Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

府中市郷土の森博物館 あじさいまつり

2013-06-24 16:38:49 | 国内旅行
今年は桜の花見に行きそびれたので、アジサイの花見に行こうと思い立った。

アジサイの名所もいろいろあるが、人出の多くなさそうなところということで府中を選んでみた。
府中なんて今まで降り立ったことがないが、南武線を使えば簡単に行けると判明。
分倍河原と言う駅で降り、駅前からバスに乗って5分で「府中市郷土の森博物館」に到着した。

 
こちらの入園料はありがたいことにたったの200円、7月7日まで「あじさいまつり」開催中。

入り口を入るとまずは大きな博物館の本館があるが、ここは後回しにしてさらに行くと古い建物がいくつか移築されている。

  
江戸時代は脇本陣だったという大店は蔵が奥へ奥へといくつも並ぶ造り。

  
明治時代の薬屋さんは立派な蔵造りで中には古い薬箪笥やレジ、看板が並んでいる。

 
大正時代に作られたという府中町役場の建物は表は洋風なのに裏に和風の平屋がくっついているのが面白い。宿直部屋かなにかだったのだろうか。

 
そしてこちらは明治初年、府中で最初の郵便取扱所。郵便窓口とポストがツボで
 裏手にはちゃんと現役のポストがあるところがまたたまらない。

 
園内にはさらに江戸後期の農家などもあって、小規模ながら建物好きにはなかなか楽しい。

これらの建物を抜けて行くと、その先には梅園が広がっている。
  
この公園はどうもアジサイよりも梅の方が有名なようで、60種もの梅にはそれぞれ名札が付き、「梅の実をとるな」と言う立て看板はあるがすでに実は収穫済みらしく、わずかに残された実はきれいなオレンジ色になっている。アンズのようでおいしそうだけれど、食べたらやっぱり酸っぱいのかな。

その梅園の通路に植えられているのが一万株あるというアジサイ。
 
30種ほどもあるらしいが、こちらには名札はついていない。

アジサイの魅力は何と言ってもその多彩な色。土壌によって色が違うと言うが、同じ場所、同じ株ですら白から水色、青から紫へと色が変わる。
 
 
真っ青もあれば真っ白もあり。

子供の頃は寂しくてつまらないと思った額アジサイ。
  
  
 
大人になってみればこちらの方が面白い。

 園内はカメラを持った人、スケッチをする人、おデートのカップルやら家族連れやら、程よい人出で実に平和。

公園の一番奥には芝生の広場と水遊び場があって、こちらでは子供連れがピクニックをしている。
  

と、芝生の脇で目に付いた一台のキッチンカー。
  
たまたま前日の晩、NHKの番組で取り上げられていたAurora Cafeという開業したばかりのお店。若い子が3人でやっているそうで、テレビで見たことを告げるとかわいい女の子はとてもうれしそうにしてくれた。
小さな車内は作業をするのも中腰で大変そうだけれど
 700円のアボカドタコライスはボリュームもあってとてもおいしかった。
こういう子たちにはがんばってほしい。

お腹もふくれ、園内を一巡したところで入り口脇の博物館へ。
 
1階にはプラネタリウムがあり、2階は府中市の博物館展示。
  
郷土の誇りらしい「くらやみ祭」のシアターがあったり、養蚕の展示があるところが府中らしく
  
府中宿のジオラマは江戸東京博物館みたい。

これだけ楽しませてもらって入園料200円はお安い。
来年は梅まつりに来てみようか。


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コメント (4)
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