[5月8日17時00分 天候:晴 沖縄県糸満市 平和祈念公園→貸切バス車内]
男子生徒A「海のバカヤロー!!」
男子生徒B「受験が何だーっ!」
男子生徒C「中間テストが何だーっ!」
公園の展望台から海に向かって叫ぶ修学旅行生達。
リサ「きゃーっ!突然の強い海風~先生!わたしのパンツ見たでしょ~」
愛原「いや、ブルマ穿いてんだろ」
レイチェルも含めて、皆してお揃いの緑ブルマをスカートの下に穿いているのだった。
そんなことあって、出発の時間になる。
バスガイド「それでは皆様、お揃いになりましたので、出発致します。バスはこれより、皆様の宿泊先、那覇市内の沖縄ホテルへと参ります。沖縄ホテルまでの所要時間は、およそ1時間を予定しております。皆様、東京からはるばる長旅でお疲れでしょうから、どうぞ到着まで、ごゆっくりお寛ぎくださいませ」
修学旅行生達を乗せた2台のバスは、平和祈念公園をあとにした。
リサ「あー!久しぶりに広い所で走った!」
愛原「それはそれは……」
リサ「本当に沖縄に来ると、解放的になるねぇ!」
愛原「そうだな」
リサ「エレンも、肩出しの服とか、随分とラフな服を着るようになったみたいだし……」
愛原「もう『御嬢様』ではないからな。まあ、パールから見れば『御嬢様』なんだろうが」
リサ「うん」
淀橋「リサー、斉藤……じゃなかった。エレンさんの歓迎会なんだけど……」
リサ「しれっと今夜の夕食会に紛れ込ませるか」
愛原「いや、堂々と入っていいことになった!これも姉妹校の1つ、沖縄中央学園との交流の一環だよ。……って、言っておくか」
私は席を立つと、バスガイドに頼んで、マイクを貸してもらった。
愛原「えー、皆さん、修学旅行初日お疲れさまです。PTA会長の愛原です。今夜の夕食はホテルの宴会場で皆さん食べて頂くわけですが、御存知の通り、この沖縄県の那覇市内には、東京中央学園の姉妹校である沖縄中央学園中学・高校があります。夕食会においては、そこの高等部の代表の方数名にお越し頂きます。皆さんに対する差し入れもありますので、ご期待ください」
リサ「お兄ちゃん、その中にエレンもいるってこと?」
高橋「そういうことだな。あのレズガキ1人だけ呼ぶのも怪しいだろ?だったらいっそのこと、そいつの友達も連れて来て、学校間交流ってことにしときゃ、上手く誤魔化せんだろって先生の名推理だ」
リサ「それ、推理って言う?……でもまあ、そういうことか。……ん?それってもしかして、『魔王軍沖縄支部』?」
高橋「知らねーよ」
愛原「……えー、ここでリクエストにお応え致しまして、1番、愛原学、『ハイサイおじさん』歌います」
男子生徒D「いよっ、待ってました!」
男子生徒E「会長、頑張れー!」
高橋「おい、オメーラ!拍手が足んねーぞ!!」
リサ「えぇえぇえ!?」
レイチェル「Oh...楽しそうデスね」
[5月8日18時00分 天候:晴 沖縄県那覇市大道 沖縄ホテル]
バスガイド「皆様、本日はお疲れさまでした。バスは皆様の御宿泊先、沖縄ホテルに到着してございます。ドアが開くまで、今しばらくお席にてお待ちくださいませ」
予定通り、1時間ほどで到着した。
リサ「あー、疲れた。お腹空いたー」
愛原「部屋に入ったら、すぐに夕食会の準備だろうな」
そしてバスが止まり、ドアが開く。
愛原「俺達は皆の忘れ物が無いかどうか確認してから降りるからな?」
高橋「はい!」
私は、まずはリサとレイチェルが座っていた席を確認した。
愛原「ん?!」
すると、そこにはある物が置いてあった。
緑色のブルマ。
どうやら、リサが穿いていたものらしい。
あいつめ、いつの間に脱いだんだ?
