[1月6日10時00分 栃木県宇都宮市 日光宇都宮道路→同県日光市野口 日光口パーキングエリア]
車は東北自動車道から日光宇都宮道路へと入った。
この道路は厳密に言えば高速道路ではなく、有料道路の類である。
それでも一般道と比べれば高規格道路であった。
愛原「ん?」
その時、私のスマホに着信があった。
画面を見ると、善場主任からであった。
愛原「はい、愛原です」
善場「愛原所長、お疲れさまです。善場です」
愛原「おはようございます。今、宇都宮市内を走行中です」
善場「そのようですね。順調のようで、何よりです」
愛原「それで、何かありましたか?」
善場「BSAAが那須塩原市の天長会施設に立ち入り調査を行いました。もちろん、ホテル施設も含めてです」
愛原「ほお、そうですか」
善場「白井の企みがこれで分かれば良いと思っています。那須塩原市ですから、日光市の所長方と被ることは無いと思いますが、念の為、情報提供です」
愛原「ありがとうございます」
善場「今回の契約は愛原所長と栗原重蔵氏の者ですが、何かこちらにも有益な情報があったら教えて頂きたいと思います。もちろん、報酬はお支払いします」
愛原「分かりました」
重蔵氏は鬼狩りの家として、鬼の情報を欲している。
だが、今や鬼狩りであっても、鬼の兄妹を倒すことは難しくなっている。
もはや、軍隊の出番だ。
具体的に言えば、BSAAや青いアンブレラだな。
善場「因みに、青いアンブレラと鉢合わせになったならば、遠慮無くこちらに通報してください」
愛原「は、はあ……」
善場「高野芽衣子こと、エイダ・ウォンコピーは容赦無く射殺して構いませんので」
愛原「いやいやいや!私ら、民間人ですよ!?」
しかし、電話は切れてしまった。
高橋「善場のねーちゃんからですか?」
愛原「あ、ああ、そうだ。これから行く先で、いい情報があったら横流しして欲しいんだと」
高橋「確か、探偵には守秘義務があると伺いましたが?」
愛原「『金なら払う』ってよ。全く。お役人さん達は都合がいいんだから……」
高橋「ハハハ……」
こうして私達は、最後の休憩地、日光口パーキングエリアに到着した。
パーキングエリアと名乗るくらいだから、敷地はそんなに広くは無い。
それでも大観光地の入口にあるパーキングエリアとしての体裁は保っているようで、売店では土産物なども売っているようである。
空いている駐車スペースに車を止める。
愛原「まずはトイレ休憩しよう」
高橋「俺も一服させて頂きゃす」
リサ「わたしも」
車を降りると、蓮田の時よりも冷たい風が私達を出迎えた。
道路脇には除雪された雪が積もっているくらいだ。
愛原「少し建物が古いな。もしかしたら、和式があるかもよ?」
リサ「えー……」
私は紙コップの空き容器をゴミ箱に捨てると、トイレに向かった。
それから……。
リサ「おやつー、おやつー」
愛原「トイレは洋式だった?」
リサ「うん。きれいだったよ」
トイレはリニューアルされていた。
リサ「ここでは、お蕎麦が名物なんだ」
愛原「そのようだな。……いや、まだ昼飯には早いぞ?」
リサ「分かってるよ。あくまでも、おやつを買うだけだよ」
リサが買ったのは、フランクフルトだった。
あくまでも、肉系にこだわる。
高橋「先生、作戦会議はどうします?」
愛原「ああ、車の中で」
私は再び自販機コーナーで、2杯目のホットコーヒーを買い求めた。
それを持って、車の中に戻る。
愛原「まずは車で民泊施設に向かう。駐車場は別の場所にあるから、そこに車を止めて向かうことになるな」
民泊施設はあくまで、元々は1つの一軒家だった。
駐車場は無いので、車での宿泊者は近くの駐車場に止めることになる。
愛原「それから必要な物だけ持って向かう。いいな?」
高橋「分かりました」
まあ、作戦会議というほどの作戦会議ではなかったな。
[同日10時30分 同県日光市某所 某民泊施設]
民泊施設が借りている駐車場から、徒歩数分の場所にある。
私達は道具の入った荷物を車から降ろすと、徒歩で民泊施設に向かった。
高橋「先生、宿泊客はいるんスか?」
愛原「いや、今日はいない。一応、表向きは俺達が泊まることになっている」
実際は泊まらない。
ただ、何も知らぬ宿泊希望者が、空室情報を見て予約してくる恐れがあったので、それを埋める為にあえてそうした。
愛原「2階は小火があったので減築され、今は表向き平屋建てになっているか……」
高橋「地下室があったことまでは意外でしたね」
愛原「ああ」
鬼の男、大江山鬼之助と上野利恵はここで儀式を受けて鬼となり、大江山殺鬼は埼玉の家で儀式を受けている。
愛原「どうします?家の中に入りますか?」
高橋「そうだな。一応、家の中を確認しておこう」
私は郵便受けのダイヤルを回し、その中に入っていた玄関の鍵を入手した。
それで、玄関の鍵を開ける。
愛原「リサ、鬼の気配はするか?」
リサ「……しないね。臭いもしない」
愛原「よし。入るぞ」
私が確認したのは、物置部屋。
かつては2階への階段があったと同時に、地下への階段もあった部屋だ。
それらの階段を撤去してフラット化工事をしたら、確かに物置部屋として機能するほどの広さは確保できる。
物置部屋は薄暗く、元は階段の踊り場に位置していた高窓から入って来る日の光だけでは薄暗い。
しかも照明は、裸電球1つしか無いのだ。
これでは、床の様子にも気づくことはできなかった。
愛原「マジかよ……」
2階への階段は撤去されていた。
私は地下への階段も、当然撤去されているから存在しないものだと思っていた。
しかし、試しに除雪道具とかを退かしてみると、跳ね上げ式の扉が床にあった。
だが、鍵が掛かっている。
高橋「任せてください」
高橋は自分の服のポケットから、キーピックを取り出した。
それらを鍵穴に差し込み、ガチャガチャやると……。
高橋「開きました」
愛原「早っ!」
高橋「じゃあ、開けてみますよ?」
愛原「ああ」
跳ね上げ式の扉を開けてみると、下に下りる階段が現れた。
愛原「こいつはやられたな。地下室までは、塞がれていなかったんだ」
私は自分の頭をポンと叩いた。
愛原「空気が無くなってるかもしれん。中庭のマンホールも一応、開けておくぞ」
高橋「はい」
私達は一旦外に出て、中庭のマンホールを開けた。
そして、その中をよーく懐中電灯で照らしてみると……。
愛原「梯子があるな……」
下まではよく見えなかったが、とにかくここにも下に下りる為の梯子はあった。
高橋「どうします、先生?ここから行きますか?それとも、中から行きますか?」
愛原「そうだな……」
➀マンホールから行く。
②物置部屋から行く。
車は東北自動車道から日光宇都宮道路へと入った。
この道路は厳密に言えば高速道路ではなく、有料道路の類である。
それでも一般道と比べれば高規格道路であった。
愛原「ん?」
その時、私のスマホに着信があった。
画面を見ると、善場主任からであった。
愛原「はい、愛原です」
善場「愛原所長、お疲れさまです。善場です」
愛原「おはようございます。今、宇都宮市内を走行中です」
善場「そのようですね。順調のようで、何よりです」
愛原「それで、何かありましたか?」
善場「BSAAが那須塩原市の天長会施設に立ち入り調査を行いました。もちろん、ホテル施設も含めてです」
愛原「ほお、そうですか」
善場「白井の企みがこれで分かれば良いと思っています。那須塩原市ですから、日光市の所長方と被ることは無いと思いますが、念の為、情報提供です」
愛原「ありがとうございます」
善場「今回の契約は愛原所長と栗原重蔵氏の者ですが、何かこちらにも有益な情報があったら教えて頂きたいと思います。もちろん、報酬はお支払いします」
愛原「分かりました」
重蔵氏は鬼狩りの家として、鬼の情報を欲している。
だが、今や鬼狩りであっても、鬼の兄妹を倒すことは難しくなっている。
もはや、軍隊の出番だ。
具体的に言えば、BSAAや青いアンブレラだな。
善場「因みに、青いアンブレラと鉢合わせになったならば、遠慮無くこちらに通報してください」
愛原「は、はあ……」
善場「高野芽衣子こと、エイダ・ウォンコピーは容赦無く射殺して構いませんので」
愛原「いやいやいや!私ら、民間人ですよ!?」
しかし、電話は切れてしまった。
高橋「善場のねーちゃんからですか?」
愛原「あ、ああ、そうだ。これから行く先で、いい情報があったら横流しして欲しいんだと」
高橋「確か、探偵には守秘義務があると伺いましたが?」
愛原「『金なら払う』ってよ。全く。お役人さん達は都合がいいんだから……」
高橋「ハハハ……」
こうして私達は、最後の休憩地、日光口パーキングエリアに到着した。
パーキングエリアと名乗るくらいだから、敷地はそんなに広くは無い。
それでも大観光地の入口にあるパーキングエリアとしての体裁は保っているようで、売店では土産物なども売っているようである。
空いている駐車スペースに車を止める。
愛原「まずはトイレ休憩しよう」
高橋「俺も一服させて頂きゃす」
リサ「わたしも」
車を降りると、蓮田の時よりも冷たい風が私達を出迎えた。
道路脇には除雪された雪が積もっているくらいだ。
愛原「少し建物が古いな。もしかしたら、和式があるかもよ?」
リサ「えー……」
私は紙コップの空き容器をゴミ箱に捨てると、トイレに向かった。
それから……。
リサ「おやつー、おやつー」
愛原「トイレは洋式だった?」
リサ「うん。きれいだったよ」
トイレはリニューアルされていた。
リサ「ここでは、お蕎麦が名物なんだ」
愛原「そのようだな。……いや、まだ昼飯には早いぞ?」
リサ「分かってるよ。あくまでも、おやつを買うだけだよ」
リサが買ったのは、フランクフルトだった。
あくまでも、肉系にこだわる。
高橋「先生、作戦会議はどうします?」
愛原「ああ、車の中で」
私は再び自販機コーナーで、2杯目のホットコーヒーを買い求めた。
それを持って、車の中に戻る。
愛原「まずは車で民泊施設に向かう。駐車場は別の場所にあるから、そこに車を止めて向かうことになるな」
民泊施設はあくまで、元々は1つの一軒家だった。
駐車場は無いので、車での宿泊者は近くの駐車場に止めることになる。
愛原「それから必要な物だけ持って向かう。いいな?」
高橋「分かりました」
まあ、作戦会議というほどの作戦会議ではなかったな。
[同日10時30分 同県日光市某所 某民泊施設]
民泊施設が借りている駐車場から、徒歩数分の場所にある。
私達は道具の入った荷物を車から降ろすと、徒歩で民泊施設に向かった。
高橋「先生、宿泊客はいるんスか?」
愛原「いや、今日はいない。一応、表向きは俺達が泊まることになっている」
実際は泊まらない。
ただ、何も知らぬ宿泊希望者が、空室情報を見て予約してくる恐れがあったので、それを埋める為にあえてそうした。
愛原「2階は小火があったので減築され、今は表向き平屋建てになっているか……」
高橋「地下室があったことまでは意外でしたね」
愛原「ああ」
鬼の男、大江山鬼之助と上野利恵はここで儀式を受けて鬼となり、大江山殺鬼は埼玉の家で儀式を受けている。
愛原「どうします?家の中に入りますか?」
高橋「そうだな。一応、家の中を確認しておこう」
私は郵便受けのダイヤルを回し、その中に入っていた玄関の鍵を入手した。
それで、玄関の鍵を開ける。
愛原「リサ、鬼の気配はするか?」
リサ「……しないね。臭いもしない」
愛原「よし。入るぞ」
私が確認したのは、物置部屋。
かつては2階への階段があったと同時に、地下への階段もあった部屋だ。
それらの階段を撤去してフラット化工事をしたら、確かに物置部屋として機能するほどの広さは確保できる。
物置部屋は薄暗く、元は階段の踊り場に位置していた高窓から入って来る日の光だけでは薄暗い。
しかも照明は、裸電球1つしか無いのだ。
これでは、床の様子にも気づくことはできなかった。
愛原「マジかよ……」
2階への階段は撤去されていた。
私は地下への階段も、当然撤去されているから存在しないものだと思っていた。
しかし、試しに除雪道具とかを退かしてみると、跳ね上げ式の扉が床にあった。
だが、鍵が掛かっている。
高橋「任せてください」
高橋は自分の服のポケットから、キーピックを取り出した。
それらを鍵穴に差し込み、ガチャガチャやると……。
高橋「開きました」
愛原「早っ!」
高橋「じゃあ、開けてみますよ?」
愛原「ああ」
跳ね上げ式の扉を開けてみると、下に下りる階段が現れた。
愛原「こいつはやられたな。地下室までは、塞がれていなかったんだ」
私は自分の頭をポンと叩いた。
愛原「空気が無くなってるかもしれん。中庭のマンホールも一応、開けておくぞ」
高橋「はい」
私達は一旦外に出て、中庭のマンホールを開けた。
そして、その中をよーく懐中電灯で照らしてみると……。
愛原「梯子があるな……」
下まではよく見えなかったが、とにかくここにも下に下りる為の梯子はあった。
高橋「どうします、先生?ここから行きますか?それとも、中から行きますか?」
愛原「そうだな……」
➀マンホールから行く。
②物置部屋から行く。
最近はブロアでの換気をせずに死亡する事故が増えてます。
ところで,鉄ちゃんならば↓でしょう?
https://www.youtube.com/watch?v=WOWSKc9dttY&t=6s
さて,ちょっとお借りしますね?
「会中に比丘,比丘尼,優婆塞,優婆夷五千人等有り。
即ち座より起って仏を礼して退きぬ。所以は何ん。
此の輩は罪根深重に,及び増上慢にして,
未だ得ざるを得たりと謂い,未だ証せざるを証せりと謂えり。
此の如き失あり。是を以って住せず」(方便品第二)
「無知の知」と云いますが,自身が無知である事を
知っている人は「向上心」のある人です。
彼のボンクラ君は「五千人」の血脈を受けた奴でしょうか?w
此れに関しては大沢さんに申し上げたい事があります。
「世尊黙然として制止したまわず。
爾の時に仏,舎利弗に告げたまわく,
我が今此の衆は復枝葉無く,純ら貞実のみあり。
舎利弗,是の如き増上慢の人は,退くも亦佳し」
先ほどの続きですが,去らずに残った舎利弗達に
「増上慢の輩は居なくなった方が佳い」と云ったのです。
ボンクラ君を真面に相手したとて広布は進みません。
もちろん、スペーシアXのことは知ってますし、職場の鉄ちゃん上司とも話題にしています。
ゲームの“バイオハザードシリーズ”では、放置された地下施設であっても、主人公達はどんどん入って行くんですよね。
もちろん、装備といったら武器弾薬・回復アイテムくらいで。
ま、私のそのノリということですw
業務連絡ですか?
どうぞ、お使いください。