[8月13日07:00.天候:晴 ホテルメトロポリタン仙台・客室]
シンディ:「社長、朝ですよ。起きてください」
シンディは敷島を起こしに来た。
エミリーは平賀に付いていたので、今夜の同衾護衛はシンディである。
敷島:「……あと5分」
シンディ:「ダメですよ。早く起きて頂きませんと、七海式強制起床法発動しますよ?」
敷島:「おおっと!そいつァ危険だ!起きよう起きよう」
シンディ:「おはようございます」
因みに七海式強制起床法とは、平賀の試作したメイドロイド七海が稼働実験中にやらかした平賀への起床法である。
具体的には平賀を起こす際、寝起きの悪い平賀の口をこじ開け、醤油を流し込むというもの。
誰かに教えてもらったわけでもないのに、どうして七海がこの起床法を思いついたのか未だ不明である。
さすがのエミリーやシンディも、そのポンコツぶりには呆れた。
今ではだいぶ学習能力も向上し、日本初のメイドロイドとして、量産機の後輩達からハウスキーパー扱いされるほどになっているとか。
尚、七海式強制起床法がメイドロイド達の間に流行したことがあり、平賀達が火消しに走ったこともある。
これは平賀が七海を連れてメイドロイドのプレゼンを行った際、七海式強制起床法の話でユーザー達が大ウケしたことにより、メイドロイド達が大いなる誤解をした為だということになっている。
ユーザー達は単なる笑い話としてウケただけなのだが、メイドロイド達は「そうすることで御主人様達が喜ぶ」と誤解した為。
敷島:「……ってか、ホテルの客室に醤油は無いだろ」
シンディ:「その通りです。さ、早く朝のお支度を」
敷島:「全く……」
敷島はバスルームに入った。
その間、シンディは敷島の寝ていたベッドを整える。
ホテルなのだから別にそこまでしなくてもと思うだろうが、それが彼女達の習慣なのである。
[同日07:30.天候:晴 同ホテル2F]
井辺:「社長、おはようございます」
敷島:「ああ、おはよう。一緒に食べるか。今日は和食にしようと思ってるんだけども」
井辺:「はい。御相伴に預かります」
敷島と平賀はテーブル席に向かい合って座った。
井辺:「エミリーさんは戻らなかったようですね」
敷島:「そうなのか。メイドロイドを簡素化したものとはいえ、それが暴走したってんだから大変だろうな」
井辺:「その暴走ロイドは見つかったのでしょうか?」
敷島:「いや、まだだろうな。テレビでもやってなかったし、何よりGPSを搭載していないもんだから捜しようがない」
井辺:「KAITOさんは無事でしたか?」
敷島:「何かあったらすぐにSOSを発信するように言っておいた。で、来る時に様子を見たけど、何にも無い」
井辺:「何も無いというのも、それはそれで少し不安ですね」
敷島:「いや、全く」
井辺:「今日はどのようにしますか?」
敷島:「じゃあ、今度は俺がMEIKOとLilyに付こう。Lilyのヤツ、MEGAbyteとしてのユニットよりMEIKOとのユニットの方が活き活きしてるな」
井辺:「はい。正直言ってMEGAbyteとしての活動よりも、あの2人ユニットの方がいいような気がします。元々LilyさんはMEGAbyteとしてのユニットに乗り気では無かったので」
敷島:「そうだな。……ん?あの、おもしろ博士はどこにいるんだ?」
井辺:「おもしろ博士?」
敷島:「村上教授とポンコツ執事のロイ」
井辺:「私は存じ上げませんが……。あ、因みに私は今日、鏡音さん達に付こうと思います」
敷島:「分かった。よろしく」
[同日08:00. 天候:晴 宮城県仙台市太白区 天守閣自然公園(オートキャンプ場)]
キャンプ場の炊事場で朝食を作るのはロイと、もう1人。
有泉:「ロイ君、キミは料理も上手いね」
村上の助手で20代の男、有泉である。
ロイ:「メイドロイドでもキッチンメイドがいるのです。コックは男ですよ」
有泉:「キッチンメイドは本来、料理はやらないんだけどね」
ロイ:「さあ、できました。ベーコンエッグにグリーンサラダ、ご飯と味噌汁です」
有泉:「和洋折衷だね。よし、早速教授に持って行こう」
キャンピングカーの中にはキッチンもあるのだが、あえてオートキャンプ場に泊まって、共同炊事場を使う。
有泉:「教授、おはようございます」
村上:「うむ。清々しい朝じゃの」
昨日の自爆行為はどこへやら。
そんなこと無かったかのように、にこやかに朝を迎える村上だった。
村上:「今日は東北工科大学で、ワシの講演会がある。この車ごと乗り込むぞ」
有泉:「はい」
運転は有泉がやっていたようだ。
村上は車内のオーディオを入れた。
〔「ハァ〜♪ドバッと出たもんだ〜♪……」〕
年齢柄、演歌を流すのは理解できる。
できるが……。
有泉:(何故、ミッチーの“ゴエモン音頭”!?)