私がカラオケで盛り上がってる間だろうな。
レイチェルは何して……ん!?
レイチェルの席には、色合いが違うものの、同じ緑色のブルマが置かれていた。
恐らく学校体育用に買ったものではなく、リサに唆されて購入したものだろう。
一応、東京中央学園の校則として、スカートの下には下着の上に重ね穿きをしなければならないというものがある。
大多数の生徒はスパッツを穿いているのだが、リサやそれ率いる『魔王軍』のメンバーはブルマである。
ところが欧米人は、下着の上にオーバーパンツを穿く習慣は一般的ではない。
レイチェルも、リサに唆されて購入したという経緯がある。
とにかく、これは意図的だと思われるので、厳しく注意しておこう。
愛原「オマエは修学旅行で何フザけたことしてんだーっ!」
スパーン!(丸めた新聞紙『沖縄タイムス』でリサの後頭部を引っ叩く)
リサ「あたぁ!?……だって暑いんだもん!」
愛原「スカートの下にオーバーパンツを穿かないのは校則違反だ!」
当初は体操服やオーバーパンツを『スパッツ』や『クォーターパンツ』としていた東京中央学園だが、リサ達『魔王軍』のブルマ復活運動により、それらの文言が削除された。
つまり、『任意でブルマを穿いてもいい』という解釈ができるようになった。
愛原「レイチェルも!」
レイチェル「I’m Sorry!リサが、『こうすれば愛原センセイが喜ぶ』と言っていたもので……」
リサ「あーっ!レイチェル!ヒトのせいにする!」
淀橋「いや、ヒトじゃないでしょ」
小島「さすがに、『バスの中で脱ぐのはマズい』とは言っておきましたからね」
坂上「後で反省文書かせますので」
愛原「お願いします」
倉田「あなた達!校則違反は反省文ですからね!」
リサ「へーい……」
レイチェル「Yes,sir.」
何はともあれ、取りあえずホテルの中に……。
男子生徒A「海のバカヤロー!!」
男子生徒B「受験が何だーっ!」
男子生徒C「中間テストが何だーっ!」
公園の展望台から海に向かって叫ぶ修学旅行生達。
リサ「きゃーっ!突然の強い海風~先生!わたしのパンツ見たでしょ~」
愛原「いや、ブルマ穿いてんだろ」
レイチェルも含めて、皆してお揃いの緑ブルマをスカートの下に穿いているのだった。
そんなことあって、出発の時間になる。
バスガイド「それでは皆様、お揃いになりましたので、出発致します。バスはこれより、皆様の宿泊先、那覇市内の沖縄ホテルへと参ります。沖縄ホテルまでの所要時間は、およそ1時間を予定しております。皆様、東京からはるばる長旅でお疲れでしょうから、どうぞ到着まで、ごゆっくりお寛ぎくださいませ」
修学旅行生達を乗せた2台のバスは、平和祈念公園をあとにした。
リサ「あー!久しぶりに広い所で走った!」
愛原「それはそれは……」
リサ「本当に沖縄に来ると、解放的になるねぇ!」
愛原「そうだな」
リサ「エレンも、肩出しの服とか、随分とラフな服を着るようになったみたいだし……」
愛原「もう『御嬢様』ではないからな。まあ、パールから見れば『御嬢様』なんだろうが」
リサ「うん」
淀橋「リサー、斉藤……じゃなかった。エレンさんの歓迎会なんだけど……」
リサ「しれっと今夜の夕食会に紛れ込ませるか」
愛原「いや、堂々と入っていいことになった!これも姉妹校の1つ、沖縄中央学園との交流の一環だよ。……って、言っておくか」
私は席を立つと、バスガイドに頼んで、マイクを貸してもらった。
愛原「えー、皆さん、修学旅行初日お疲れさまです。PTA会長の愛原です。今夜の夕食はホテルの宴会場で皆さん食べて頂くわけですが、御存知の通り、この沖縄県の那覇市内には、東京中央学園の姉妹校である沖縄中央学園中学・高校があります。夕食会においては、そこの高等部の代表の方数名にお越し頂きます。皆さんに対する差し入れもありますので、ご期待ください」
