[8月15日22:30.天候:晴 東京都板橋区成増 成増駅南口モスバーガー]
鈴木:「……それで、具体的に俺はエレーナに何をプレゼントすれば喜ばれる?ズバリ教えてくれ」
横田:「私の分析によりますと、普段モノトーン且つおとなしめの服を着ている女性ほど、下着は煌びやかなデザインを好む傾向があります(※)」
※ケンショーグリーンの勝手な分析です。健全な読者の皆様は、けして惑わされないように……。
鈴木:「そ、それで?」
横田:「私の知り合いにランジェリーショップを経営している者がおります。ええ、他のケンショーレンジャーには内緒ですよ。私の分析と知り合いの見立ての合わせ技があれば完璧です」
鈴木:「おおーっ!……だが、問題は彼女のサイズが分からない。ブラのサイズだって、AカップとかCカップとかあるわけだろ?まあ、明らかにマリアさんや後輩のリリ……何とかってヤツよりは大きいはずだが……」
横田:「御心配に及びません。これも私の調査にお任せください」
鈴木:「調査は是非よろしくと言いたいが、エレーナの機嫌を損ねるようなことは……」
横田:「ですから、何も心配はございませんよ。どうか、この私めにお任せください。鈴木さんは、報酬である【AKB48メンバーの1人の】使用済みブラショーツを1組用意して頂ければ良いのです」
鈴木:「分かった。それはこちらに任せてくれ」
横田:「必ずやあなたの恋愛、成功のお手伝いをさせて頂きましょう。大聖人様は全て御照覧あそばされておられるのです」
鈴木:「うむ。その通りだな」
[8月16日13:15.天候:晴 東京都江東区森下 ワンスターホテル]
エレーナ:「鈴木のヤツ、一体私に何をくれたんだろう?」
エレーナは早速包装を開けてみた。
エレーナ:「こ、これは!?」
それは青色を基調としたランジェリーだった。
箱を見れば、エレーナも聞いたことのある高級ランジェリーショップのものだから、それなりに値段の張るものなのだろう。
それにしても、だ。
エレーナ:「鈴木のヤツ……。もしかして、誰かに入れ知恵でもされたのか?」
結構鋭い魔道師なのだった。
エレーナ:「変な魔法とか掛かってないだろうな。……よし」
エレーナはA1サイズはある大きな紙に魔法陣を描いた。
そしてその上に鈴木からプレゼントされたぱかりの下着を置く。
エレーナ:「パペ、サタン、パペ、サタン、アレッペ!……魔法陣の上に置かれし物よ。魔法の力あればその正体を問わず、その姿を表せ。イン・パス!」
すると魔法陣が白く光り、それに下着が包まれる。
その後で魔法陣の色は青に変わった。
青色を基調とした下着が更に青く染まる。
エレーナ:「……特に何も無いってか。ふーむ……」
エレーナは試しに着用してみることにした。
もちろん、一旦は全裸になることになる。
エレーナ:「さすがは私でも知ってる評判の店のだ。なかなかいい着心地だな」
姿見に自分の下着姿を映してみる。
エレーナ:「あいつのセンス、なかなかいいじゃん。幸い私の契約悪魔も、青がシンボルカラーだからな。おい、マモン。着る服は下着でもいいんだろ?」
マモン:「さよう……」
マモンとはキリスト教における“七つの大罪”の悪魔の1つで、強欲を司るものである。
キリスト教においては特にシンボルカラーは決められていないが、ダンテ一門では青が指定されている。
その為、契約者は身に着けるもののどこかにシンボルカラーを入れなくてはならない掟があった。
例えばマリアの契約悪魔は緑なので、ブレザーやスカートなど、服にその色を使うことが多かったし、エレーナの場合はリボンやネクタイに青を使っていた。
エレーナ:「よし。サイズもピッタリだし、ヘビロテ用に使えそ……ん?」
ヘビロテとはヘビーローテーションの略なのではあるが、ここでは普段使い用という意味である。
そしてエレーナ、ここで1つの疑問を発生させた。
