Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

21年初冬の大人旅 5 芦ノ牧温泉「仙峡閣」

2022-01-10 11:59:13 | 国内旅行

12月2日続き

喜多方からはまた会津若松に戻り、
 列車待ちの間にアイスなど食べて
 
次は会津田島行きに乗車。この線、西若松まではJR只見線、そこから先は第三セクターの会津鉄道になる。
午後の時間帯のためか学生が多くて、出発する頃には結構いっぱいになった。

23分で目的地、芦ノ牧温泉駅に到着。
駅前には宿のお迎えが待っていてくれて、宿までは車で15分。
大川の深い渓谷にかかる橋を渡ると大型旅館が並ぶ温泉街が見えるが、車はそこから離れて狭い道に入り、急坂を降りて玄関に着く。
 
「仙峡閣」の建物は福島市の板倉神社にあった武徳殿という明治期の道場を移築したものだそうで、横から見ると崖の上に建てられているのがよくわかる。
 
立派な玄関を入ると入り口扉の外の上がり框から畳が敷かれているのが珍しく、ここで靴を脱いで建物に入る。

 フロントで受付をして
 
すぐに案内されたのは3.5畳+8畳のまたも角部屋。部屋もとてもきれいだけれど
 
うっすらと雪をまとった渓谷の景色が素晴らしく、丸窓からはちょっと離れた温泉街が見える。

 お着き菓子で一息入れて、建物の外観を見ようと玄関の外に出ると
 
かわいいお猫様が登場。寒いからかすぐに脚に体を擦り付けてきて、膝の上にまで乗ってくる人懐っこさ。
てっきりこの宿の飼い猫かと思ったら近所で世話されている野良だとか。

体が冷えた所でお風呂へ。
 
まず入った女湯の内湯は手前は浅いが奥に少しだけ深い所があって、ここは立つと胸のあたりまでお湯が来る。
この下からカルシウム・ナトリウム・硫酸塩・塩化物温泉がかけ流されていて、癖のないお湯は40℃の適温。
ここで体を温めて外の露天に出ると
 
こちらはまわりを風よけのビニールで囲われていても38℃ほどとちと寒い。が暗くなると温泉街の明かりが見えるのがいい感じだ。

食事はフロントの先にある食事処で。
 周りはしっかり間仕切りされて個室状態。
  
 
鰊山椒煮や馬肉味噌、身しらず柿の白和えなど会津らしい料理は前日の家庭料理風に比べて洗練された料理人の味。
デザートのリンゴのコンポートまでおいしくいただいて満腹。

と食事処を出ると、隣で食事をしていた夫婦の奥さんがお酒の追加をしようと出てきたところに鉢合わせ。
顔を見るとなんと、中学校時代の親友ではないか!
さっきから声は聞こえていたし、実はお風呂でも見かけていたのだが少しも気づかなかった。
今夜の宿泊客は我々2組だけ、地元では会わずにこんな所で会うとは、まったく世間は狭く悪いことはできないと実感(別にしないけど)。

寝る前には男女入れ替わったお風呂に行ってみると、こちらはもう一つの浴場よりだいぶ広く、真ん中に5メートルはありそうな楕円形の浴槽があってやはり片側が深くなっている。ここで立ち湯をするのが気持ちいい。
 
脱衣場のマッサージ機がレトロ!

翌朝もこのお風呂で友人とばったり、露天でしゃべり倒して
 
品数豊富な朝ごはんを食べたらこれから喜多方に酒を買いに行くと言う友人夫婦と別れた。


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コメント
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