[3月25日08時00分 天候:曇 東京都墨田区菊川2丁目 愛原家3階ダイニング]
高橋「あっ、先生!おはようございます!」
パール「おはようございます」
愛原「あはは……おはよう」
高橋「どうかしたんスか?」
パール「……何か、先生のお体から変な臭いが……?」
愛原「うん、やっぱバレるよね。これ、帰ってからでいいから、洗濯しといてくれ」
私はそう言って、リサの部屋のベッドの中や下に落ちていた、使用済みのショーツやブルマ、スポブラを見せた。
高橋「あいつ!先生に散々っぱら言われたのに!後で俺から説教しておきます!」
愛原「いいよ。あいつが退院したら、俺から言っておく」
パール「でも先生、どうしてわざわざ今さらそれを?」
高橋「まあ、あいつの部屋の家探しなんて、あいつがいない時にしかできませんからねぇ」
愛原「いや、そういうわけじゃないんだ……」
私は、どう説明しようか、迷っていた。
ところが!
右手👋
左手✋
高橋「わあっ!何だ!?」
パール「先生、離れてください!危険です!」
リサの寄生虫から合体してできた、リサの分身とも言うべき右手と左手。
まるで、“アダムスファミリー”シリーズに出て来るハンドのような存在。
私の背中などに隠れていたが、ついに高橋やパールに対しても姿を現した。
愛原「実は、かくかくしかじか……」
私は観念して、昨夜にあった事を話した。
高橋「せ、先生!そういう時は、すぐ俺達に助けを求めて頂ければ、対処したのに……!」
パール「リサさんの分身であるなら、そんなに危険は無いと思いますけど、でも何で手だけ?」
愛原「特異菌さえあれば、エブリンのように、俺達に幻覚を見せることができたんだろうが、今はその特異菌が除去されたからな。いま駆使できるのは、リサの体の外から出て来た寄生虫と、それが合体してできたリサの手の化身だけだそうだ」
高橋「何だって今さらこんなのが……」
愛原「俺達が今日から出かけるから、留守番しててくれるらしいぞ」
すると手達、チラシの裏紙にスラスラとペンを走らせる。
『留守はセコムにお任せください』
高橋「不気味なセコムだなw」
パール「まあ確かに、侵入した途端、手のオバケが襲ってきたら、泥棒は一目散に逃げるでしょうねぇ……」
愛原「リサの分身なら、悪いようにはしないだろう。とにかく、脱ぎっ放しの下着は洗濯しといてやってくれ」
高橋「あ、はい」
愛原「まあ、使った後は俺が少し洗って……」
高橋「ん?何か言いました?」
愛原「い、いや、何でもない。そうか。リサのベッドで寝るハメになったから、あいつの匂いが付いちゃったか。……ちょっと、シャワー浴びて来る」
高橋「あ、はい!」
パール「早いとこ、4階にシャワールームが増設されるといいですね」
愛原「設置工事は来週からだろう?」
高橋「そうです!」
結局内装工事は、高橋の知り合いの内装工事会社に任せることにした。
こういう時、彼らの人脈は非常に助かる。
[同日08時30分 天候:曇 同地区 愛原家3階浴室→ダイニング]
愛原「ちょちょ……!洗うのは背中だけでいいって!こここ、こらっ!!」
シャワーを浴びていると、手達が入って来て、私の背中を流してくれた。
それだけならまだしも、シャンプーの他、全身『手洗い』コースまで!
絶対これ、リサの意思が働いてるだろ!もしかしてリサ、意識が戻ったのか!?
後で確認してみよう。
……最後には手○キでヌかれてしまった。
リサのヤツ、あんなに上手とは……。
い、いや、分身か……あれ?
愛原「ただいまァ……」
高橋「だ、大丈夫っスか、先生!?」
愛原「大丈夫、大丈夫……。さあ、朝飯にしよう」
パール「今朝はベーコンエッグです」
2つ目玉の目玉焼きに、カリカリに焼いたベーコンが下敷きになっていた。
土休日はパン食と決めているが、今日のパンはホットドッグだった。
今朝の食事当番は高橋だったことを思い出す。
高橋「実は事務所の冷蔵庫に置いてあるウィンナー、今日明日で賞味期限が迫ってることに気づきまして……」
愛原「そういうことか。それならしょうがない。勿体ないからな」
高橋「サーセン」
愛原「東京駅から11時くらいの新幹線で向かうぞ。タクシーの予約、よろしく」
高橋「あ、それならもうサムに頼んでます」
愛原「サム?」
高橋「佐元工務店のあいつですよ」
愛原「ああ!」
要は高橋の知り合い。
4階のシャワールーム増設工事を頼んだ工事会社だ。
こういうヤツらって、ニックネームを付けるのが好きなようだ。
佐元(さもと)だから、サムだって。
実際ゴリマッチョなところが、某海物語の某サムに似ているということからも、そう付けられた理由のようだ。
顔は全然似てないけどねw
愛原「うー……食後にキューピーコーワゴールドも飲んどこう……」
本体のリサは遠慮してるのに、化身の手達は遠慮が無い。
昨夜もリサの使用済み下着やブルマなどを使って、何発かヌかれた。
高橋「大丈夫っスか?」
愛原「大丈夫大丈夫。新幹線の中で、ビールでも飲めばすぐに元気になるよ」
高橋「さすがは名探偵っス!」
愛原「おい、探偵は関係無いだろ!」
尚、食後に現場に詰めている善場主任に確認したところ、リサの意識はまだ戻っていないという。
どうやら本体の意を組んだ手達が、本体に忖度して、積極的に私を攻めているだけのようだ。
高橋「あっ、先生!おはようございます!」
パール「おはようございます」
愛原「あはは……おはよう」
高橋「どうかしたんスか?」
パール「……何か、先生のお体から変な臭いが……?」
愛原「うん、やっぱバレるよね。これ、帰ってからでいいから、洗濯しといてくれ」
私はそう言って、リサの部屋のベッドの中や下に落ちていた、使用済みのショーツやブルマ、スポブラを見せた。
高橋「あいつ!先生に散々っぱら言われたのに!後で俺から説教しておきます!」
愛原「いいよ。あいつが退院したら、俺から言っておく」
パール「でも先生、どうしてわざわざ今さらそれを?」
高橋「まあ、あいつの部屋の家探しなんて、あいつがいない時にしかできませんからねぇ」
愛原「いや、そういうわけじゃないんだ……」
私は、どう説明しようか、迷っていた。
ところが!
