[7月15日18:00.天候:曇 栃木県日光市藤原 緑之花園妄想苑]
横田理事から推薦状を手にした2人は、建物からの脱出を図ることになった。
勇太:「よし、これで目的は果たした!あとは脱出するだけだ!」
横田:「クフフフフ……。私の分析によりますと、通常の脱出経路は、既に妙観講に抑えられていることでしょう。特別な脱出路を使う必要があります。クフフフフ……」
勇太:「なに!?」
横田:「屋上にヘリコプターがありますので、私はそれで脱出させてもらいますよ。クフフフフ……」
勇太:「ここにいては、僕達も巻き込まれる。マリア、僕達も行こう!」
マリア:「わ、分かった。というか、妙観講は勇太と同じ宗派だろう?」
勇太:「僕達がどうしてここにいるのか詰問されるのも面倒臭いし、『日蓮正宗信徒のくせに、顕正会員を折伏しないとはどういうことだ!?』と詰問されるのも面倒臭い」
マリア:「それは確かに」
勇太とマリアは横田に付いて、秘密のエレベーターに近づいた。
それは衛護隊員のカードキーでも使用できないほど、アクセス権限の強いセキュリティだった。
横田:「このエレベーターは、ケンショーレンジャー専用の脱出エレベーター。よって、私のようなケンショーレンジャーのカードでしか、乗ることはできないのですよ。クフフフフ……」
マリア:「何を言ってる!?しっかり、付き人の女性達は乗ってるじゃないか!?」
横田を取り囲む水着姿の女性達は、しっかりとエレベーターに乗れていた。
横田:「クフフフフ……。このエレベーターに乗るには、女性は水着姿になるか、下着姿になるしかないのです。ハァ、ハァ……」
勇太:「おい、フザけるな!」
横田:「稲生君、キミからもマリアンナさんを説得するのです。水着姿になるか、下着姿になるか。さすれば、キミ達も一緒にこのエレベーターに乗せてあげましょう。クフフフフフ……」
マリア:「パペ、サタン、パペ、サタン、アレッペ……!」
マリアは顔を真っ赤にし、怒筋を浮かべて呪文を唱え始めた。
横田:「おーっとと!ここで私を攻撃したら、ここからの脱出は不可能になりますよ?さあ、早く水着姿か下着姿になるのです!」
〔「こちらは妙観講です。横田理事に告ぐ。貴様が地下にいることは分かっている。これより制圧に向かうので、おとなしく投降せよ。投降しなかった場合、我々妙観講が大聖人様に代わり、正義の鉄槌を下すことになるだろう。繰り返す……」〕
勇太:「マリアが着替えたり、脱いでるヒマなんて無いよ!?」
横田:「クフフフフ……。妙観講共も、あわてんぼうが多い様子。それなら、仕方ありません。マリアンナさん、今回だけは特別にスカートをめくり、パンティを見せてくれた後、そのパンティも私にくれたら、このエレベーターに乗せてあげることとしましょう」
勇太:「おい、フザけるな!!」
〔「あっ、こら!何だ、キサマ?!」〕
勇太:「ん?」
放送室を占拠している妙観講員に、何かがあったらしい。
その直後、館内にサイレンと自動放送が鳴り響いた。
〔自爆装置、作動。自爆装置、作動。このシステムを停止させることはできません。在館者は、ただちに外に避難してください。まもなく、当館は自爆します〕
勇太:「はあ!?何だって!?自爆?!」
マリア:「おい、どういうことだ!?」
横田:「こ、これは……!?」
〔「おい、何をするんだ!?」「こうなったら、妙観講の皆さん共々、臨終して頂きます」〕
横田:「あ、あの声はケンショーグレー(坪田)。私よりも更に影が薄いもので、すっかり存在を忘れていました」
〔「妙観講の皆さんこそ、大聖人様より、鉄槌を下されたいと思います」〕
横田:「あいつ、余計な事を……!」
勇太:「このままでは自爆するぞ!」
マリア:「くそっ!」
マリアはスカートの中に手を入れると、ついにスパッツの下に穿いていた唯一の下着をも脱いだ。
マリア:「ほら、これでいいだろ!?さっさとエレベーターを動かせ!」
横田:「嗚呼……マリアンナさんの脱ぎたてパンティ……!プーマの黒いスポーツショーツとは……意外なセンスですねぇ……クフフフフ……」
勇太:「魔界に行く時は、そういう下着なんだそうだ。って、そんなことはどうでもいい!早く早く!」
横田:「分かっています」
横田、手持ちのカードキーでエレベーターを起動させた。
ドアが閉まり、エレベーターはゆっくりと上昇した。
横田:「私の分析によりますと、上も同じく黒のプーマのスポーツブラだったりすると思われますが?」
マリア:「ああ、その通りだ!」
横田:「そのブラも見せてくださり、私に譲渡して頂ければ、ヘリにも乗せて差し上げますよ?」
マリア:「お断りだ!」
横田:「それは残念です」
エレベーターが、まずは1階に到着した。
バックヤードに位置しているのと、自爆装置が働いたことで妙観講員達も避難を開始しているのか、エレベーターの前に人はいなかった。
そこで勇太とマリアが降りる。
横田:「健闘をお祈りしますよ。クフフフフ……」
勇太:「大きなお世話だ!」
エレベーターを降りて、とにかく外に通じる出口に向かった。
バックヤードに位置するエレベーターだったこともあり、ここから1番近い出口は、ここに入る時に通った通用口であることが分かった。
しかし、あそこはもうシャッターが閉まっているはずだが……。
マリア:「いざとなったら、私が攻撃魔法でこじ開けるさ」
と、マリアが頼もしいことを言ってくれたので、そこに向かうことにする。
ノーパンになってしまったからか、マリアは時折スカートの裾を気にする為、あまり速く走れない。
勇太:「マリア、代わりの下着は!?」
マリア:「一応、持って来てる!」
勇太:「良かった!」
そして、通用口に行くと、シャッターは開いていた。
誰かが開けたのだろうか。
外に出ると、意外なことに、トラックが1台止まっていた。
最初ここに来た時、入って行ったリネンサプライのトラックだった。
不機嫌そうな運転手が勇太達を見つけて、近づいてくる。
運転手:「! もしかして、ここの関係者の人?」
勇太:「いえ、違います。どうしたんですか?」
運転手:「いや、ここから出ようとしたんだけど、ガードマンがいなくなっちゃったし、ゲートも開かないし、インターホン押しても誰も出ないしで、困ってるんだよ」
勇太:「今、館内は非常事態で混乱してるんです!そのせいですね!」
運転手:「何があったの?」
勇太:「爆発するそうです!」
運転手:「爆発ぅ!?」
勇太:「だから、ここから急いで逃げないと!」
運転手:「だから、ゲートが開かないんだって!」
勇太:「僕達、カードキーを持ってるんです!それで開くかもしれません!」
運転手:「そうなんだ」
勇太:「で、お願いがあるんですけど、ついでに乗せてもらえませんか!?」
運転手:「いいけど……」
勇太:「お願いします!」
勇太は急いでガードマンボックスに向かった。
そこで機器を作動させる為、カードキーを使う。
すると機器は作動したので、ゲートバーを開けるボタンを押した。
してやったり、ゲートが開いた。
勇太:「今のうちに!お願いします!」
運転手:「わ、分かった!」
トラックはベンチシートになっており、横並びに3人乗れる。
運転手を除けばあと2人乗れるからちょうど良かった。
勇太達はそれで脱出を果たせたのである。
公道に出てから、運転手が言った。
運転手:「本当に爆発なんてするのか?」
勇太:「らしいです!」
勇太が言い切った直後、爆発音が響いて、トラックの荷台のコンテナに建物の破片が飛んで来たのであった。
