Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

隠岐の旅 4 中ノ島~島後

2016-02-08 23:38:31 | 国内旅行
11月16日

ホテルの部屋から眺める菱浦港の朝焼け。

朝ご飯をいただいたら中ノ島を出発。

美しい木造のフェリーターミナルには「ないものはない」のポスターがずらり。
これ、「ならぬものはならぬ」みたいに「なんにもない」という意味かと思ってしまったが、「なんでもある」って意味よね、たぶん。
 
土産物売り場に並ぶ商品パッケージがしゃれているのはIターン移住者のプロジェクトらしい。

島後への戻りは今度はレインボージェットというジェットフォイルで。
 
 
日の差す海を快調に飛ばして、フェリーでは1時間10分かかるところを30分とさすがに速い。

島後に戻っての神社めぐりは天健金草(あまたけかなかや)神社からスタート。
  
 拝殿よりも奥の本殿が立派な小さな神社だが、成立は927年と古く、後醍醐天皇がここに祈願して脱出がかなったと言うことで昔は社格も高かったらしい。

境内には後鳥羽上皇を慰めるために始まったと言われる隠岐の闘牛場があり
 
この町のマンホールにも闘牛。

ここを出て山の中に入り、次に向かったのは壇鏡神社。
  
杉林の中、きれいな水の流れる小川に沿って歩いて行くと小さな神社が現れるが
  
その背後にまっすぐ落ちているのが落差50mの雄滝で、脇の道から回り込んでこれを裏から見ることができる。
 神社の左手にはもう一本、雌滝があって、こちらは水量が少ないと見えないことが多いが今日はちゃんと見えているとのこと。
ここは杉林と滝の水ですがすがしく、とても気持ちのいい所だ。

滝の後は島の北へ向かい、伊勢命(いせみこと)神社へ。
 
この神社の始まりは海から現れた光の玉がこの地に留まったから、といかにも海に囲まれた島らしい言い伝え。
 
本殿の正面、屋根の下の龍が建物に絡みついたように彫られているのが面白い。

そしていよいよこの旅で最後の神社、水若酢神社へ。
  
境内には立派な土俵があって、元々神事である相撲にふさわしい。
  
そして現れる拝殿と本殿はさすが隠岐国一宮の立派さ。
 
本殿の茅葺屋根と、その下の波の彫刻が美しい。

無事お参りが終了した後はすぐ近くの五箇創生館なるところで隠岐最後のお食事。
 
岩のりのおにぎりにめかぶの酢の物、海藻の煮物におそばにもあおさと海藻づくしのお昼ごはん。
隠岐のそばはさばだしが特徴だそうで、十割そばも風味がたってとてもおいしかった。

食事の後は西郷の町でちょっとお買い物タイムがあって、すぐに空港へ。
 
帰路は天気も良く、かわいいエアコミューターは時間通りに伊丹へ。

こうして2泊3日、正味2日でめぐった神社の数は11社。
まさにマニアック・ツアーであったが、隠岐の自然ももう少し見たかったと言うのが本音のところ。
もう一度隠岐を訪れることはあるだろうか。


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コメント (2)
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