5月25日
本日も黒川温泉に連泊、が他の旅館に移動する場合、この温泉街では荷物だけ運んでくれるありがたいサービスがある。
そこで荷物はお願いして、宿の車で旅館組合事務所まで送っていただく。
ここは黒川温泉の観光案内所になっていて、各旅館の日帰り入浴受付情報などが毎日更新されてわかるようになっている。
ところで黒川温泉にはウォーキングコースが3つ設定されている。
そこでまずは「わらびのぼり」というコースへ。この道はすずめ地獄通りという舗装道路で、この先にも宿がいくつもある。
脇は田んぼながらいささか単調な道路を歩くこと20分。
ようやく看板が見えて脇道に入ると眼下の緑の中にいくつも建物の屋根が見え、「旅館 山みず木」に到着。
カフェを併設する日帰り受付棟で入湯手形を見せ、教えられた通りに外へ。
しばらく歩くとのれんが2つ、左は宿泊客専用、日帰りは右の「森の湯」へ進むときれいな脱衣棟が現れる。
裸になって進むとプールのように大きな内湯があるがここはスルーして露天へ。
脇を小川が流れる緑の中の大きなお風呂。こちらは単純温泉で40℃なので癖なし。
人気の露天と聞いていたが、平日の午前中のおかげで相客は一人だけ、ゆっくり楽しませていただき
入浴後は一日一アイスで本日のソフトクリーム。
「山ミズ木」からさらに進むと舗装路の突き当りに駐車場があり、その先は「清流の森」と言う公園になっている。
やっと舗装道路から解放されて先へ進むと
まず現れるのは「すずめ地獄」という亜硫酸ガスの噴き出る所。
すずめが落ちて死ぬのでこの名前だそうだが、それほど匂うわけではない。
ここから「えっ、本当にこっちなの?」という草の中をしばらく歩くと落ち葉が気持ちいい林の中に入り
苔むす小川を渡って行くと林を出て、丘の上に展望台が見えてくる。
平野台展望所には「恋人たちの丘」なんてダサすぎる名前が最近付けられているが
ここからの景色は本当に気持ちいい。
天気はいいものの、残念ながらここから見えるはずの阿蘇五岳はほぼ心の目でしか見えなかったけれど。
展望台からは「ひとつやのぼり」という別のウォーキングコースへ行くと
低いシダがいっぱい茂る野原が続き
少し下ると田んぼや別荘地の中を細い道が続いて
温泉街に降りてくる。
旅館組合を出てからここまで入浴も含めて3時間。
途中出会ったのは温泉にいた人と車で展望台に来たご夫婦一組だけ。
この気持ちのいい散歩道、黒川温泉はもっと宣伝すればいいのに。
温泉街のケーキ屋さんでシュークリームをいただいて
次は「やまびこ旅館」の温泉に入ろうと思ったら閉まっていたのでさらに先へ。
黒川温泉の中心街では一番端にある「黒川荘」に到着。
洋風のしゃれたロビーで入湯手形を見せたら浴室棟へ。
こちらでは宿泊客用と立ち寄り用で浴室が分かれていて
立ち寄りはこちらの湯めぐり風呂。
しかし入ってみるとこちらにもきれいな内湯と広々とした露天があって、ここのお湯もオパール色の素晴らしい温泉。
「山みず木」は周りの景色が良かったけれど、お湯はこちらの方が気に入った。
今回入った湯舟からは宿の目の前にそそり立つ屏風岩は見えなかったけれど、宿泊客用の露天なら目の前に見えるだろう。このお宿も良さそうだ。
ということで立ち寄り3か所終了。
そろそろ今夜の宿へ向かおう。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします。