[11月5日13:00.天候:晴 宮城県仙台市宮城野区 大江戸温泉物語“仙台コロナの湯”]
大浴場から出て食事処に移動する。
稲生:「昼から飲むなんて、なかなか無いですね」
イリーナ:「まあまあ。一杯くらいいいでしょ。アタシが奢るから」
マリア:「さすがは師匠」
稲生とマリアはビール、イリーナはウィスキーだった。
稲生:「マリアさん、大丈夫?ビールって、酔いやすいんでしょ?」
マリア:「一杯くらいなら大丈夫」
稲生:「そ、そうですか」
イリーナ:「まあ、酔い潰れたら酔い潰れたで、ユウタ君にとっては大功徳になるわけだね」
稲生:「酔っ払って女性にわいせつ行為をしたら堕ちる地獄もちゃんとあるので、遠慮しておきます」
八大地獄の1つ、衆合地獄に落とされる。
尚、それを取り巻く十六小地獄なのだが……。
その半分ほどがAVの内容を網羅している為、それらをマネてプレイした者は全員衆合地獄行きだ。おめでとう!
イリーナ:「仏法やってれば許されるんじゃないの?」
稲生:「さすがに団処や朱誅処行きは無いと思います」
尚、修羅河童においては無彼岸受苦処に飛ばされると思われる。
あんなのでも、無間地獄までは行きそうに無いんだよなぁ……。
悪くても大焦熱地獄ってところか。
稲生:「ってか、先生は地獄界も全てご存知なんですか?」
イリーナ:「うん。キリスト教の地獄も知ってるよ」
稲生:「一応あるんですね」
イリーナ:「あるある」
イリーナはクイッとウィスキーのグラスを空けた。
イリーナ:「このウィスキー、美味しい。お代わり頼んじゃお」
稲生:「一杯だけにするんじゃないんですか?」
マリア:「酒の飲み過ぎたヤツの堕ちる地獄は無いのか?」
稲生:「ありますよ。そこが正に、キノの実家がある叫喚地獄です」
イリーナ:「ただ酒を飲み過ぎるってだけじゃダメなのよ。その酒に毒を入れて人殺しをしたり、他人に酒を飲ませて悪事を働くように仕向けたりしたら堕ちるの」
稲生:「文献に、『赤い服を着た巨大な獄卒が罪人を追い回して弓矢で射る』ってありますけど、キノを見てたら何となく分かります。あいつは赤銅色の肌をした赤鬼だし、身長も185cmはある筋肉質だから、僕みたいな小柄な人だとズーンとでっかく見えるんですよね。もっとも、武器は弓矢ではなく刀だけど」
但し、マンガの“刃牙”や“ジョジョ”みたいなあからさまな筋肉ってわけでもない。
気痩せするタイプなのか、着物を着ていると筋肉質には見えない。
キノが赤銅色の肌をしているのは、地獄界の炎によって肌が焼けたからだという。
亡者を獄炎で焼き、責め苦を与える地獄界であるが、責め苦を与える側も何らかのとばっちりを受けているというわけだ。
閻魔大王でさえ、例外ではない。
閻魔大王の顔が赤いのは、彼もまた亡者の出身であるが故、部下の獄卒達から責め苦を受けているからだという。
マリア:「地獄か。私も師匠に拾われなければ、今頃地獄の中か……」
イリーナ:「そうね。ダンテ先生が自ら地獄界を視察され、『神曲』を作り上げたのよ。作るのに相当苦労されたらしくて、ようやっと世間に公表できるようになった時には14世紀になっていたって」
稲生:「『神曲』は実際に大師匠様が見て来たキリスト教の地獄でしたか!」
公表するに当たって、色々と問題があったようである。
まず、詩人として、あくまでも詩曲として公表するようにという注文が然るべき所から入っただとか……。
稲生:「もしかして、大師匠様が魔道師の組織を作られた理由って……」
イリーナ:「ユウタ君の想像にお任せするわ。当たっているかもしれないし、外れているかもしれない。とにかく、あのお爺さんは私達直弟子でさえ、計り知れない所があるから」
マリア:(その師匠の直弟子である私も、師匠の考えていることが分からない)
歴史は繰り返す!