横田理事から推薦状を手にした2人は、建物からの脱出を図ることになった。
勇太:「よし、これで目的は果たした!あとは脱出するだけだ!」
横田:「クフフフフ……。私の分析によりますと、通常の脱出経路は、既に妙観講に抑えられていることでしょう。特別な脱出路を使う必要があります。クフフフフ……」
勇太:「なに!?」
横田:「屋上にヘリコプターがありますので、私はそれで脱出させてもらいますよ。クフフフフ……」
勇太:「ここにいては、僕達も巻き込まれる。マリア、僕達も行こう!」
マリア:「わ、分かった。というか、妙観講は勇太と同じ宗派だろう?」
勇太:「僕達がどうしてここにいるのか詰問されるのも面倒臭いし、『日蓮正宗信徒のくせに、顕正会員を折伏しないとはどういうことだ!?』と詰問されるのも面倒臭い」
マリア:「それは確かに」
勇太とマリアは横田に付いて、秘密のエレベーターに近づいた。
それは衛護隊員のカードキーでも使用できないほど、アクセス権限の強いセキュリティだった。
横田:「このエレベーターは、ケンショーレンジャー専用の脱出エレベーター。よって、私のようなケンショーレンジャーのカードでしか、乗ることはできないのですよ。クフフフフ……」
マリア:「何を言ってる!?しっかり、付き人の女性達は乗ってるじゃないか!?」
横田を取り囲む水着姿の女性達は、しっかりとエレベーターに乗れていた。
横田:「クフフフフ……。このエレベーターに乗るには、女性は水着姿になるか、下着姿になるしかないのです。ハァ、ハァ……」
勇太:「おい、フザけるな!」
横田:「稲生君、キミからもマリアンナさんを説得するのです。水着姿になるか、下着姿になるか。さすれば、キミ達も一緒にこのエレベーターに乗せてあげましょう。クフフフフフ……」
マリア:「パペ、サタン、パペ、サタン、アレッペ……!」
マリアは顔を真っ赤にし、怒筋を浮かべて呪文を唱え始めた。
横田:「おーっとと!ここで私を攻撃したら、ここからの脱出は不可能になりますよ?さあ、早く水着姿か下着姿になるのです!」
〔「こちらは妙観講です。横田理事に告ぐ。貴様が地下にいることは分かっている。これより制圧に向かうので、おとなしく投降せよ。投降しなかった場合、我々妙観講が大聖人様に代わり、正義の鉄槌を下すことになるだろう。繰り返す……」〕
勇太:「マリアが着替えたり、脱いでるヒマなんて無いよ!?」
横田:「クフフフフ……。妙観講共も、あわてんぼうが多い様子。それなら、仕方ありません。マリアンナさん、今回だけは特別にスカートをめくり、パンティを見せてくれた後、そのパンティも私にくれたら、このエレベーターに乗せてあげることとしましょう」
勇太:「おい、フザけるな!!」
〔「あっ、こら!何だ、キサマ?!」〕
勇太:「ん?」
放送室を占拠している妙観講員に、何かがあったらしい。
その直後、館内にサイレンと自動放送が鳴り響いた。
〔自爆装置、作動。自爆装置、作動。このシステムを停止させることはできません。在館者は、ただちに外に避難してください。まもなく、当館は自爆します〕
勇太:「はあ!?何だって!?自爆?!」
マリア:「おい、どういうことだ!?」
横田:「こ、これは……!?」
〔「おい、何をするんだ!?」「こうなったら、妙観講の皆さん共々、臨終して頂きます」〕
横田:「あ、あの声はケンショーグレー(坪田)。私よりも更に影が薄いもので、すっかり存在を忘れていました」
〔「妙観講の皆さんこそ、大聖人様より、鉄槌を下されたいと思います」〕
横田:「あいつ、余計な事を……!」
勇太:「このままでは自爆するぞ!」
マリア:「くそっ!」
マリアはスカートの中に手を入れると、ついにスパッツの下に穿いていた唯一の下着をも脱いだ。
