【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

儚い恋の花

2009-06-30 17:00:00 | ハーブと香り雑学




   今日は降ったりやんだりの空模様です。
  とは言え、それは朝早い時間の事。

   その後は、小康状態が続いています。
  典型的な梅雨空。

   そんな中、私の心をパ~ッと灯して
  くれたもの。それは水色の朝顔です。
  (冒頭の写真)

   つい昨日の事、
  【工房Miya さん】 のブログに開花した
  朝顔の写真が載っていました。

   こちらは初めて朝顔の写真を
  ブログに載せたばかりだと言いますのに、
  (それも葉っぱだけ)もう開花・・?

   “さすが南国宮崎だわ” ~なんて、
  思ったものです。そうしましたら・・何と我家にも! 今年の朝顔、第1号です。

   去年の 「ヘブンリー・ブルー」 に、良く似ていますが、
  こちらのネーミングは、「富士の空」 となっています。
  
                 これからどんな風に変遷して行ってくれるのか、楽しみです。
    朝顔は、地植えで後2ヶ所。鉢で、もう2鉢植えました。
    
      朝顔の事は、これまで随分記していますので、
     今更改めて述べる事はなさそうです。

     ただ、朝露を浮かべながら、爽やかな色彩の花を早朝に開き、
    昼近くには萎んでしまう花を見ますと、花言葉の 「儚い恋」 も、
    分かる気がします。何だかいじらしくて・・。

     そんな所が、多くの人々の心を(特に日本人)捉えて離さない
    所以(ゆえん)なのでしょうね。感慨深い花です。

     そうそう、もう一つ。「堅い約束」 という花言葉もありますね。
    これは、蔓が垣根などにしっかりと巻き付く事から名付けられたとか。
    
     「堅い約束」 をしたのに、(した筈?) それは脆くも崩れ去り・・
     「儚い恋」 と消えてしまった・・。いいえ、消えてしまう運命であった・・
    
     ~なんて、何だかロマンティックですね。美しい悲劇のヒロイン・・。
    悲劇のヒロインは、美しくなければなりません。

     さて今日は、思いも掛けない朝顔の開花を見ましたので、
    それを初め、大好きな青い花を並べてみました。
    
     今盛りの紫陽花に、「コモンセージ」、今はまだ蕾の 「アメジストセージ」 です。
    そうそう、もう一つ開花を待っている、「メドウセージ」、「ボックセージ」 もありましたっけ。

     セージの美しさは、その凛々しい立ち姿にありますね。
    それに青や紫の花は殊の外、目を引きます。

     和名を 「薬用サルビア」 と言いますように、薬用ハーブの筆頭格で、
    イギリスでは、“セージの植えてある家には病人が出ない” と言われ、
    非常に重宝されたハーブです。

     遡って、ギリシャ、ローマ時代には・・。
    “これを倦(う)まず用いたらば、人間を不死ならしむとなむ” とさえ、
    言われたハーブです。

     尤も、こちらの 「メドウセージ」 や 「アメジストセージ」 は、
    残念ながら鑑賞用です。念のため。