村上:「おっ、そう言えば敷島社長の所の……」
ロイ:「敷島エージェンシーさんが、どうかなさいましたか?」
村上が食事を2〜3口運んでから言った。
村上:「何と言ったかな……。最年少でありながら、こぶしの効いた歌い方のできる……」
ロイ:「鏡音リンですね。ソフトウェアが同じの鏡音レンも、そういう歌い方ができるはずですよ」
その為、鏡音リン・レンには演歌のリリースもあったりする。
村上:「ふむ。是非とも、あのコ達の演歌が聴いてみたいものだ」
ロイ:「今度、お願いしてみましょう。食後のお飲み物は何になさいますか?」
村上:「渋みの効いた緑茶で頼む」
ロイ:「かしこまりました」
村上:「それにしても、昨日のロボット、一体どこに行ったんだろうなぁ……」
ロイ:「あのマルチタイプ様ですら捜索不能では、私のような一介の執事ではお手上げです」
村上:「うむ、そうだな」
と、そこへ……。
バージョン4.0A:「ワッショイワッショイワッショイ」
バージョン4.0B:「ワッショイワッショイワッショイ」
バージョン4.0C:「ワッショイワッショイワッショイ」
ザッザッザッとテロ用途ロボットがキャンプ場の前の通りを通過して行った。
しかも、何かを持ち上げながら移動している。
ロイ:「教授、バージョン達がお祭りゴッコやってますよ(っ´∀`c)」
有泉:「何かを担いでいるようですね」
村上:「問題無い。別に、テロを起こすようでなければ放っておいても。それとも爆弾でも抱えているのかね?」
ロイ:「スキャンした結果、別のロボットを抱えているようですね」
村上:「ほお……」
有泉:「故障した仲間のロボットですかね?どこへ運んで行くのやら……」
村上:「どこへ運んで行くんじゃろうなぁ……?」
ロイ:「ズームして見ましたが、ただのロボットじゃなく、ガイノイドのようですね」
村上:「そうなのか。ロイ、ちょっと事情を聞いて来んか?もし故障して困ってるのなら、ワシの気紛れで修理してやろう」
ロイ:「かしこまりました」
ロイは靴を履き替えた。
ブースター付きのブーツである。
ロイ:「では、行って参ります」
村上:「うむ。もし奴らが発砲してきたら、遠慮なく逃げるのじゃぞ」
ロイ:「はい。自爆して来たらどうしますか?」
村上:「縁起でも無いこと言うな!」
シンディ:「社長、朝ですよ。起きてください」
シンディは敷島を起こしに来た。
エミリーは平賀に付いていたので、今夜の
敷島:「……あと5分」
シンディ:「ダメですよ。早く起きて頂きませんと、七海式強制起床法発動しますよ?」
敷島:「おおっと!そいつァ危険だ!起きよう起きよう」
シンディ:「おはようございます」
因みに七海式強制起床法とは、平賀の試作したメイドロイド七海が稼働実験中にやらかした平賀への起床法である。
具体的には平賀を起こす際、寝起きの悪い平賀の口をこじ開け、醤油を流し込むというもの。
誰かに教えてもらったわけでもないのに、どうして七海がこの起床法を思いついたのか未だ不明である。
さすがのエミリーやシンディも、そのポンコツぶりには呆れた。
今ではだいぶ学習能力も向上し、日本初のメイドロイドとして、量産機の後輩達からハウスキーパー扱いされるほどになっているとか。
尚、七海式強制起床法がメイドロイド達の間に流行したことがあり、平賀達が火消しに走ったこともある。
これは平賀が七海を連れてメイドロイドのプレゼンを行った際、七海式強制起床法の話でユーザー達が大ウケしたことにより、メイドロイド達が大いなる誤解をした為だということになっている。
ユーザー達は単なる笑い話としてウケただけなのだが、メイドロイド達は「そうすることで御主人様達が喜ぶ」と誤解した為。
敷島:「……ってか、ホテルの客室に醤油は無いだろ」
シンディ:「その通りです。さ、早く朝のお支度を」
敷島:「全く……」
敷島はバスルームに入った。
その間、シンディは敷島の寝ていたベッドを整える。
ホテルなのだから別にそこまでしなくてもと思うだろうが、それが彼女達の習慣なのである。
[同日07:30.天候:晴 同ホテル2F]
井辺:「社長、おはようございます」
敷島:「ああ、おはよう。一緒に食べるか。今日は和食にしようと思ってるんだけども」
井辺:「はい。御相伴に預かります」
敷島と平賀はテーブル席に向かい合って座った。
井辺:「エミリーさんは戻らなかったようですね」
敷島:「そうなのか。メイドロイドを簡素化したものとはいえ、それが暴走したってんだから大変だろうな」
井辺:「その暴走ロイドは見つかったのでしょうか?」
敷島:「いや、まだだろうな。テレビでもやってなかったし、何よりGPSを搭載していないもんだから捜しようがない」
井辺:「KAITOさんは無事でしたか?」