マリア:「ほら、これでいいだろ!?さっさとエレベーターを動かせ!」
横田:「嗚呼……マリアンナさんの脱ぎたてパンティ……!プーマの黒いスポーツショーツとは……意外なセンスですねぇ……クフフフフ……」
勇太:「魔界に行く時は、そういう下着なんだそうだ。って、そんなことはどうでもいい!早く早く!」
横田:「分かっています」
横田、手持ちのカードキーでエレベーターを起動させた。
ドアが閉まり、エレベーターはゆっくりと上昇した。
横田:「私の分析によりますと、上も同じく黒のプーマのスポーツブラだったりすると思われますが?」
マリア:「ああ、その通りだ!」
横田:「そのブラも見せてくださり、私に譲渡して頂ければ、ヘリにも乗せて差し上げますよ?」
マリア:「お断りだ!」
横田:「それは残念です」
エレベーターが、まずは1階に到着した。
バックヤードに位置しているのと、自爆装置が働いたことで妙観講員達も避難を開始しているのか、エレベーターの前に人はいなかった。
そこで勇太とマリアが降りる。
横田:「健闘をお祈りしますよ。クフフフフ……」
勇太:「大きなお世話だ!」
エレベーターを降りて、とにかく外に通じる出口に向かった。
バックヤードに位置するエレベーターだったこともあり、ここから1番近い出口は、ここに入る時に通った通用口であることが分かった。
しかし、あそこはもうシャッターが閉まっているはずだが……。
マリア:「いざとなったら、私が攻撃魔法でこじ開けるさ」
と、マリアが頼もしいことを言ってくれたので、そこに向かうことにする。
ノーパンになってしまったからか、マリアは時折スカートの裾を気にする為、あまり速く走れない。
勇太:「マリア、代わりの下着は!?」
マリア:「一応、持って来てる!」
勇太:「良かった!」
そして、通用口に行くと、シャッターは開いていた。
誰かが開けたのだろうか。
外に出ると、意外なことに、トラックが1台止まっていた。
最初ここに来た時、入って行ったリネンサプライのトラックだった。
不機嫌そうな運転手が勇太達を見つけて、近づいてくる。
運転手:「! もしかして、ここの関係者の人?」
勇太:「いえ、違います。どうしたんですか?」
運転手:「いや、ここから出ようとしたんだけど、ガードマンがいなくなっちゃったし、ゲートも開かないし、インターホン押しても誰も出ないしで、困ってるんだよ」
勇太:「今、館内は非常事態で混乱してるんです!そのせいですね!」
運転手:「何があったの?」
勇太:「爆発するそうです!」
運転手:「爆発ぅ!?」
勇太:「だから、ここから急いで逃げないと!」
運転手:「だから、ゲートが開かないんだって!」
勇太:「僕達、カードキーを持ってるんです!それで開くかもしれません!」
運転手:「そうなんだ」
勇太:「で、お願いがあるんですけど、ついでに乗せてもらえませんか!?」
運転手:「いいけど……」
勇太:「お願いします!」
勇太は急いでガードマンボックスに向かった。
そこで機器を作動させる為、カードキーを使う。
すると機器は作動したので、ゲートバーを開けるボタンを押した。
してやったり、ゲートが開いた。
勇太:「今のうちに!お願いします!」
運転手:「わ、分かった!」
トラックはベンチシートになっており、横並びに3人乗れる。
運転手を除けばあと2人乗れるからちょうど良かった。
勇太達はそれで脱出を果たせたのである。
公道に出てから、運転手が言った。
運転手:「本当に爆発なんてするのか?」
勇太:「らしいです!」
勇太が言い切った直後、爆発音が響いて、トラックの荷台のコンテナに建物の破片が飛んで来たのであった。
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