かまいたちの夜

　未だに外は雪が降り続いている。しかも何か、若干吹雪になっている感じが拭えない。
　今日は帰ってから、一歩も屋外に出てはいなかった。屋外で仕事に当たるハメになった同僚達にはお気の毒なことだが、自分も他人事ではいられない。仮にいられるとしたら、それは今日だけ。
　何故なら、私も明日はそのお気の毒な１人となるからだ。
　雪は夜半過ぎまで降り続けるという。無論やんだからってすぐ雪が解けるわけもなく、私が出勤する時にはほとんど今日と同じ状態の雪が積もっているということだ（いや、夜半過ぎまで降り続けるということは、今以上にまだこれから積もるということだ）。

　今日の東京競馬は中止だったという。しかし小倉競馬と京都競馬は開催したということだから、ウインズもオープンしたことだろうが……。
　いや、こんな都心でも吹雪くような日にオープンして、客来るのかいと思ったが、きっと来るんだろう。命知らずの団塊世代のオッサン達が……。
　私らはそんな世代達を命知らずと誹り、団塊世代は私らロスジェネ世代を「根性無し」と謗る。嗚呼、世代間格差よ（ちょっと違う）。

　いや、失礼。もっと命知らずな集団がいたな。吹雪でも浅井先生の為なら火の中、雪の中の顕正会員達が。浅井先生の為に死ねれば、それはイコール大聖人の為に殉教するのと同じことだから成仏できるんだったな。
　いや、いい。何も言うまい。実は宗門にも、似たような思考と行動力のある信徒が存在することが分かった。私から見れば、法の正邪に違いはあれど、やってることは同じだと思う。微笑ましく見える反面、厄介なものとも思える。
　ところで今日は、大石寺では御開扉ができたのだろうか。登山・下山が今日と明日は大変そうだから、それに当たった信徒の人達においては十分に気をつけて頂きたい。
　私の登山が来週なのは、これもある意味で運が良かったということになるのかな。来週は晴れるみたいだし。