きっとマリアや稲生も弟子を取った際、その弟子からも同じようなことを言われるのだろう。
イリーナ:「おっと。やっぱり地獄の話はメシマズね。これくらいにしておいて、ランチにしましょう。私達は地獄界に堕ちる者ではない。落とす側なんだから」
稲生:「えっ?」
マリア:「私のやった復讐劇が、似たようなものでしたね」
マリアはそう言って、ビールのジョッキを口に運んだ。
それから2時間後……。
リラクゼーションルームでマッサージを受けているイリーナとマリアの姿があった。
セラピストA:「この辺も、だいぶお疲れですね」
イリーナ:「そうなのよ。もうあっちこっちガタが来て大変……う〜、そこそこ……!アッー!【ぴー】!【ぴー】!」
セラピストA:「この辺……この辺ですか?では、この辺を重点的に流していきますね」
隣のベッドで、その様子を見ていたマリア。
マリア:(ヨガり方が18禁ものだな。伏せ字になってる。ったく、いい歳して……)
セラピストB:「それでは足の裏を拳で流していきます。痛かったら仰ってください」
マリア:「はい……」
ゴリゴリ……ゴリゴリ……。
マリア:「かかとと土踏まずの辺りがゴリゴリ言ってる……」
セラピストB:「そうですね。老廃物が溜まってらっしゃるようです。少し強めに流して参ります」
グリグリ!グリグリ!
マリア:「【ぴー】!」
イリーナ:「マリア、あなたも人のこと言えないわよ」
マリア:「サーセン……」
リラクゼーションルームの外にいた稲生は……。
稲生:「何だろう?一瞬、エロ動画の音声に似たようなものが聞こえて来たような……?」
後にマリアは旅日記に、こう書いた。
『日本のリラクゼーション最高!』
と。
[同日16:00.天候:晴 セガ仙台コロナワールド]
温泉を堪能した魔道師達は、仙台コロナワールド内にあるゲーセンに移動した。
マリア:「あれ取って、あれ!」
稲生:「あれですか、はいはい」
稲生は持ち前の技術でクレーンゲームに挑戦した。
ミク人形(ロリ形態):「あれ欲しい」
ハク人形(ロリ形態):「これ欲しい」
稲生:「はいはい!」
稲生、器用にクレーンを操作する。
稲生:「これでいいかな?」
ミク人形(ロリ):「わぁい」
ハク人形(ロリ):「わぁい」
イリーナ:「本当はこれ、簡単に取れるものじゃないんでしょ?よく取れるねぇ……」
尚、稲生がクレーン操作中、対象物が何らかの力で、ある方向にズズッズズッと僅かに動いていたように見えなくも無かったが、あえてイリーナは黙認したという。
大浴場から出て食事処に移動する。
稲生:「昼から飲むなんて、なかなか無いですね」
イリーナ:「まあまあ。一杯くらいいいでしょ。アタシが奢るから」
マリア:「さすがは師匠」
稲生とマリアはビール、イリーナはウィスキーだった。
稲生:「マリアさん、大丈夫?ビールって、酔いやすいんでしょ?」
マリア:「一杯くらいなら大丈夫」
稲生:「そ、そうですか」
イリーナ:「まあ、酔い潰れたら酔い潰れたで、ユウタ君にとっては大功徳になるわけだね」
稲生:「酔っ払って女性にわいせつ行為をしたら堕ちる地獄もちゃんとあるので、遠慮しておきます」
八大地獄の1つ、衆合地獄に落とされる。
尚、それを取り巻く十六小地獄なのだが……。
その半分ほどがAVの内容を網羅している為、それらをマネてプレイした者は全員衆合地獄行きだ。おめでとう!
イリーナ:「仏法やってれば許されるんじゃないの?」
稲生:「さすがに団処や朱誅処行きは無いと思います」
尚、修羅河童においては無彼岸受苦処に飛ばされると思われる。
あんなのでも、無間地獄までは行きそうに無いんだよなぁ……。
悪くても大焦熱地獄ってところか。
稲生:「ってか、先生は地獄界も全てご存知なんですか?」
イリーナ:「うん。キリスト教の地獄も知ってるよ」
稲生:「一応あるんですね」
イリーナ:「あるある」
イリーナはクイッとウィスキーのグラスを空けた。
イリーナ:「このウィスキー、美味しい。お代わり頼んじゃお」
稲生:「一杯だけにするんじゃないんですか?」
マリア:「酒の飲み過ぎたヤツの堕ちる地獄は無いのか?」
稲生:「ありますよ。そこが正に、キノの実家がある叫喚地獄です」
イリーナ:「ただ酒を飲み過ぎるってだけじゃダメなのよ。その酒に毒を入れて人殺しをしたり、他人に酒を飲ませて悪事を働くように仕向けたりしたら堕ちるの」
稲生:「文献に、『赤い服を着た巨大な獄卒が罪人を追い回して弓矢で射る』ってありますけど、キノを見てたら何となく分かります。あいつは赤銅色の肌をした赤鬼だし、身長も185cmはある筋肉質だから、僕みたいな小柄な人だとズーンとでっかく見えるんですよね。もっとも、武器は弓矢ではなく刀だけど」
但し、マンガの“刃牙”や“ジョジョ”みたいなあからさまな筋肉ってわけでもない。
気痩せするタイプなのか、着物を着ていると筋肉質には見えない。
キノが赤銅色の肌をしているのは、地獄界の炎によって肌が焼けたからだという。
亡者を獄炎で焼き、責め苦を与える地獄界であるが、責め苦を与える側も何らかのとばっちりを受けているというわけだ。
閻魔大王でさえ、例外ではない。
閻魔大王の顔が赤いのは、彼もまた亡者の出身であるが故、部下の獄卒達から責め苦を受けているからだという。
マリア:「地獄か。私も師匠に拾われなければ、今頃地獄の中か……」
イリーナ:「そうね。ダンテ先生が自ら地獄界を視察され、『神曲』を作り上げたのよ。作るのに相当苦労されたらしくて、ようやっと世間に公表できるようになった時には14世紀になっていたって」
稲生:「『神曲』は実際に大師匠様が見て来たキリスト教の地獄でしたか!」
公表するに当たって、色々と問題があったようである。
まず、詩人として、あくまでも詩曲として公表するようにという注文が然るべき所から入っただとか……。
稲生:「もしかして、大師匠様が魔道師の組織を作られた理由って……」
イリーナ:「ユウタ君の想像にお任せするわ。当たっているかもしれないし、外れているかもしれない。とにかく、あのお爺さんは私達直弟子でさえ、計り知れない所があるから」
マリア:(その師匠の直弟子である私も、師匠の考えていることが分からない)
歴史は繰り返す!