エレーナ:「あいつ、何で私の契約悪魔のカラーとサイズを知ってるんだ?」
マモン:「青はどこにでもある色だ。色に関しては、ただの偶然と言えるだろう……」
エレーナ:「色については百歩譲ってそれだとしても、何でサイズがピッタリなのかが分からない!」
マモン:「色々と調査したのだろうな」
エレーナ:「調査ぁ!?あいつのネットワークなんて……。! もしかして、稲生氏か!?確かマリアンナは私のサイズを知っていたはずだし……。この前、プールに行った時とかな」
更衣室で一緒に水着に着替えた際、互いのサイズを見たりしている。
エレーナ:「聞いてこよう!」
マモン:「仕事はどうする?」
エレーナ:「! 仕事が終わったら問い詰めてやる!」
マモン:「それで良い。日銭稼ぎは大事だ」
[8月17日21:00.天候:晴 東京都豊島区池袋 某カクテルバー]
キイッとドアを開けて、横田が無言で店内に入る。
そして、鈴木の隣に座った。
マスター:「いらっしゃいませ。ご注文は?」
横田:「カルピスソーダの甘酢あんかけ」
ズコーッ!(店内の客・店員全員がズッコケる)
横田:「失礼。マティーニで」
マスター:「か、かしこまりました」
マスターがマティーニを作っている間、レゲェパンチを飲んでいる鈴木が話し掛けた。
鈴木:「いきなりボケかますなよ」
横田:「失礼しました。本当は『うさぎ』とお答えしたかったのですが、ここは秋葉原ではないので……」
鈴木:「今度は秋葉原で話そうか」
鈴木は呆れ顔になった。
横田:「それより、私の働きぶりは如何でしたか?」
鈴木:「完璧だ。どうやら喜んでくれたらしいぞ」
横田:「お役に立てて何よりです。それより、例の物は……?」
鈴木:「おう」
鈴木が鞄の中を出す間、マスターがマティーニを持ってきた。
鈴木:「これだ」
カウンターの下を通して、鈴木は包み紙に入った『例のブツ』を渡した。
鈴木:「サービスで【AKB48メンバーの】写真付きだ」
横田:「さすがは鈴木さん!これで思い残すことはありません!」
鈴木:「大げさだな。芸能界は、裏で政財界とも繋がっているだけのことだよ。因みに、どうやってエレーナのサイズを測ったんだ?」
横田:「あー、申し訳ありません。それは企業秘密というもので……」
鈴木:「エレーナに手を出したりはしてないだろうな?」
横田:「心外な!もしそうだとしたならば、私はこの場にいませんよ?」
鈴木:「それもそうか……」
横田:「それより、ここはお互い上手く行ったということで、乾杯しましょう」
鈴木:「おう、そうだな」
鈴木と横田はカチンとグラスを合わせた。
[同日同時刻 天候:晴 ワンスターホテル]
リリアンヌはエレーナ専用の洗濯機の前にいた。
後輩として先輩弟子の服を洗うのである。
リリアンヌ:「フヒヒ……。今夜はエレーナ先輩は、稲生先輩達の所にお泊り……。その間、掃除と洗濯を完璧にこなす……。下着はネットに1枚ずつ入れて洗う……ん!?」
その時、エレーナの下着のうち、一組のブラショーツから異臭が漂って来たのに気づいた。
それは鈴木からプレゼントされたものとは違うものだった。
リリアンヌ:「こ、これは……!?」
それはリリアンヌも嗅いだことのある臭い。
幼少の頃、性的虐待を受けていた時に嫌と言うほど嗅がされた精液の臭い。
リリアンヌ:「な……何で!?」
[同日22:00. 再び池袋のカクテルバー]
横田:「クフフフフフ……!簡単なことですよ。本人の別の下着を借りパク……もとい、無断拝借してそのサイズを直接測れば良いのです……」
マスター:「お客様、お連れ様が酔い潰れておられますが、大丈夫ですか?」
鈴木:「…………」
横田:「ああ、大丈夫ですよ。団体は違えど、同じ日蓮大聖人の仏法を実践させて頂いている仏弟子です。見捨てたりはしませんよ。クフフフフフフフ……」
これは……グッドエンドってことで良いのだろうか?
