Luntaの小さい旅、大きい旅

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盛夏の山形 3 米沢から滑川温泉

2023-08-06 18:05:45 | 国内旅行

8月1日

夜中から雷がピカピカしだして、明け方頃からすごい雨。
幸いにして明るくなってから雨が止んだので朝風呂をいただき
 朝食はまた一品増えた。

玄関前でしばらく宿の女将さん、というよりおばちゃんとしばらくおしゃべり。
最近は一人旅が増えたとのこと、受けてくれない宿もあると言うと「うちではありがたいです、どんどん来てほしい」とか。吾妻屋さんは家族経営の素朴な宿で、まるで知り合いの家に来たかのようにのんびり気ままにさせていただいた。
 と言うわけで、湯元駅まで車で送っていただき、10時10分発のバスで米沢駅へ。

さて次は奥羽本線に乗るが、普通車は一日に5本しかない。
乗り継ぎに2時間あるので駅の近くの果物屋さんのパフェを食べようと思ったらなんと定休日、駅前の駅弁屋2階の喫茶店もお休み。

閑散とした駅前でどうしようかと少し歩くといい所を見つけた。
 
歴史ありげな「ホテルおとわ」の1階のレストラン、入ってみると昔懐かしソーダフロートがなんとたったの300円。お腹が空いていなかったので食べなかったが、周りの人が注文しているランチはたっぷりの生姜焼きや巨大な魚のフライの定食が600円と今時信じられないようなお値段。年配のお客さんでいっぱいなのもむべなるかな。
 
さらに駅の売店でさくらんぼアイスを食べて、13時8分発の福島行きに乗車。

わずか17分で降り立ったのはシェルターで覆われているので有名な峠駅。
 
この駅には13年前、姥湯へ行くのに降りたことがある。駅の様子に変わりはなし。
 線路の横のシェルターには姥湯さんと、今夜お世話になる滑川温泉「福島屋」さんの送迎車が待っていてくれて、こちらの車には自分の他にもう一人が乗ったけれど、さらに一人のお客さんは宿まで歩くとのこと。宿の人に聞くと歩けば小一時間、「毎年隣の駅から歩いてこられる80代のお客さんもいますよ」。

そんな話を聞きながら車は急坂を上り、緑深い山道をゆっくり走って15分ほど。
 
目の前に川の流れるお宿に到着。
 
石段をちょっと上がった玄関に入り、帳場でチェックイン。

今回お願いしたのはトイレ付きのお部屋。階段を一つ下がって左手は最近リノベをしたらしくてピカピカ。
 
部屋に入ると手前にトイレと洗面台があって
 
6畳は朝までいた吾妻屋さんと同じだけれど、2面の窓と椅子のある板の間のおかげでずいぶん広く感じる。標高850mというここにもエアコンはなく小さな扇風機のみ。テレビもあるが、まだ米沢市内なのに山形の放送は入らず、仙台の放送が入る。
 この地図の右が吾妻屋さん、左が福島屋さんの場所。吾妻山の縦走ルートを歩けば来られる場所だが、谷の向きのせいで電波が入らないのだそうだ。

 お着き菓子を食べて、さてお風呂と思うが、この宿自慢の露天は混浴時間、内湯を覗くと女湯は清掃が終わったばかりでお湯がまだ溜まっていない。

  
そこで年季の入った廊下を通り、露天につながる玄関から外に出てみると
  小さなつり橋を発見。
 この先を行くと20分ほどで滑川大滝の展望台へ出られるとのことなので行ってみることにする。

 
川を渡るとその先は林の中の一本道。急な道ではないし、ずっと緑の濃い木陰なので日にも当たらないが、風が通らないのですぐに汗だく。この時期では花も見えないのでひたすら上ると15分で見晴らしのきくところに出た。
 
遠くに見えるのが落差100mという滑川大滝。確かにきれいな滝でもっと近くで見たいものだが、近寄るにはもう20分山を歩かなければならないので断念。
湿った山道を慎重に下って、さあ、お風呂に入ろう。


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