Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

21年初冬の大人旅 4 喜多方散策

2022-01-07 16:15:40 | 国内旅行

12月2日 続き

磐越西線の快速「あがの」で会津若松からわずか15分、やって来たのは喜多方。
 
駅の観光案内所で地図をもらい、すぐに街歩き開始。

 ここには全く雪がないのでほっと一安心。
しかし駅前の広い通りは普通のちょっと閑散とした地方の町と言う感じで、もっとこじんまりと古い家が並んでいるのかと思っていたので思惑外れ。

もらった地図を頼りに蔵が多くあるというレトロ横丁商店街へ。
 ここも入ってすぐはあまり蔵も見えないが、気づけばあちこちに何やら古い映画のポスターが見える。

洋画、邦画取り合わせ、あまり似ていない絵などもあって笑えるが、なるほどこれで「レトロ」か、と努力は認めよう。

 
ウィンドウからクリント・イーストウッドがにらんでいたのはお醤油さんの若喜商店。
 
お醤油屋さんではあるが脇に回ってみると奥はとても立派なレンガ造りの蔵になっている。
 
店の奥から蔵座敷の中を覗くことができて、周りにはちょっとした展示品もあるが、こちらは蔵を10も持っていたこの辺りの有力者らしい。
店のマダムが熱心にお醤油の説明などもしてくださるので
 ここは何か求めるのが礼儀というもの。

この先からしだいに蔵らしい蔵が増えてきて
 

そろそろ蔵も終わりかと言う所で一番立派な建物が見えてきた。

旧甲斐家蔵住宅は酒造、製糸業、醸造業などで財を築いた甲斐家が大正12年に建てた蔵屋敷。
  
 
現在は市が管理して公開しているが、耐震の問題で今は中に入れないのがかなり残念。
 
脇の木戸をくぐって中庭に入ることができ
 
こちらから覗くと一時は喫茶店になっていたという部屋が見えて、これはぜひ復活させていただきたいもの。
  
池の向こうの座敷も凝っていて、経費は今の価値では数億円かかったとか。

 ここから田付川を渡る頃には次第に青空が見えて暖かくなってきた。

川の東側にあるおたづき蔵通りの周りは伝統的建造物群保存地区ということでまた蔵が出現。
 

がこちらは酒造所などが多くて、落ち着いているというか、ちょっと地味な感じ。

 
店の角にあった元薬屋さんは中の広告が渋い。

  
たくさんの実を落とした花梨やら馬肉屋さん、面白い祠(?)など見ながら歩き回って
  
 
やはり蔵のある食事処でコーヒー休憩。
喜多方と言えばラーメンが人気で確かに街のあちらこちらに店があったけれど、宿の朝食のおかげでおなかが空かなかったのだ。

 喜多方の駅に戻るとたくさんの酒樽に「会津 日本一おいしいお酒の飲める郷宣言」とあった。
なるほど、しかし下戸には残念ながら縁がない。


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コメント (4)
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