鈴木:「……それで、具体的に俺はエレーナに何をプレゼントすれば喜ばれる?ズバリ教えてくれ」
横田:「私の分析によりますと、普段モノトーン且つおとなしめの服を着ている女性ほど、下着は煌びやかなデザインを好む傾向があります(※)」
※ケンショーグリーンの勝手な分析です。健全な読者の皆様は、けして惑わされないように……。
鈴木:「そ、それで?」
横田:「私の知り合いにランジェリーショップを経営している者がおります。ええ、他のケンショーレンジャーには内緒ですよ。私の分析と知り合いの見立ての合わせ技があれば完璧です」
鈴木:「おおーっ!……だが、問題は彼女のサイズが分からない。ブラのサイズだって、AカップとかCカップとかあるわけだろ?まあ、明らかにマリアさんや後輩のリリ……何とかってヤツよりは大きいはずだが……」
横田:「御心配に及びません。これも私の調査にお任せください」
鈴木:「調査は是非よろしくと言いたいが、エレーナの機嫌を損ねるようなことは……」
横田:「ですから、何も心配はございませんよ。どうか、この私めにお任せください。鈴木さんは、報酬である【AKB48メンバーの1人の】使用済みブラショーツを1組用意して頂ければ良いのです」
鈴木:「分かった。それはこちらに任せてくれ」
横田:「必ずやあなたの恋愛、成功のお手伝いをさせて頂きましょう。大聖人様は全て御照覧あそばされておられるのです」
鈴木:「うむ。その通りだな」
[8月16日13:15.天候:晴 東京都江東区森下 ワンスターホテル]
エレーナ:「鈴木のヤツ、一体私に何をくれたんだろう?」
エレーナは早速包装を開けてみた。
エレーナ:「こ、これは!?」
それは青色を基調としたランジェリーだった。
箱を見れば、エレーナも聞いたことのある高級ランジェリーショップのものだから、それなりに値段の張るものなのだろう。
それにしても、だ。
エレーナ:「鈴木のヤツ……。もしかして、誰かに入れ知恵でもされたのか?」
結構鋭い魔道師なのだった。
エレーナ:「変な魔法とか掛かってないだろうな。……よし」
エレーナはA1サイズはある大きな紙に魔法陣を描いた。
そしてその上に鈴木からプレゼントされたぱかりの下着を置く。
エレーナ:「パペ、サタン、パペ、サタン、アレッペ!……魔法陣の上に置かれし物よ。魔法の力あればその正体を問わず、その姿を表せ。イン・パス!」
すると魔法陣が白く光り、それに下着が包まれる。
その後で魔法陣の色は青に変わった。
青色を基調とした下着が更に青く染まる。
エレーナ:「……特に何も無いってか。ふーむ……」
エレーナは試しに着用してみることにした。
もちろん、一旦は全裸になることになる。
エレーナ:「さすがは私でも知ってる評判の店のだ。なかなかいい着心地だな」
姿見に自分の下着姿を映してみる。
エレーナ:「あいつのセンス、なかなかいいじゃん。幸い私の契約悪魔も、青がシンボルカラーだからな。おい、マモン。着る服は下着でもいいんだろ?」
マモン:「さよう……」
マモンとはキリスト教における“七つの大罪”の悪魔の1つで、強欲を司るものである。
キリスト教においては特にシンボルカラーは決められていないが、ダンテ一門では青が指定されている。
その為、契約者は身に着けるもののどこかにシンボルカラーを入れなくてはならない掟があった。
例えばマリアの契約悪魔は緑なので、ブレザーやスカートなど、服にその色を使うことが多かったし、エレーナの場合はリボンやネクタイに青を使っていた。
エレーナ:「よし。サイズもピッタリだし、ヘビロテ用に使えそ……ん?」
ヘビロテとはヘビーローテーションの略なのではあるが、ここでは普段使い用という意味である。
そしてエレーナ、ここで1つの疑問を発生させた。
エレーナ:「あいつ、何で私の契約悪魔のカラーとサイズを知ってるんだ?」
マモン:「青はどこにでもある色だ。色に関しては、ただの偶然と言えるだろう……」
エレーナ:「色については百歩譲ってそれだとしても、何でサイズがピッタリなのかが分からない!」
マモン:「色々と調査したのだろうな」
エレーナ:「調査ぁ!?あいつのネットワークなんて……。! もしかして、稲生氏か!?確かマリアンナは私のサイズを知っていたはずだし……。この前、プールに行った時とかな」
更衣室で一緒に水着に着替えた際、互いのサイズを見たりしている。
エレーナ:「聞いてこよう!」
マモン:「仕事はどうする?」
エレーナ:「! 仕事が終わったら問い詰めてやる!」
マモン:「それで良い。日銭稼ぎは大事だ」
