Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

JALでマイケル三昧

2010-01-14 03:09:43 | 機内食・映画・美術展
去年の夏以来、久しぶりの出張でバンコクへ。

元々JALマイラーだけれど、へそ曲がりの判官びいきなのでこういう情勢となればなおさらJAL。

 しかし一段としょぼくなったこの機内食には涙が出そう。
「たいめいけんのハヤシライス」に小~さな薄切り牛肉がひとかけらだけなんだもん。
せめてサラダはがんばっていて、味はANAよりおいしいと思う。

がんばれ、JAL、たとえ会社が破産しても。

さて、小さな機内食をいただいた後の長い午後、今頃になってやっとマイケル・ジャクソンの This is it を見た。

特にMJのファンというわけじゃないし、晩年の彼には「誰か何とかしてやらんかい」と思うばかりだったのでさほどの期待も思い入れもなく見たが、素直に認めよう、やっぱりMJは天才だった。

もう50になり、体は痩せ細っているのに昔どおりに踊れるダンスもすごいが、やっぱり歌手だったんだ、と再認識させる歌への思いが感じられるところが一番感動的。特にI just can't stop loving youなんて、「リハーサルなのに全力で歌わせないでくれ」と言うぐらい本気でもうぞくぞく。超一流のスタッフにサポートされつつ、しかしステージの完成形を把握しているのはMJというのもよくわかって、本当にアーティストだったんだ、と今更ながら思う。

よく会社のおやじが「オレがいなきゃ会社は回らない」なんてほざいていて、でも実際は会社組織なんて個人の一人や二人、突然いなくなったところで何事もなかったように回るものだが、天才的アーティストの場合はほとんど一つの産業を一身に背負ってるんだな、なんてくだらないことを思う。となればその重圧たるやすさまじいものに違いなく、まともな精神でいられるほうがおかしいかもしれない。

はじめこの映画のことを聞いた時、「コンサートで稼げなかったからといってリハーサルまで金にするのか」と思ったことに関しても反省。このリハの様子を見ればここまでがんばったMJを含むすべてのスタッフの姿を映像に残すことができて本当に良かったと思う。ここまで完成度の高いものを作っておいて、それが誰の目にも留まらずに消えてしまっていたらあまりにも悔しかっただろう。

MJの歌のほとんどを自分が知っていることにもちょっとした驚き。でも考えてみたらジャクソン5の頃からリアルタイムで知ってるんだもんな。

というわけで、映画を見終わった後はオーディオプログラムのMJ特集でまたマイケル三昧。

今更ながら、惜しい人を亡くしました。


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コメント (4)
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