ポテンヒット氏の力作、ケンショーレンジャーには本当に笑わせて頂いた。本当に感謝している。“あっつぁの顕正会体験記”も休止中のようなので、是非とも私のブログでよろしかったら、どんどん活用して頂きたい。
ポテンヒット氏の作品は私のものと同様、フィクションであるが、一部ノンフィクションも入っている。私の本業が警備業なのは事実である。もっとも、勤務先は専ら都内であり、大宮競輪場にはいないので悪しからず。
そして、予想マンの言う通り、この職業は【自己検閲により削除】
ケンショーレンジャー内での私は悪に加担して10万円の報酬を得ているが、実際にそういう輩がいるのも事実である。
詳細はこれ以上明かせないが、なかなか闇に隠れている部分多く存在する業界なのもまた事実である。
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“新人魔王の奮闘記”より。
共和党大会。アルカディア王国は立憲君主制であり、政党は1つだけの一党制である。共和党という名前からして、『王制を廃止し、共和制を目指す』政党のように思われるが、そんなことはない。ただ単に、『共に和やかな国作りをしましょう』みたいな意味合いの共和党である。
基本的にはルーシーのような魔王が上意下達で政治を進めて行くのだが、党と王室との取り決めは議会で行う。それが党大会である。
またその日がやってきたのだが、今日は何かが違った。議場内が落ち着かない。春明も困惑していたし、臨席して玉座に座っているルーシーも苛立っていた。
「アベ首相。まだなの?」
ルーシーは委員長席に座るアベを呼びつけた。
「申し訳ありません。もう少し、お待ち頂けますか?」
「時間にルーズな男は嫌いよ」
ルーシーは、とある空席を睨みつけた。それは何と、司会者席だった。
「おい、チェレンコフ。お前、代わりに司会やれ。このままだと、陛下が……」
春明はロシア出身の共和党総務に言った。
「えっ!?いや、無理っすよ!司会なんてやったことないし……!」
「矢島総務は!?アデランスは!?」
「あのアデランス、あと10秒以内に来なかったら……!」
議場内に地響きが起きる。ルーシーの苛立ちは頂点に達し、体から妖力があふれ出していた。
すると議会衛兵が慌ててやってきた。
「アデラン……もとい、矢島総務到着です!」
「来たか!」
〔「これより、第4回共和党大会を実施致します」〕
何事も無く開会宣言をするアデランスにズッコケる議員達。
「遅れて来たことに対して、何の説明も無しか!」
「何とか言えよ、アデランス!」
「陛下がお怒りだぞ!」
議員達から当然ながらヤジが飛んだ。
〔「不肖私、実は人間界に出張しておりました」〕
「えっ!?」
「何だって!?」
〔「日本国に対する不法征服を企むソッカーに対し、ケンショーレンジャーの一員として参戦してきた次第であり、真に大感激であります」〕
「なに言ってんだ、お前!」
〔「埼玉県さいたま市大宮区にございます、大宮競輪場を舞台としたソッカーの侵攻を見事食い止めたケンショーレンジャーの戦いは、見事大感動としか言いようがありませんでした」〕
「お、おい、誰かあのアデランスを摘み出せ」
春明は衛兵達に命令した。
〔「しかしながらソッカーの野望は未だ衰えは見せず、ここで……」〕
しかし、アデランスはズルズルと衛兵達に引きずられていった。
「チェレンコフ、やっぱ頼むわ」
「……承知しました」
チェレンコフが司会を代行する。
そして、ルーシーの演説の番がやってくる。
「まず、共和党の党員達は人間界に行く場合、まともな活動をしてくるように!」
アデランスがソッカーとの戦いに粛々と参戦し、粛々と立ち去ったのは党大会が控えていたからのようである。
尚、第5回党大会が開催されるまで、アデランスの姿を見た者は誰もいない……。
〔「最後に安倍春明委員長より、お願い致します」〕
「実は皆さんに提案があります。次回の党大会で、正式に陛下の戴冠式を考えているんです」
「What!?」
春明の発言に議員達はもちろん、ルーシー自身も驚いた。
「ルーシー陛下の今の立場は、前・魔王ヴァール大帝の“代役”とされています。しかし、魔族や亜人はともかく、我々人間にとってその任用期間数百年は長いです。人間の歴史において、数百年というのは1つの王朝が勃興して没落する1つの期間でもあります。で、あるなら、我々共和党議会で、陛下を正式にアルカディア王国女王位を授けるというのはどうかと」
一瞬の間を置いて、議場内で拍手が起きた。
「では次回の党大会で、戴冠式を開催します。陛下、よろしいですね?」
「いいも何も……議会でそう決まったのなら」
「では……」
春明はルーシーの隣に控えた。そして、耳打ちする。
「キミを正式に魔王に担ぎ上げる。これで、キミを勘当した両親を見返せるだろ?」
