12月15日続き
彦根からは京都へ、さらにみやこ路快速に乗り換えて奈良へ。
奈良に到着する頃には日も暮れて
今夜宿泊する駅前のホテル日航奈良のロビーにいるのは鹿ならぬトナカイだよね。
ホテルロビーでいつもの関西グルメ案内人と合流。
予約をしてくれた店に向かうが、初めて行く店だというのでグーグル先生を頼りに歩き出すと駅からすぐに静かな住宅地に入りこみ、こんな所にこんなディープな横丁が、と言うような所もあって面白い。
さて、今夜案内いただいたのは「粟 ならまち店」。
玄関を入ると珍しい野菜の乗った長いカウンターと厨房があり
2階席もあるようだが、案内されたのは奥の蔵の中にあるテーブル。
こちらのお店は大和伝統野菜が売りとのことで、今夜いただくのは「大和牛と野菜のコース」。
最初に出される籠盛りがきれいで、野菜もおいしいけれど奈良産大豆で作られたという豆腐がすごくおいしい。
メインは大和牛の陶板焼きなのだが、これも正直お肉よりも横に付いてきた野菜がおいしくて、特に下北春まなという菜っ葉。説明された時は「なぜ奈良なのに青森の下北?」と思ったら奈良の下北山村の菜っ葉なのだそうだ。
食事のうどんは豆乳に白みそ入りのつけ汁でいただき
デザートのカヌレの横にはちゃんと柿が付いている。
帰りがけにカウンター越しに言葉を交わした店主の感じもとても良くて、さすがグルメ案内人、初めての店でも外さない。
帰路は猿沢池の脇を通ってライトアップされた興福寺の五重塔を眺めながら歩いたけれど、奈良の夜はちと静かすぎるほど静かだ。
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