Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

蔵出しブータン写真館 2 機織

2008-10-18 01:19:48 | ブータン
ブータンに行くと今でも軒先で機織をする人の姿をごく普通に見ることが出来る。

 西の方では機織機を使うが
 幅は狭く、これを何枚もつないで一枚の布にする。

 東に行くにつれてより原始的なポンタという機になる。腰にまわしたベルトで縦糸を張るのだが
 これで複雑な模様も織り込んでしまう。
 ブータンの東端、タシヤンツェの村でもこの姿。
 村の中では染めた糸を干している所も見られた。

今では安くて簡単に鮮やかに染め上がる化学染料が人気だが
 昔はもちろん草木やラック虫などの天然の染料を使っていた。
 織物工房や土産物屋の中にはこれを売りにしているところもある。

 ブムタンでは縦糸を張っている所を見かけた。ペンの軸に巻きつけた色見本を見ながら二人がかりで大変な作業。

 同じくブムタンのヤタ織り工房
 毛糸のざっくりしたした布は織るのが簡単なためか、織り手はとても若い女の子達ばかりだった。


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7 コメント

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うひゃー! (yokocan21)
2008-10-21 03:16:50
これはこれは、素晴らしい布たちを紹介下さって嬉しいです!ブータンの人の着物のような民族衣裳、綺麗だなぁとよく眺めていたんですけど、こうして紹介下さると、益々興味が湧いてきます。
この簡素な織機も味わい深いですね。そして、渋めの色といい柄といい、なんて素敵なんでしょう!ブータンの布、どこかでお目にかかれることってあるんでしょうか。トルコじゃぁ、無理かな。
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yokocan 様、 (lunta)
2008-10-22 00:06:13
昔の写真をひっくり返していたら行く度に機織の写真を撮っていることに気が付きました。あの簡単な機で複雑な模様を作ってしまうところが魔法のようで、いくら見ていても飽きないんですよね。
ブータンの人は着道楽で、キラと下に着るブラウス、上に着る上着の色あわせも上手で、ちょうど日本の着物と帯の色あわせのよう。見ていて楽しいです。
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貴重な写真です (asiax)
2008-10-26 10:07:19
機織は今までアジアのたびで何度か目にしましたが、三角形をつくったスタイルの腰機ははじめてみます。
複雑な模様を織り込んでいるのは、写真で見たところ縫取り織りのような技法でしょうか。
ブータンの布は見たことがありませんので、とても興味深いです。
Luntaさんは何か買いましたか?
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asiax 様、 (lunta)
2008-10-26 23:27:45
ブータンの腰帯で縦糸を張る機はたぶん最も原始的な機の一つなのでしょうね。
織物については詳しくないのですが、ブータンの模様の入れ方は片面縫取りというそうで、裏にはまったく模様が出ないものです。
キラや袋物などいくつか買い求めたものもあるので、今度詳しくご紹介しますね。
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Unknown (mest)
2008-10-27 17:15:06
すんばらしい織物たちです!
母が織物をやるので、ブータンにもいつか一緒に行けるといいなあ。
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mest 様、 (lunta)
2008-10-28 19:30:43
織物をなさる方ならブータンはきっととても興味深いと思います。ぜひご一緒にお出かけください。
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楽しみにしてます (asiax)
2008-10-29 22:37:28
片面縫取り織りの技法はミャンマー西部にくらすチン族にもあるそうです。地域的にも近いですし、興味深いです。
私も今回のベトナムで買った布をいつか紹介するつもりですが、まだしばらく先になりそうです。
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