[8月17日21:00.天候:晴 東京都豊島区池袋 某カクテルバー]
キイッとドアを開けて、横田が無言で店内に入る。
そして、鈴木の隣に座った。
マスター:「いらっしゃいませ。ご注文は?」
横田:「カルピスソーダの甘酢あんかけ」
ズコーッ!(店内の客・店員全員がズッコケる)
横田:「失礼。マティーニで」
マスター:「か、かしこまりました」
マスターがマティーニを作っている間、レゲェパンチを飲んでいる鈴木が話し掛けた。
鈴木:「いきなりボケかますなよ」
横田:「失礼しました。本当は『うさぎ』とお答えしたかったのですが、ここは秋葉原ではないので……」
鈴木:「今度は秋葉原で話そうか」
鈴木は呆れ顔になった。
横田:「それより、私の働きぶりは如何でしたか?」
鈴木:「完璧だ。どうやら喜んでくれたらしいぞ」
横田:「お役に立てて何よりです。それより、例の物は……?」
鈴木:「おう」
鈴木が鞄の中を出す間、マスターがマティーニを持ってきた。
鈴木:「これだ」
カウンターの下を通して、鈴木は包み紙に入った『例のブツ』を渡した。
鈴木:「サービスで【AKB48メンバーの】写真付きだ」
横田:「さすがは鈴木さん!これで思い残すことはありません!」
鈴木:「大げさだな。芸能界は、裏で政財界とも繋がっているだけのことだよ。因みに、どうやってエレーナのサイズを測ったんだ?」
横田:「あー、申し訳ありません。それは企業秘密というもので……」
鈴木:「エレーナに手を出したりはしてないだろうな?」
横田:「心外な!もしそうだとしたならば、私はこの場にいませんよ?」
鈴木:「それもそうか……」
横田:「それより、ここはお互い上手く行ったということで、乾杯しましょう」
鈴木:「おう、そうだな」
鈴木と横田はカチンとグラスを合わせた。
[同日同時刻 天候:晴 ワンスターホテル]
リリアンヌはエレーナ専用の洗濯機の前にいた。
後輩として先輩弟子の服を洗うのである。
リリアンヌ:「フヒヒ……。今夜はエレーナ先輩は、稲生先輩達の所にお泊り……。その間、掃除と洗濯を完璧にこなす……。下着はネットに1枚ずつ入れて洗う……ん!?」
その時、エレーナの下着のうち、一組のブラショーツから異臭が漂って来たのに気づいた。
それは鈴木からプレゼントされたものとは違うものだった。
リリアンヌ:「こ、これは……!?」
それはリリアンヌも嗅いだことのある臭い。
幼少の頃、性的虐待を受けていた時に嫌と言うほど嗅がされた精液の臭い。
リリアンヌ:「な……何で!?」
[同日22:00. 再び池袋のカクテルバー]
横田:「クフフフフフ……!簡単なことですよ。本人の別の下着を借りパク……もとい、無断拝借してそのサイズを直接測れば良いのです……」
マスター:「お客様、お連れ様が酔い潰れておられますが、大丈夫ですか?」
鈴木:「…………」
横田:「ああ、大丈夫ですよ。団体は違えど、同じ日蓮大聖人の仏法を実践させて頂いている仏弟子です。見捨てたりはしませんよ。クフフフフフフフ……」
これは……グッドエンドってことで良いのだろうか?
いや、別に仕事に行くわけでも、川口オートレースに行くわけでもない。
ちょっとしたイベントが銀座で行われることになって、それに参加する所なんだな。
鉄仲間に紹介されたのだが、別に鉄道でもバスでもない。
面白かったら、詳しく語らせて頂こう。
あれはシゴキつ~かパワハラつ~か精神論つ~か、JR西はオブラートに包んで言ってもアホだとは思うが、それはそれとズバリ!俺、やってみてえw
たぶん鉄ヲタなら大抵のヤツはやりたがると思うぞ。そもそも新幹線トンネルからしてフツ~は立入れねえし、300kmの衝撃をナマ身で体感できるなんて(プラ製の貧弱な防具はあるらしい)、こりゃ鉄ヲタ釣りでいい商売になるんじゃね~かw
いっそだな。運転シミュレーションの上級者を、本当に本物の300km運転台に座らせるってのはどうだ?上級者だけにトンネルをビビらず高速突入なのはいいが、「あっグモっちった!マジかよ。つ~かなんでトンネルにヲタ居るんだよ?あ~あ報告書ダリ~」ってな事になるかもしれんがw
タカ線の上野始発を狙い、グリーン車に乗車なうです。
山陽新幹線のあれは本当にエクストリームですよね。
多分、どんなアトラクションにも負けないんじゃないのでしょうか。
絶叫マシンの好きな人は、逆に志願するかもですね。
私は純粋にトンネルに入ってみたいです。
追伸:ポテンヒットさんの原作キャラを使わせて頂き、ありがとうございます。