど4円も乗せてくるので業転との差は8-10円ありますねぇ・・