敷島:「何かあったらすぐにSOSを発信するように言っておいた。で、来る時に様子を見たけど、何にも無い」
井辺:「何も無いというのも、それはそれで少し不安ですね」
敷島:「いや、全く」
井辺:「今日はどのようにしますか?」
敷島:「じゃあ、今度は俺がMEIKOとLilyに付こう。Lilyのヤツ、MEGAbyteとしてのユニットよりMEIKOとのユニットの方が活き活きしてるな」
井辺:「はい。正直言ってMEGAbyteとしての活動よりも、あの2人ユニットの方がいいような気がします。元々LilyさんはMEGAbyteとしてのユニットに乗り気では無かったので」
敷島:「そうだな。……ん?あの、おもしろ博士はどこにいるんだ?」
井辺:「おもしろ博士?」
敷島:「村上教授とポンコツ執事のロイ」
井辺:「私は存じ上げませんが……。あ、因みに私は今日、鏡音さん達に付こうと思います」
敷島:「分かった。よろしく」
[同日08:00. 天候:晴 宮城県仙台市太白区 天守閣自然公園(オートキャンプ場)]
キャンプ場の炊事場で朝食を作るのはロイと、もう1人。
有泉:「ロイ君、キミは料理も上手いね」
村上の助手で20代の男、有泉である。
ロイ:「メイドロイドでもキッチンメイドがいるのです。コックは男ですよ」
有泉:「キッチンメイドは本来、料理はやらないんだけどね」
ロイ:「さあ、できました。ベーコンエッグにグリーンサラダ、ご飯と味噌汁です」
有泉:「和洋折衷だね。よし、早速教授に持って行こう」
キャンピングカーの中にはキッチンもあるのだが、あえてオートキャンプ場に泊まって、共同炊事場を使う。
有泉:「教授、おはようございます」
村上:「うむ。清々しい朝じゃの」
昨日の自爆行為はどこへやら。
そんなこと無かったかのように、にこやかに朝を迎える村上だった。
村上:「今日は東北工科大学で、ワシの講演会がある。この車ごと乗り込むぞ」
有泉:「はい」
運転は有泉がやっていたようだ。
村上は車内のオーディオを入れた。
〔「ハァ〜♪ドバッと出たもんだ〜♪……」〕
年齢柄、演歌を流すのは理解できる。
できるが……。
有泉:(何故、ミッチーの“ゴエモン音頭”!?)
村上:「おっ、そう言えば敷島社長の所の……」
ロイ:「敷島エージェンシーさんが、どうかなさいましたか?」
村上が食事を2〜3口運んでから言った。
村上:「何と言ったかな……。最年少でありながら、こぶしの効いた歌い方のできる……」
ロイ:「鏡音リンですね。ソフトウェアが同じの鏡音レンも、そういう歌い方ができるはずですよ」
その為、鏡音リン・レンには演歌のリリースもあったりする。
村上:「ふむ。是非とも、あのコ達の演歌が聴いてみたいものだ」
ロイ:「今度、お願いしてみましょう。食後のお飲み物は何になさいますか?」
村上:「渋みの効いた緑茶で頼む」
ロイ:「かしこまりました」
村上:「それにしても、昨日のロボット、一体どこに行ったんだろうなぁ……」
ロイ:「あのマルチタイプ様ですら捜索不能では、私のような一介の執事ではお手上げです」
村上:「うむ、そうだな」
と、そこへ……。
バージョン4.0A:「ワッショイワッショイワッショイ」
バージョン4.0B:「ワッショイワッショイワッショイ」
バージョン4.0C:「ワッショイワッショイワッショイ」
ザッザッザッとテロ用途ロボットがキャンプ場の前の通りを通過して行った。
しかも、何かを持ち上げながら移動している。
ロイ:「教授、バージョン達がお祭りゴッコやってますよ(っ´∀`c)」
有泉:「何かを担いでいるようですね」
村上:「問題無い。別に、テロを起こすようでなければ放っておいても。それとも爆弾でも抱えているのかね?」
ロイ:「スキャンした結果、別のロボットを抱えているようですね」
村上:「ほお……」
有泉:「故障した仲間のロボットですかね?どこへ運んで行くのやら……」
村上:「どこへ運んで行くんじゃろうなぁ……?」
ロイ:「ズームして見ましたが、ただのロボットじゃなく、ガイノイドのようですね」
村上:「そうなのか。ロイ、ちょっと事情を聞いて来んか?もし故障して困ってるのなら、ワシの気紛れで修理してやろう」
ロイ:「かしこまりました」
ロイは靴を履き替えた。
ブースター付きのブーツである。
ロイ:「では、行って参ります」
村上:「うむ。もし奴らが発砲してきたら、遠慮なく逃げるのじゃぞ」
ロイ:「はい。自爆して来たらどうしますか?」
村上:「縁起でも無いこと言うな!」
そんな中、ちょっと高額だけど
こんなモノが売れてるそうです。
ミルキン
いつの間にやらフェードアウトってオチかもしれませんね。
ミルキンとは「見る箘」でしたか。
空気感染もするノロウイルスも見えればいいと思います。
香月車楽さんへの書き込みは信仰者としてのものですね?