きっとマリアや稲生も弟子を取った際、その弟子からも同じようなことを言われるのだろう。
イリーナ:「おっと。やっぱり地獄の話はメシマズね。これくらいにしておいて、ランチにしましょう。私達は地獄界に堕ちる者ではない。落とす側なんだから」
稲生:「えっ?」
マリア:「私のやった復讐劇が、似たようなものでしたね」
マリアはそう言って、ビールのジョッキを口に運んだ。
それから2時間後……。
リラクゼーションルームでマッサージを受けているイリーナとマリアの姿があった。
セラピストA:「この辺も、だいぶお疲れですね」
イリーナ:「そうなのよ。もうあっちこっちガタが来て大変……う〜、そこそこ……!アッー!【ぴー】!【ぴー】!」
セラピストA:「この辺……この辺ですか?では、この辺を重点的に流していきますね」
隣のベッドで、その様子を見ていたマリア。
マリア:(ヨガり方が18禁ものだな。伏せ字になってる。ったく、いい歳して……)
セラピストB:「それでは足の裏を拳で流していきます。痛かったら仰ってください」
マリア:「はい……」
ゴリゴリ……ゴリゴリ……。
マリア:「かかとと土踏まずの辺りがゴリゴリ言ってる……」
セラピストB:「そうですね。老廃物が溜まってらっしゃるようです。少し強めに流して参ります」
グリグリ!グリグリ!
マリア:「【ぴー】!」
イリーナ:「マリア、あなたも人のこと言えないわよ」
マリア:「サーセン……」
リラクゼーションルームの外にいた稲生は……。
稲生:「何だろう?一瞬、エロ動画の音声に似たようなものが聞こえて来たような……?」
後にマリアは旅日記に、こう書いた。
『日本のリラクゼーション最高!』
と。
[同日16:00.天候:晴 セガ仙台コロナワールド]
温泉を堪能した魔道師達は、仙台コロナワールド内にあるゲーセンに移動した。
マリア:「あれ取って、あれ!」
稲生:「あれですか、はいはい」
稲生は持ち前の技術でクレーンゲームに挑戦した。
ミク人形(ロリ形態):「あれ欲しい」
ハク人形(ロリ形態):「これ欲しい」
稲生:「はいはい!」
稲生、器用にクレーンを操作する。
稲生:「これでいいかな?」
ミク人形(ロリ):「わぁい」
ハク人形(ロリ):「わぁい」
イリーナ:「本当はこれ、簡単に取れるものじゃないんでしょ?よく取れるねぇ……」
尚、稲生がクレーン操作中、対象物が何らかの力で、ある方向にズズッズズッと僅かに動いていたように見えなくも無かったが、あえてイリーナは黙認したという。
あの道が産業道路と呼ばれているなんて、道路地図を見なければわからないですよ。
とにかく狭いし、渋滞するし、せめて片側二車線またはそれに準ずるぐらいの道幅はほしいものです。
ちなみに私の働く会社の前の道は片側二車線ありますよ。
水はけは悪いですけれど
当初はあの県道が中仙道のバイパス代わりだったんですかね。
歩道も狭いし、自転車が走るにも大変そうな道路ですよね。
Y田さんの車で、たまに通ることがあります。
さすがにあの道路を今さら拡張はできないでしょうから、それで第二産業道路を作ったのでしょう。
やれ哀し 河童の苦毒で 熊を呼ぶ 『私助かり 、功徳~~~!!』と叫ぶ
明日は休み、ビール・ジョッキでまずは一杯。