リサ「お兄ちゃん、その中にエレンもいるってこと?」
高橋「そういうことだな。あのレズガキ1人だけ呼ぶのも怪しいだろ?だったらいっそのこと、そいつの友達も連れて来て、学校間交流ってことにしときゃ、上手く誤魔化せんだろって先生の名推理だ」
リサ「それ、推理って言う?……でもまあ、そういうことか。……ん?それってもしかして、『魔王軍沖縄支部』?」
高橋「知らねーよ」
愛原「……えー、ここでリクエストにお応え致しまして、1番、愛原学、『ハイサイおじさん』歌います」
男子生徒D「いよっ、待ってました!」
男子生徒E「会長、頑張れー!」
高橋「おい、オメーラ!拍手が足んねーぞ!!」
リサ「えぇえぇえ!?」
レイチェル「Oh...楽しそうデスね」
[5月8日18時00分 天候:晴 沖縄県那覇市大道 沖縄ホテル]
バスガイド「皆様、本日はお疲れさまでした。バスは皆様の御宿泊先、沖縄ホテルに到着してございます。ドアが開くまで、今しばらくお席にてお待ちくださいませ」
予定通り、1時間ほどで到着した。
リサ「あー、疲れた。お腹空いたー」
愛原「部屋に入ったら、すぐに夕食会の準備だろうな」
そしてバスが止まり、ドアが開く。
愛原「俺達は皆の忘れ物が無いかどうか確認してから降りるからな?」
高橋「はい!」
私は、まずはリサとレイチェルが座っていた席を確認した。
愛原「ん?!」
すると、そこにはある物が置いてあった。
緑色のブルマ。
どうやら、リサが穿いていたものらしい。
あいつめ、いつの間に脱いだんだ?
私がカラオケで盛り上がってる間だろうな。
レイチェルは何して……ん!?
レイチェルの席には、色合いが違うものの、同じ緑色のブルマが置かれていた。
恐らく学校体育用に買ったものではなく、リサに唆されて購入したものだろう。
一応、東京中央学園の校則として、スカートの下には下着の上に重ね穿きをしなければならないというものがある。
大多数の生徒はスパッツを穿いているのだが、リサやそれ率いる『魔王軍』のメンバーはブルマである。
ところが欧米人は、下着の上にオーバーパンツを穿く習慣は一般的ではない。
レイチェルも、リサに唆されて購入したという経緯がある。
とにかく、これは意図的だと思われるので、厳しく注意しておこう。
愛原「オマエは修学旅行で何フザけたことしてんだーっ!」
スパーン!(丸めた新聞紙『沖縄タイムス』でリサの後頭部を引っ叩く)
リサ「あたぁ!?……だって暑いんだもん!」
愛原「スカートの下にオーバーパンツを穿かないのは校則違反だ!」
当初は体操服やオーバーパンツを『スパッツ』や『クォーターパンツ』としていた東京中央学園だが、リサ達『魔王軍』のブルマ復活運動により、それらの文言が削除された。
つまり、『任意でブルマを穿いてもいい』という解釈ができるようになった。
愛原「レイチェルも!」
レイチェル「I’m Sorry!リサが、『こうすれば愛原センセイが喜ぶ』と言っていたもので……」
リサ「あーっ!レイチェル!ヒトのせいにする!」
淀橋「いや、ヒトじゃないでしょ」
小島「さすがに、『バスの中で脱ぐのはマズい』とは言っておきましたからね」
坂上「後で反省文書かせますので」
愛原「お願いします」
倉田「あなた達!校則違反は反省文ですからね!」
リサ「へーい……」
レイチェル「Yes,sir.」
何はともあれ、取りあえずホテルの中に……。
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