[7月2日18:00.天候:雷 東京都台東区上野 東京中央学園上野高校1F新聞部部室]
太田:「……それ以来、竹中さんは行方不明さ。でも、僕はあのお茶の産地であるインドに行ってるんだと思うね。今思えば、僕もあのお茶を飲んでおけば良かったと思ってるよ」
太田が話してくれたのは、『絶対にトイレに行かない男の話』だった。
既に卒業した竹中という男子生徒は、登校中、一度もトイレに行かない男ということで有名であったという。
当時まだ1年生だった太田は、3年生だったその竹中の秘密を探ろうとストーカー紛いのことをしていたが、ある日それがとうとうバレてしまった。
しかし竹中は怒るどころか、その秘密を教えてあげるという。
リサもこの話に興味を持った。
もしかしたらその竹中もまたBOWではないかと思ったのだ。
但し、リサのネーミングにもなったリサ・トレヴァーとは全く別のBOW。
例えば特異菌を操るエブリンは、その体の構造上、トイレに行くことはなかったという。
もしかしたら竹中もと思っていたのだが、そうではなかったようだ。
父親がインドに出張に行った際、土産に買って来た特殊なお茶を飲むと、トイレに行かなくて済むようになったという。
具体的にはそのお茶は、とある植物の豆を挽いたもので、飲むとその人体の中で豆が発芽し、体内に寄生する。
そしてその植物が体内の老廃物を吸い出してくれるので、トイレに行かずに済むのだということだった。
しかも、別にその植物に体や意識を乗っ取られるわけではないとのこと。
『こんな素晴らしいお茶、キミにも紹介してあげよう』ということで、竹中は太田を誘ったが、見た目にも不味そうな色合いであり、臭いも凄かったので、とても飲む気にはなれなかったという。
竹中もそれ以上は無理強いせず、太田もまた日常生活に戻った。
そして竹中は、ついに一度もトイレに行かないまま卒業。
家族共々、海外に引っ越して行ったという。
リサ:(インドか……。確かあそこでも、バイオテロの類って無かったっけ?)
太田:「何か質問はありますか?」
リサ:「はい。その……竹中さんのお父さんって、どこの会社で働いていたんですか?」
太田:「それは聞いてなかったな。何かの外資系の会社で、それで海外出張が多かったって話だ。家族共々海外に引っ越したというのも、その海外に転勤になったからだと聞いてるよ。僕はもしかしたら、インドじゃないかって思ってるんだけどね」
リサ:(アンブレラも外資系だ……。日本法人はあったけど)
田口:「ありがとうございました」
こうして、リサを含む6人の話が終わった。
しかし、7人目がやってくる気配は一向に無い。
時間も18時になってしまった。
夏の18時はまだ明るい時間帯であるのだが、何故か外は夕闇が既に迫っているかのような暗さであった。
それもそのはず。
窓の外からは雷鳴が聞こえ始めたからだ。
どうやらついに、ゲリラ豪雨が降って来るらしい。
豪雨くらいで東京の電車が止まることはないが、しかしなるべくなら遭わずに済むのが望ましい。
皆がそう思っていたのだろう。
田口が立ち上がり、最後の締めの挨拶をした。
田口:「皆さん、本日はお忙しい中、お集まり頂き、ありがとうございました。おかげさまで、良い記事が書けそうです。夏休み前の特集として、大きく取り上げさせて頂きますので、どうかご期待ください。それではお気をつけて……」
と、その時だった。
石上:「はぁ……はぁ……はぁ……!」
突然、部室のドアがいきなり開けられた。
そこから入って来たのは、汗だくで憔悴した石上暮美であった。
田口:「い、石上さん!?」
古堂:「オメェ、帰ったんじゃねぇのかよ!?」
新井:「嫌ですね。まだ愛原さんのことを狙っているのですか?」
太田:「ぼ、ぼぼ、暴力はダメだよォ……」
石上:「良かった……!まだ神田は来てないか……!」
古堂:「神田!?」
田口:「それって、7人目の方のことですか?」
石上:「7人目……!そうとも言えるし、言えないかもしれない……」
石上は最初に座っていて、今は空いている椅子に座った。
まるでフルマラソンに参加した後のようだ。
石上:「神田がここに向かっている!それを知らせに来たのよ!」
