Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

16年雪の東北 1 肘折温泉「元河原湯」

2016-02-18 23:28:36 | 国内旅行
恒例の大人の休日パスの旅、この時期ならもちろん雪見風呂、と今回も友人と二人で北へ向かった。

1月22日

今回まず乗り込んだのは山形新幹線。
 
お腹に紅花の絵の付いたスマートな列車で新庄まで一直線。

のはずだったのだが、もうじき山形に到着というあたりから列車のスピードが落ち、やがて「大雪のためこの列車は山形止まりとなります」との無情のアナウンスが。

 この先、村山まではなんとかローカル線が動いているが、その先はバスでの代替輸送とのこと。

次の列車までまだ時間があるので、それでは腹ごしらえ、と駅ビルの中のお蕎麦屋さんで
 山形名物ひっぱりうどん。
これは納豆とサバ缶、ネギをかき混ぜ、そこにうどんをからめて食べると言うもので、これなら家でも簡単にできる。
そそくさと食事を済ませて、時間になったのでホームに降りてみると
 旅行者やら学生やらでホームはいっぱい。

ところが時間になっても運行されるはずだった臨時列車は来ず、その後の普通列車も遅れて山形駅を出発できたのは到着してから2時間後。
山形線は単線なので、ダイヤの調整が簡単には行かないらしい。

満員の普通列車で村山へは30分ほど。
 
駅前にはバスが待っていて、テキパキと誘導されるのはこれまでも何度か東北の旅で経験した通り。

村山駅のあたりでは青空も見え、一面の雪景色とは言え積雪も大したことはなかったが
 
北に向かうにつれて雪がどんどん多くなり、新庄の手前辺りは確かにすごい積雪で、これでは列車が止まるのも無理はない。

こうしてバスに揺られること1時間でようやく新庄駅に到着。
  
2時に出発予定だった宿のお迎えの車が2時間遅れの乗客7名を待ってくれていて、ここからさらにすごい雪道を1時間走って5時にやっと肘折温泉に到着。

今回のお宿は「元河原湯」さん。
 
これは翌朝の写真だが、到着した時にはすでに周りは暗い。
  
囲炉裏のあるフロントを通り、部屋に通されると広い10畳間にこたつがあるのがうれしく、今回は11000円のリーズナブル・プランながら部屋にトイレがあるのもありがたい。

窓からは雪の中を流れる川が見えて、この景色も風情がある。

時間通りに到着していれば外湯の一つにでも行こうと思っていたのだが、遅くなってしまったのですぐに予約制の貸切風呂へ。
  こちらの浴槽は二人でゆったり入れる大きさの信楽焼。
かけ流しのお湯は自家源泉のナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉だそうだが薄い赤茶色で金気臭があり、なめるとちょっと塩気があって良く温まる。浴室内も落ち着いた雰囲気がよく、わざわざここまで来た甲斐があったと言うもの。

一風呂浴びた後はすぐに食事の時間となって食堂へ。
  
お皿の上のかわいい雪だるまはマッシュドポテト。
  
みそを塗られた岩魚は焼き立てが運ばれてきて、牛乳豆腐?はあまり味がなかったけれど
 
宿のご亭主が打ったという十割そばがすごくおいしく
 デザートまでいただいたらもう苦しくて動けん。

部屋で腹ごなしにゆっくりした後は4階の展望風呂へ。
  
こちらは大きなお風呂だけれど、肘折3、4号泉の混合と言うお湯は貸切風呂の自家源泉に比べるとちょっとインパクトに欠けるような気がするのはお湯の鮮度の差だろうか。

温泉でよく温まり、いいお布団にくるまって夜は暖房もいらずに良く眠れた。


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コメント (4)
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