私はある意味、香月車楽さんの方が正しいと思っていますよ。
ただ、最初はアメブロ系盲信者達だけを非難対象にしていたようですが、段々と日蓮正宗そのものへの非難になりつつあるようです。
宗教不要派の湘南坊遺氏のようにさせない為にも、盲信者達のせいにしておいた方が良いと思います。
幸いにして車楽さんは自分教信者であって、その例えすら不要の湘南坊遺氏よりはマシだと思われます。
私は何も、いおなずんの主張が間違っているとは申しません。
むしろ、日蓮正宗信徒として正論だと思います。
しかしながら世の中、正論だけで動いているわけではありません。
私もそうですし、香月車楽さんもそうなのでしょう。
しかし、私は元信仰者だったか分かりますし、車楽さんも大人の方ですから信仰者達がその宗派としての正論を言っているということくらいは百も承知なんだと思います。
ただ、一部のアメブロ系盲信者達がその正論を先鋭化してしまっているが為に、車楽さんは、
「お前らおかしいよ」
と、仰っているのでしょう。
このままですと、車楽さんの日蓮正宗に対するイメージが悪くなる一方です。
別に構わない?
そんなわけないでしょう。
広宣流布の為には、いかに車楽さんのような方であっても御受誡して頂かなくてはならないわけですね。
日蓮正宗に対するイメージを一方的に悪くしている車楽さんの境涯ですって?
いやいや、ブログを見て御覧なさい。
明らかにアメブロ系盲信者達のせいですよ。
彼らに責任を取ってもらわなければ、広宣流布は一歩後退してしまいますよ。
「私は信仰者だったか分かります」ではなく、「私は信仰者だったから分かります」でした。
失礼致しました。
お疲れ様です。
なんか・・アメブロ系盲信者さんの方々って、ご自身の行為が
顕正会とあんまり変わらないって事を、理解出来ないんですかね?
てんかんを持っている友人の話に、思わず胸が詰まってしまいました。
1ヶ所、敬称の抜けてしまっている所がありました。
今しがた読み直してみて気がつきました。
御無礼の段、ご容赦願います!
自分教に対する意見は末法の今、いかに折伏が難しいことであるかを問いているいるのです。
顕正会や今の日蓮正宗はそこのところをわかっているのか考えるきっかけにしてほしいのです。
広宣流布においてこの自分教の方の折伏こそ課題なのです。
これが言いたかったのです。
何しろ、日蓮の教えがそのまま使えないからです。
香月さんのような自分教を批判はしたつもりはありません。
その責任は日蓮正宗や顕正会をはじめとした宗教団体にありますからね。
別に、元顕が昔取った杵柄を発揮すること自体は悪くないのです。
問題なのは自分が昔やっていたくせに、それを現顕が(特に街頭折伏)やっていたりすると、あたかも自分は最初から正義面して揚げ足取りに行く所なんですよ。
そりゃ会館の近くで街頭折伏やられりゃ、向こうさんにしてみれば立派な営業妨害でしょうよと思うわけです。
私のつぶやき、色々と失礼しました。
私もどちらかというと自分教信者ってことになりますかね。
でも自己中のつもりは無くて、言いたいことは正に香月車楽さんの仰る通りなんですよ。
盲信者達は自分の功徳は語らない。
無いから語れないのかもしれないし、あるけど語らないだけかもしれない。
河童さんのような小噺は、さすがにお腹一杯ですからね。
でも自分教信者は、語れる功徳も無いのに押し付けがましいことするなって思っちゃうわけですよ。
だから折伏なんてのは、却って逆効果なんです。
ましてや、やり方が新興宗教と似たような街頭折伏だとか、ネットで他宗教非難は尚更です。
このやり方、考え方を改めてくれない限り、私は戻るつもりはありません。