笠間:「はあ!?」
すると、部室のドアがノックされた。
リサ:「誰か来た!?」
石上:「うそでしょ!?いくら何でも早過ぎる!」
リサ:「そんなに恐ろしい人なんですか?」
石上:「恐ろしいも何も、そいつは……」
するとまたドアがノックされて、ドアが開けられた。
石上:「しまった!鍵を掛けるのを忘れてた!」
だが、入って来たのは神田という者ではなかった。
栗原蓮華:「失礼します。七不思議特集の取材会場はここでよろしいでしょうか?」
リサ:「栗原!……先輩!」
蓮華は左足が義足になっている。
これは霧生市のバイオハザードに巻き込まれた時、左足をリサ・トレヴァー『1番』に食い千切られたからである。
しかし義足ながら、所属は女子剣道部である。
しかも手に、麻袋に入った日本刀を持っていた。
蓮華:「私は栗原蓮華。2年3組に所属している者です。急きょ、『7人目の代理』として参りました」
古堂:「7人目の代わり?どういうことだ?」
蓮華:「本当の7人目は、まもなくここに来ます。ですが、来たら必ず災いが起こります。そうなる前に、その7人目がどういった人物なのかを説明させて頂くべく、ここに参りました」
石上:「そうだったの。あの神田からは、逃げてもムダだからね。誰か対応できる者がいないかと思ってここに来たけど、あんたがそうだったのね」
田口:「よく分かりませんが、このままでは7話目が分からず、困っていたところです。7話目をお話しして下さるのでしたら、是非お願いします」
蓮華:「分かった」
蓮華は7人目が座るはずの椅子に座った。
と、同時に麻袋から日本刀を取り出す。
これはもちろん、許可を得て所持しているものだ。
石上:「ふ……。私のカッターでは対処できないと思っていたら、日本刀を持って来たの。でも、それでも倒せるかしらね?」
蓮華:「それはやってみないと分かりません。さっきから既に名前が出ていますが、本当の7人目の名前は神田。神田拓郎と言います。生前、この学校の3年生であった人です」
リサ:「生前?」
本来の7人目が既に故人?
そして、リサに恐れず大型カッターを振り下ろした石上でさえ恐れる神田という人物とは一体?
そろそろ終盤に差し掛かる。
太田:「……それ以来、竹中さんは行方不明さ。でも、僕はあのお茶の産地であるインドに行ってるんだと思うね。今思えば、僕もあのお茶を飲んでおけば良かったと思ってるよ」
太田が話してくれたのは、『絶対にトイレに行かない男の話』だった。
既に卒業した竹中という男子生徒は、登校中、一度もトイレに行かない男ということで有名であったという。
当時まだ1年生だった太田は、3年生だったその竹中の秘密を探ろうとストーカー紛いのことをしていたが、ある日それがとうとうバレてしまった。
しかし竹中は怒るどころか、その秘密を教えてあげるという。
リサもこの話に興味を持った。
もしかしたらその竹中もまたBOWではないかと思ったのだ。
但し、リサのネーミングにもなったリサ・トレヴァーとは全く別のBOW。
例えば特異菌を操るエブリンは、その体の構造上、トイレに行くことはなかったという。
もしかしたら竹中もと思っていたのだが、そうではなかったようだ。
父親がインドに出張に行った際、土産に買って来た特殊なお茶を飲むと、トイレに行かなくて済むようになったという。
具体的にはそのお茶は、とある植物の豆を挽いたもので、飲むとその人体の中で豆が発芽し、体内に寄生する。
そしてその植物が体内の老廃物を吸い出してくれるので、トイレに行かずに済むのだということだった。
しかも、別にその植物に体や意識を乗っ取られるわけではないとのこと。
『こんな素晴らしいお茶、キミにも紹介してあげよう』ということで、竹中は太田を誘ったが、見た目にも不味そうな色合いであり、臭いも凄かったので、とても飲む気にはなれなかったという。
竹中もそれ以上は無理強いせず、太田もまた日常生活に戻った。
そして竹中は、ついに一度もトイレに行かないまま卒業。
家族共々、海外に引っ越して行ったという。
リサ:(インドか……。確かあそこでも、バイオテロの類って無かったっけ?)
