【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

曖昧な? 季節

2009-06-27 19:15:55 | 路傍の花~道草


   こちらは今日も晴れ。
  おまけに昨夜もそうでしたが、カラッとしていて爽やかです。

   鶯(ウグイス)も鳴き、目を瞑ればさながら高原の朝!
  その湿度は、午後になっても52%と変わりません。(17時半現在)

   しかしながら外出しますと・・外は、やはり暑いです。
  野暮用で、下まで降りて来たのですが、自転車ですから汗びっしょりです。



   道すがら、今日も、キョロキョロ。
  どうしても下ばかり
  向いてしまいがちですが、
  ふと見上げた樹木の美しさに感動!

   萌え出る芽吹きの美しさ、
  瑞々しさ。
   
   躍動感溢れるこの季節のそれに、
  俄かに元気を貰った気分。

   ついつい花の美ばかりに目を
  奪われがちでしたので、
  そんな自分に、ちょっぴり反省です。

   “・・・あたしは前から 樹木の崇拝者 です。
  あたし達がレドモンドの文科で テニソン の研究をしていた時、
  あたしはいつも可哀想な イノーニ と共に悲しみ、
  彼女の奪われた松の木を嘆いたものです。・・・”

  [注:「イノーニ」 テニソンの詩(1930年作)〕            【「アンの幸福」 最初の1年】

   「樹木の崇拝者」、素敵な言葉ですね。
  最近、街路樹でさえ、バッサリ切り取られる事も珍しくありません。
  聞けば、住民からの苦情とか。

   夏は木陰を与えてくれ、木漏れ日の素晴らしさも教えてくれる・・。
  秋は紅葉、落葉の美。冬には立ち枯れた、オブジェの美もありますのに。

   でも、元々日本人は殊の外、庭木・・植木の姿や葉を愛したのですものね。
  日本庭園が良い例です。これこそ、「樹木の崇拝者」 ではないのでしょうか・・。

   ところで・・。
  ふと迷い込んだ小径に、
  向日葵(ひまわり)畑を発見。

   背丈も随分高く、優に2m以上は、
  あろうかというものです。

   ただ、お日様は照って
  いますのに、空は生憎の真珠色。

   向日葵こそ、青空が似合うものは
  ありませんので、ガックリです。
  そして、そして・・。

   道端には秋の花、「秋桜(コスモス)」 を・・。
  典型的な夏の花の象徴である向日葵を見た後で、今度は秋の花、コスモスとは・・。


  
   その上、写真こそ
  撮りませんでしたが、
  これも秋の花、
  「水引草」 を見るに至っては・・。

   一体、季節は、
  どうなってしまったのでしょう・・?
  この曖昧さに、愕然としています。

   それでも我家に程近い、
  川縁(かわべり)に、
  こんな小さな野の花を発見。
  可憐さに、ふっと心が和みました。