晴れの天気が続きます。
予報では今週半ばには
崩れる筈でしたが・・。
ただ、そのうちの何日かは、
夜のうちに降っていましたから、
全く降らないというのでも
ありませんね。
人間とはおかしなもので、
余計な心配ばかりしています。
さて、冒頭の 「薊(アザミ)」 の写真。
英語では、「Thistle」。
アンが、キャベツと共に、つまらない
名前の代表格に挙げている花です。
でも日本名は、そうではありませんね。
「薊」 という漢字も語感も、なかなかのものだと思います。
別名は、「眉づくり」、「眉はき」。
この別名は、半球形の花の形が白粉刷毛(おしろいばけ)に似ているからだとか。
ところで、この薊、根は食用に出来、(フジアザミ、モリアザミ、ハマアザミ)
タイアザミ類の根は、煎じて強壮薬、解薬、利尿薬となるそうです。
「花薊蝶とまらんとして高く」 ~高浜 虚子(たかはまきょし)
余談ながら、この高浜虚子、今読んでいる司馬遼太郎著 「坂の上の雲」 では、
正岡子規の弟子(献身的に子規の看病)として登場していますので、
何だか身近に感じてもいます。
ところで、ターシャさんの本を眺めていましたら、
先日の アガサ・クリスティー でも触れました、
【キツネの手袋(ジキタリス)】 の写真が載っていました。
同じく 【水松(イチイ)の木】 の記述も。
前述のように、薬になる植物があるかと思えば、↑ こんなに美しくても毒の花。
ともあれ私は、これまで 「水松(イチイ)の木」 なんて、見た事もありません。
あの時、水松(イチイ)の木で生垣・・? なんて思ったものですが、
ターシャさんの本で、その両方に出会ったのですから、一般的な木なのでしょうね。
私が知らないだけだったようです。
それにしても、クリスティーの中に出て来る様々な植物(ハーブ)にも、
目が離せなくなりそうです。
【電話ボックスになった木】 芍薬の周りに イチイ の木の生垣を造った事があるの。 でもイチイが成長すると、その一角が電話ボックスのように なったので、イチイ を全部抜いてしまいました。 そうしたら、午後のお茶をする場所から芍薬が、 良く見えるようになったわ。 やっぱり、イチイ は、そこにあるべきではなかったのね。 ~「楽しみは創り出せるものよ」 ターシャ・チューダ |