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デイブレイカー (映画)

2010年11月06日 | 映画
© 2008 Lionsgate and Paradise Pty Limited, Film Finance Corporation Australia Limited and Pacific Film and Television Commission Pty Limited.

映画「デイブレイカー

イケメンながらこだわり派のイーサン・ホークが主演のこの映画。
タイトルから推測できるように、吸血鬼・ヴァンパイヤものです。

しかし「エクリプス」のような青春ものでも「インタビューウィズヴァンパイヤ」や「ポーの一族」のような男性同士の耽美ものでも、「ブレイド」シリーズのアクションものでもありません。
どちらかというとウィル・スミス主演の「アイアムレジェンド」に近い話です。人間をヴァンパイヤへ変貌させるウイルスを何とか食い止める新薬や代用血液を作り出そうとする研究者が主人公で、その苦悩と軌跡という点では同じ。
ただ、本人もヴァンパイヤなのが違うところ。常に人間の血を補給しないと、理性もなく、形状もコウモリ人間化してしまう本当の吸血鬼になってしまうのがひねってありますな。ヴァンパイヤだって人間から見たら「化け物」なのに、コウモリ人間を「あいつらは化け物だ」と言うのだから。

イーサン演じる主人公は代用血液を作りつつ、人間牧場で利益を生んでいる会社の方針や人間狩りをする兵士となった弟との考え方の違いに悩むんですな。
そんな時、人間の女性と知り合い、ヴァンパイヤから人間に戻れた男と出会うところから話が動き出します。この奇跡の男が個性的な演技派ウィレム・デフォー。彼の存在感がこの映画では俄然大きいです。

元に戻る秘密…ペニシリン発見に近いですが、追いつ追われつのチェイスやゾンビ映画的なウワーッと押し寄せてブチュ・バキッ・ゴロリ、というシーンも多いです。

さて、ラストは…。

11月27日より新宿バルト9他でロードショー


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