「……知ってたの!」
ポテンヒット氏の作品は私のものと同様、フィクションであるが、一部ノンフィクションも入っている。私の本業が警備業なのは事実である。もっとも、勤務先は専ら都内であり、大宮競輪場にはいないので悪しからず。
そして、予想マンの言う通り、この職業は【自己検閲により削除】
ケンショーレンジャー内での私は悪に加担して10万円の報酬を得ているが、実際にそういう輩がいるのも事実である。
詳細はこれ以上明かせないが、なかなか闇に隠れている部分多く存在する業界なのもまた事実である。
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“新人魔王の奮闘記”より。
共和党大会。アルカディア王国は立憲君主制であり、政党は1つだけの一党制である。共和党という名前からして、『王制を廃止し、共和制を目指す』政党のように思われるが、そんなことはない。ただ単に、『共に和やかな国作りをしましょう』みたいな意味合いの共和党である。
基本的にはルーシーのような魔王が上意下達で政治を進めて行くのだが、党と王室との取り決めは議会で行う。それが党大会である。
またその日がやってきたのだが、今日は何かが違った。議場内が落ち着かない。春明も困惑していたし、臨席して玉座に座っているルーシーも苛立っていた。
「アベ首相。まだなの?」
ルーシーは委員長席に座るアベを呼びつけた。
「申し訳ありません。もう少し、お待ち頂けますか?」
「時間にルーズな男は嫌いよ」
ルーシーは、とある空席を睨みつけた。それは何と、司会者席だった。
「おい、チェレンコフ。お前、代わりに司会やれ。このままだと、陛下が……」
春明はロシア出身の共和党総務に言った。
「えっ!?いや、無理っすよ!司会なんてやったことないし……!」
「矢島総務は!?アデランスは!?」
「あのアデランス、あと10秒以内に来なかったら……!」
議場内に地響きが起きる。ルーシーの苛立ちは頂点に達し、体から妖力があふれ出していた。
すると議会衛兵が慌ててやってきた。
「アデラン……もとい、矢島総務到着です!」
「来たか!」
〔「これより、第4回共和党大会を実施致します」〕
何事も無く開会宣言をするアデランスにズッコケる議員達。
「遅れて来たことに対して、何の説明も無しか!」
「何とか言えよ、アデランス!」
「陛下がお怒りだぞ!」
議員達から当然ながらヤジが飛んだ。
〔「不肖私、実は人間界に出張しておりました」〕
「えっ!?」
「何だって!?」
〔「日本国に対する不法征服を企むソッカーに対し、ケンショーレンジャーの一員として参戦してきた次第であり、真に大感激であります」〕
「なに言ってんだ、お前!」
〔「埼玉県さいたま市大宮区にございます、大宮競輪場を舞台としたソッカーの侵攻を見事食い止めたケンショーレンジャーの戦いは、見事大感動としか言いようがありませんでした」〕
「お、おい、誰かあのアデランスを摘み出せ」
春明は衛兵達に命令した。
〔「しかしながらソッカーの野望は未だ衰えは見せず、ここで……」〕
しかし、アデランスはズルズルと衛兵達に引きずられていった。
「チェレンコフ、やっぱ頼むわ」
「……承知しました」
チェレンコフが司会を代行する。
そして、ルーシーの演説の番がやってくる。
「まず、共和党の党員達は人間界に行く場合、まともな活動をしてくるように!」
アデランスがソッカーとの戦いに粛々と参戦し、粛々と立ち去ったのは党大会が控えていたからのようである。
尚、第5回党大会が開催されるまで、アデランスの姿を見た者は誰もいない……。
〔「最後に安倍春明委員長より、お願い致します」〕
「実は皆さんに提案があります。次回の党大会で、正式に陛下の戴冠式を考えているんです」
「What!?」
春明の発言に議員達はもちろん、ルーシー自身も驚いた。
「ルーシー陛下の今の立場は、前・魔王ヴァール大帝の“代役”とされています。しかし、魔族や亜人はともかく、我々人間にとってその任用期間数百年は長いです。人間の歴史において、数百年というのは1つの王朝が勃興して没落する1つの期間でもあります。で、あるなら、我々共和党議会で、陛下を正式にアルカディア王国女王位を授けるというのはどうかと」
一瞬の間を置いて、議場内で拍手が起きた。
「では次回の党大会で、戴冠式を開催します。陛下、よろしいですね?」
「いいも何も……議会でそう決まったのなら」
「では……」
春明はルーシーの隣に控えた。そして、耳打ちする。
「キミを正式に魔王に担ぎ上げる。これで、キミを勘当した両親を見返せるだろ?」
「……知ってたの!」
朝早くからの仕事を終え、ようやく帰宅と相成った由。
高崎線はE233系である。しかし、ふと気づいたことがある。高崎線は宇都宮線より混んでいるのに、10両編成とかケチってね?