2月21日
南極滞在もとうとう最後の一日。
朝、起きて外を眺めてみると、昨日の深い霧はすっかり晴れて、これから快晴になりそうな予感。
静かな海に浮かぶ氷の上にはアザラシの姿が見える。
船が今いるのはパラダイス・ベイ。
朝食後ボートを下して、今日も半数は上陸、半数は周辺のクルーズ開始。
上陸地点にある赤い建物群はアルゼンチンのアルミランテ・ブラウン基地。
ここは1951年以来維持されているが、1984年には一年越冬した隊員がもう一年滞在するのがいやなあまり建物に放火してしまい、救助がなかなか来れなくて、隊員たちは何か月もテント生活をする羽目になったことがあるんだそうな。放火犯がリンチされた、とは聞かなかったが、さぞほかの隊員たちから恨まれたことだろう。
基地のすぐ裏手には70mの崖がそびえていて、先発隊の中にはすでに上まで登っている人たちもいるが、自分は先にクルーズをする組。
基地の目の前の氷上にアザラシ発見。
こちらでは3匹が仲良くゴロゴロ。
これは Crabeater Seal (カニクイアザラシ)と言う種類だが、名前とは違ってカニではなくオキアミを主食としているおとなしいアザラシだそうだ。
頭上にそびえる崖にはナンキョクムナジロヒメウがいっぱい。
基地の周りはジェンツーペンギンのコロニーになっている。
昨日とは打って変った好天のなか、雪山や氷河を楽しんでいるうちに交替の時間になった。
上陸地点ではツアーリーダーが「南極へようこそ」のプラカードを持ってボートをお出迎え。
というのも、これまで上陸していたのは南極半島沖の島ばかり、今回こそしっぽの先端とは言え南極大陸そのものに上陸と言うことで
ようやく七大陸制覇達成!
ここのポールには東京まで8866マイル(約14,000キロ)とある。
もうすっかり見慣れた(見飽きたとは言うまい)ペンギンたちを横目に、目指すは例の高い崖。
雪の斜面をストックを頼りに上って行くと、長靴で難儀しながらも急斜面なので思いのほか早くてっぺんに着く。
そして上からの眺めは
これぞ絶景。パラダイスとはまさにこのこと。
湾に浮かぶ我らの船の、なんと小さいこと。
崖の上からの景色をしばし楽しんで、下りにはお尻で滑り降りるコースも作られていたが
チキンな自分は「ここで怪我をしては」と苦労して歩いて下りるコースを選択してしまった。でも下から見ているとすごく楽しそうで、やっぱり滑り降りればよかった、と後悔したものの、もう一度上まで登る根性はなし。
しぶしぶ天国を離れて船に戻れば
はじめは不恰好に見えた船も、2週間以上も乗っていれば愛着がわく。
船の上から鏡のように穏やかな海の景色を楽しんで
最後の停泊地へ向かった。
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南極滞在もとうとう最後の一日。
朝、起きて外を眺めてみると、昨日の深い霧はすっかり晴れて、これから快晴になりそうな予感。
静かな海に浮かぶ氷の上にはアザラシの姿が見える。
船が今いるのはパラダイス・ベイ。
朝食後ボートを下して、今日も半数は上陸、半数は周辺のクルーズ開始。
上陸地点にある赤い建物群はアルゼンチンのアルミランテ・ブラウン基地。
ここは1951年以来維持されているが、1984年には一年越冬した隊員がもう一年滞在するのがいやなあまり建物に放火してしまい、救助がなかなか来れなくて、隊員たちは何か月もテント生活をする羽目になったことがあるんだそうな。放火犯がリンチされた、とは聞かなかったが、さぞほかの隊員たちから恨まれたことだろう。
基地のすぐ裏手には70mの崖がそびえていて、先発隊の中にはすでに上まで登っている人たちもいるが、自分は先にクルーズをする組。
基地の目の前の氷上にアザラシ発見。
こちらでは3匹が仲良くゴロゴロ。
これは Crabeater Seal (カニクイアザラシ)と言う種類だが、名前とは違ってカニではなくオキアミを主食としているおとなしいアザラシだそうだ。
頭上にそびえる崖にはナンキョクムナジロヒメウがいっぱい。
基地の周りはジェンツーペンギンのコロニーになっている。
昨日とは打って変った好天のなか、雪山や氷河を楽しんでいるうちに交替の時間になった。
上陸地点ではツアーリーダーが「南極へようこそ」のプラカードを持ってボートをお出迎え。
というのも、これまで上陸していたのは南極半島沖の島ばかり、今回こそしっぽの先端とは言え南極大陸そのものに上陸と言うことで
ようやく七大陸制覇達成!
ここのポールには東京まで8866マイル(約14,000キロ)とある。
もうすっかり見慣れた(見飽きたとは言うまい)ペンギンたちを横目に、目指すは例の高い崖。
雪の斜面をストックを頼りに上って行くと、長靴で難儀しながらも急斜面なので思いのほか早くてっぺんに着く。
そして上からの眺めは
これぞ絶景。パラダイスとはまさにこのこと。
湾に浮かぶ我らの船の、なんと小さいこと。
崖の上からの景色をしばし楽しんで、下りにはお尻で滑り降りるコースも作られていたが
チキンな自分は「ここで怪我をしては」と苦労して歩いて下りるコースを選択してしまった。でも下から見ているとすごく楽しそうで、やっぱり滑り降りればよかった、と後悔したものの、もう一度上まで登る根性はなし。
しぶしぶ天国を離れて船に戻れば
はじめは不恰好に見えた船も、2週間以上も乗っていれば愛着がわく。
船の上から鏡のように穏やかな海の景色を楽しんで
最後の停泊地へ向かった。
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これは、確かに面白そうポン!!
滑らなくて、残念ポン
大変でももう一度登ればよかった・・・。