【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

言の葉の魔力

2009-06-05 17:30:17 | リラのお気楽ユメ日記


     起床時には、“3日連続の降りそうで降らない雨・・?”
    ~なんて思ったのも束の間、ぽつぽつ・・。

     さほど大降りという訳でもなく、
    降ったりやんだりを繰り返しています。
    そして又、気温は低くなりました。今日も、肌寒さを覚えます。

     こんな風に雨が降りますと、“6月、それは素敵な季節~♪” と
    歌っている 【松山千春】 のメロディーが頭をよぎります。
    『アンの世界』 ならではの事ですね。

 さて冒頭の写真。
5本の小さな瓶は、「五大陸香水」 と銘打った香水です。
左から 「アテネ」、「京都」、「シドニー」、「ニューヨーク」、「カサブランカ」。

 たった五つのそれですが、こちらも普段使い。
結構楽しい毎朝の香り選びとなっています。
都市名があるだけで、その都市に思いを馳せる事が出来るからでしょうか・・。

 この中では、結構強めの 「京都」 の香水が一番減っているのが、
我ながら意外です。次が 「ニューヨーク」。
尤も、強めと言いましても、オードトワレですので、軽いものです。

 因みに “オー” とは、フランス語で “水” という意味。
「化粧室で身だしなみを整えるという所の水」でしょうか。







   “「でも、あたしは綺麗でなくてもいいから、
  お嬢さんのような姿になりたいですわ。」
  シャーロッタ四世は心から言った。
   アンは笑い、自分に捧げられた讃辞のいい所だけを受け取り、
  有り難くない所は捨て去った。・・・”
           【「アンの青春」 第27章】

     朝のゴミ出しの時の事。
    向こうから犬を連れてやって来られるのは・・。
    ご近所の、ちょっぴり苦手な方。

     “しまった・・” なんて、心の中で思いながら、
    「おはようございます。」
    
     さっと通り過ぎました。いいえ、通り過ぎる筈でした。
    でも、つかまってしまいました。

     「あなた、ここに来られた頃と、
    ちっとも変っていらっしゃらないわ。」
    
     「そんな事・・(ある筈もございません)。
    でも、有り難うございます。」

     「余程、お化粧が上手いのかしら・・」
    ガ~~~ン!! 言わずもがなの一言って、ありますね。

 この方は、一事が万事この調子で、僅か5分も立ち話しましたら、
後味の悪い気分になってしまうのです。

 それに引き換え、全く逆の方が、4月から入会した生協の方です。
偶々、勧誘に来られ即入会。それと言いますのも・・。

 一つには彼の爽やかさにもありました。
その第一印象に間違いはなく、家の階段をいとも簡単に、
楽々と大きな荷物を抱え、いつだって笑顔で玄関まで運んで下さるのです。

 それが仕事とは言え、なかなか出来る事ではないと思うのです。
「いつも綺麗にしていらっしゃいますね。」

 お花の事かと思っていましたら・・。
「ベルトのワンポイントが光っています。」

 エッ!? なんて言う事は、しょっちゅう。・・となりますと・・。
「本当に有り難う。いつも助かります。」~なんて、温かい言葉の応酬となります。
人間なんて単純ですもの。

 「僕は鍛えていますから。
何かありましたら責任を持って引き受けますので、いつでも言って下さいね。」

 こんな風に1週間に1度、心の中で 「爽やかインド君」 と呼んでいた彼は、
(インドが大好きなんだそうです)昨日で終わり、新しい人に代わりました。
でも、次の方もタイプは違いますが、感じの良い方です。

 「全く、この世は会ったり、別れたりって事ばかりね。
リンドの小母さんの言う事じゃないけれど。」

                                         【赤毛のアン」 第21章】