右手👋
左手✋
高橋「わあっ!何だ!?」
パール「先生、離れてください!危険です!」
リサの寄生虫から合体してできた、リサの分身とも言うべき右手と左手。
まるで、“アダムスファミリー”シリーズに出て来るハンドのような存在。
私の背中などに隠れていたが、ついに高橋やパールに対しても姿を現した。
愛原「実は、かくかくしかじか……」
私は観念して、昨夜にあった事を話した。
高橋「せ、先生!そういう時は、すぐ俺達に助けを求めて頂ければ、対処したのに……!」
パール「リサさんの分身であるなら、そんなに危険は無いと思いますけど、でも何で手だけ?」
愛原「特異菌さえあれば、エブリンのように、俺達に幻覚を見せることができたんだろうが、今はその特異菌が除去されたからな。いま駆使できるのは、リサの体の外から出て来た寄生虫と、それが合体してできたリサの手の化身だけだそうだ」
高橋「何だって今さらこんなのが……」
愛原「俺達が今日から出かけるから、留守番しててくれるらしいぞ」
すると手達、チラシの裏紙にスラスラとペンを走らせる。
『留守はセコムにお任せください』
高橋「不気味なセコムだなw」
パール「まあ確かに、侵入した途端、手のオバケが襲ってきたら、泥棒は一目散に逃げるでしょうねぇ……」
愛原「リサの分身なら、悪いようにはしないだろう。とにかく、脱ぎっ放しの下着は洗濯しといてやってくれ」
高橋「あ、はい」
愛原「まあ、使った後は俺が少し洗って……」
高橋「ん?何か言いました?」
愛原「い、いや、何でもない。そうか。リサのベッドで寝るハメになったから、あいつの匂いが付いちゃったか。……ちょっと、シャワー浴びて来る」
高橋「あ、はい!」
パール「早いとこ、4階にシャワールームが増設されるといいですね」
愛原「設置工事は来週からだろう?」
高橋「そうです!」
結局内装工事は、高橋の知り合いの内装工事会社に任せることにした。
こういう時、彼らの人脈は非常に助かる。
[同日08時30分 天候:曇 同地区 愛原家3階浴室→ダイニング]
愛原「ちょちょ……!洗うのは背中だけでいいって!こここ、こらっ!!」
シャワーを浴びていると、手達が入って来て、私の背中を流してくれた。
それだけならまだしも、シャンプーの他、全身『手洗い』コースまで!
絶対これ、リサの意思が働いてるだろ!もしかしてリサ、意識が戻ったのか!?
後で確認してみよう。
……最後には手○キでヌかれてしまった。
リサのヤツ、あんなに上手とは……。
い、いや、分身か……あれ?
愛原「ただいまァ……」
高橋「だ、大丈夫っスか、先生!?」
愛原「大丈夫、大丈夫……。さあ、朝飯にしよう」
パール「今朝はベーコンエッグです」
2つ目玉の目玉焼きに、カリカリに焼いたベーコンが下敷きになっていた。
土休日はパン食と決めているが、今日のパンはホットドッグだった。
今朝の食事当番は高橋だったことを思い出す。
高橋「実は事務所の冷蔵庫に置いてあるウィンナー、今日明日で賞味期限が迫ってることに気づきまして……」
愛原「そういうことか。それならしょうがない。勿体ないからな」
高橋「サーセン」
愛原「東京駅から11時くらいの新幹線で向かうぞ。タクシーの予約、よろしく」
高橋「あ、それならもうサムに頼んでます」
愛原「サム?」
高橋「佐元工務店のあいつですよ」
愛原「ああ!」
要は高橋の知り合い。
4階のシャワールーム増設工事を頼んだ工事会社だ。
こういうヤツらって、ニックネームを付けるのが好きなようだ。
佐元(さもと)だから、サムだって。
実際ゴリマッチョなところが、某海物語の某サムに似ているということからも、そう付けられた理由のようだ。
顔は全然似てないけどねw
愛原「うー……食後にキューピーコーワゴールドも飲んどこう……」
本体のリサは遠慮してるのに、化身の手達は遠慮が無い。
昨夜もリサの使用済み下着やブルマなどを使って、何発かヌかれた。
高橋「大丈夫っスか?」
愛原「大丈夫大丈夫。新幹線の中で、ビールでも飲めばすぐに元気になるよ」
高橋「さすがは名探偵っス!」
愛原「おい、探偵は関係無いだろ!」
尚、食後に現場に詰めている善場主任に確認したところ、リサの意識はまだ戻っていないという。
どうやら本体の意を組んだ手達が、本体に忖度して、積極的に私を攻めているだけのようだ。
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