太田:「何か質問はありますか?」
リサ:「はい。その……竹中さんのお父さんって、どこの会社で働いていたんですか?」
太田:「それは聞いてなかったな。何かの外資系の会社で、それで海外出張が多かったって話だ。家族共々海外に引っ越したというのも、その海外に転勤になったからだと聞いてるよ。僕はもしかしたら、インドじゃないかって思ってるんだけどね」
リサ:(アンブレラも外資系だ……。日本法人はあったけど)
田口:「ありがとうございました」
こうして、リサを含む6人の話が終わった。
しかし、7人目がやってくる気配は一向に無い。
時間も18時になってしまった。
夏の18時はまだ明るい時間帯であるのだが、何故か外は夕闇が既に迫っているかのような暗さであった。
それもそのはず。
窓の外からは雷鳴が聞こえ始めたからだ。
どうやらついに、ゲリラ豪雨が降って来るらしい。
豪雨くらいで東京の電車が止まることはないが、しかしなるべくなら遭わずに済むのが望ましい。
皆がそう思っていたのだろう。
田口が立ち上がり、最後の締めの挨拶をした。
田口:「皆さん、本日はお忙しい中、お集まり頂き、ありがとうございました。おかげさまで、良い記事が書けそうです。夏休み前の特集として、大きく取り上げさせて頂きますので、どうかご期待ください。それではお気をつけて……」
と、その時だった。
石上:「はぁ……はぁ……はぁ……!」
突然、部室のドアがいきなり開けられた。
そこから入って来たのは、汗だくで憔悴した石上暮美であった。
田口:「い、石上さん!?」
古堂:「オメェ、帰ったんじゃねぇのかよ!?」
新井:「嫌ですね。まだ愛原さんのことを狙っているのですか?」
太田:「ぼ、ぼぼ、暴力はダメだよォ……」
石上:「良かった……!まだ神田は来てないか……!」
古堂:「神田!?」
田口:「それって、7人目の方のことですか?」
石上:「7人目……!そうとも言えるし、言えないかもしれない……」
石上は最初に座っていて、今は空いている椅子に座った。
まるでフルマラソンに参加した後のようだ。
石上:「神田がここに向かっている!それを知らせに来たのよ!」
笠間:「はあ!?」
すると、部室のドアがノックされた。
リサ:「誰か来た!?」
石上:「うそでしょ!?いくら何でも早過ぎる!」
リサ:「そんなに恐ろしい人なんですか?」
石上:「恐ろしいも何も、そいつは……」
するとまたドアがノックされて、ドアが開けられた。
石上:「しまった!鍵を掛けるのを忘れてた!」
だが、入って来たのは神田という者ではなかった。
栗原蓮華:「失礼します。七不思議特集の取材会場はここでよろしいでしょうか?」
リサ:「栗原!……先輩!」
蓮華は左足が義足になっている。
これは霧生市のバイオハザードに巻き込まれた時、左足をリサ・トレヴァー『1番』に食い千切られたからである。
しかし義足ながら、所属は女子剣道部である。
しかも手に、麻袋に入った日本刀を持っていた。
蓮華:「私は栗原蓮華。2年3組に所属している者です。急きょ、『7人目の代理』として参りました」
古堂:「7人目の代わり?どういうことだ?」
蓮華:「本当の7人目は、まもなくここに来ます。ですが、来たら必ず災いが起こります。そうなる前に、その7人目がどういった人物なのかを説明させて頂くべく、ここに参りました」
石上:「そうだったの。あの神田からは、逃げてもムダだからね。誰か対応できる者がいないかと思ってここに来たけど、あんたがそうだったのね」
田口:「よく分かりませんが、このままでは7話目が分からず、困っていたところです。7話目をお話しして下さるのでしたら、是非お願いします」
蓮華:「分かった」
蓮華は7人目が座るはずの椅子に座った。
と、同時に麻袋から日本刀を取り出す。
これはもちろん、許可を得て所持しているものだ。
石上:「ふ……。私のカッターでは対処できないと思っていたら、日本刀を持って来たの。でも、それでも倒せるかしらね?」
蓮華:「それはやってみないと分かりません。さっきから既に名前が出ていますが、本当の7人目の名前は神田。神田拓郎と言います。生前、この学校の3年生であった人です」
リサ:「生前?」
本来の7人目が既に故人?
そして、リサに恐れず大型カッターを振り下ろした石上でさえ恐れる神田という人物とは一体?
そろそろ終盤に差し掛かる。
コロナワクチンの危険を法華講員がこれだけ訴えているのに、御住職からワクチンを接種しないで感染したらどう責任を取るのだと言われた。ならば宗門はワクチンに関して知見を持っての事なのかと問いたい?。持っていない。政府の政策に宗門は合わせているのでとのこと。
>「日蓮正宗とワクチン」②
私に責任が取れるかというなら、逆に摂取して感染した場合は責任が取れるかと言いたい。死亡者も多数出ている中で、この様な判断は誤りである。正しい知見が無ければ自主性に任せるべきです。この様な判断では組織は硬直化し、前には進めません。
>「日蓮正宗とワクチン」③
言う事は全て正しいとはなりません。法の上からは間違いはありませんし、私達は信服随従していかなければなりません。法の上では大変な修行をされていますが、仏法即生活ですから、生活即仏法になるのですが、世間法の隅々まで熟知していません。私はそれを述べているのです
日蓮正宗分裂のお知らせ。
分裂した場合、付き合い切れないので、顕正会にでも戻ろうかな。
私の信心の原点は顕正会にあるわけだし。
もっとも、世間体が悪過ぎて、イマイチ今の顕正会に戻りたいとも思わないw
>このまま御僧侶全員がワクチン接種したら、法を護り伝える人が全滅するのではないかと真剣に危惧しています。
で、そうなったとしても浅井会長はしぶとく生き残るだろうから、顕正会員達は、「やっぱり顕正会は正しかったんだ!南無浅井先生!」となるわけか……。
望む金色の夢~♪
これなら当たる……とは限らないな。
ふたりの海物語~♪