昨日の雨は上がりましたが、
梅雨特有のはっきりしない天気に
なっています。
それでも、時折、太陽は
顔を出しています。
ただ今年は、今日も蒸し暑さをあまり
感じません。湿度は随分、高いのですが・・。
未だに長袖のブラウスを着ています。
(Tシャツではありません)
例年でしたら襟元など暑苦しくなり、
すっきりしたTシャツしか着れなくなっている筈なのですが・・。
今日も、“午後からお天気” になりました。
さて、そんな中、気分を明るくして
くれるように、パッと開いたのは、
今年も真っ赤なハイビスカス。
“私はあなたを信じます”
その花言葉の通り、純心、無垢な花。
この花に、真っ直ぐに見つめられると
何も嘘の付けない・・こちらまで
思わず素直になってしまう花・・。
別名が、「仏桑花(ブッソウゲ」)、
「菩薩花(ボサツバナ)」 と聞けば・・
成程・・なんて、妙に納得。
原産地も中国南部や、
インドと言うのも分かる気がします。
しかしながら、「ハイビスカス」 と言えば、
何と言っても、ハワイのイメージでしょう。
真っ直ぐな長い髪に、ハイビスカスの髪飾り・・
南国ムード満点の花ですものね。
さて、話はガラッと変わって。
やっと、アガサ・クリスティー著 『ポケットにライ麦を』、読了。
と言いましても、2度目、いいえ、3度目にもなる読み直しです。
かれこれ10年位前にも1度、読んだのですが、
その頃の私は、乱読もいい所。
勿論、ハーブなどには、これっぽっちも興味ありません。
あるのは、ミステリー要素だけ。
でも今回は、ハーブに視点を当て、これも例により音読で。
そんな風に、望んだのはいいのですが・・。
出て来るのは、後にも先にも・・最初に登場した、
「水松(イチイ)」 の実だけと来ています。何だかガックリ・・。
そうは申しましても、(いつもの事ながらではありますが)犯人の意外性や、
ストーリー性は、抜群。ついつい物語の中に、どっぷり引き込まれてしまいます。
さて、今回読んで特に感じた事。
こうした翻訳本の言葉遣いの美しさです。例えば、こんな風に・・。
「奥様、お入りになったら? 外套もお召しにならないで、 外にお出になっては毒ですよ。もう随分、冷えて来たでしょうに。」 【「ポケットにライ麦を」より】 |
ごく、ごく・・さり気ない、日常会話ですが、一事が万事こんな調子です。
さしずめ、“現代” でしたら、いかがでしょう・・?
「奥さん、入られたら? コートも着ないで外に出ると毒ですよ・・・・・」
いやはや・・。
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