日々の暮らしに輝きを!

since 2011
俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

氷河特急 & フルカ峠越えドライブ

2011年08月02日 |    スイス

ツェルマットからグリンデルワルトへの移動は、氷河特急でアンデルマットまで行き、その先はバスでフルカ峠、グリムゼル峠越えをしてグローセシャイデックに寄り、グリンデルワルトへという道順でした。

氷河特急はツェルマット~サンモリッツ間の270kmをおよそ8時間かけて走っているパノラマカーです。平均時速は約34kmで特急というより鈍行で、世界一遅い特急と呼ばれているそうですが、その分、車窓の風景を充分堪能出来ますね~。

Photo <氷河特急車内>

私達が乗ったのはその中のツェルマット~アンデルマット間(3時間)ですが、この区間は氷河の雪解け水によって削られた断崖ぎりぎりを、ゆっくり徐行しながら進んでゆくような場所もありましたが、大部分は小さな村や町ののどかな風景を遠目に見ながらの走行です。途中ウエイトレスが飲み物のオーダーを取りに来たりしました。

Photo_2 <車窓からの風景>

アンデルマット到着後バスに乗り換えて峠越えドライブに出発です。フルカ峠(2436m)、グリムゼル峠(2165m)は冬の間は雪に閉ざされて不通になり、6~9月のみ通行可能なんだそうです。

フルカ峠は、驚くようなヘヤピンカーブの道(日光のいろは坂よりすごい?)をバスでぐんぐん上がって行くのですが、一車線で、しかもガードレールも無い道(下は断崖絶壁のところもあり!)が多いです。見通しの悪いカーブの場合、ホルンの様なのどかな警笛を出して互いを確認し、対向車があればバス優先のようでした(制限しているのか対向車はあまり来ません)。 

Photo_3<ヘアピンカーブ>

周りの景色は、森林限界を超えた所まで登ると背の高い樹木は無く、薄っすら草が生えている感じで、もっと上まで行くと岩ばかりの荒涼とした風景が広がります。こんな景色の変化を楽しめるのも、この峠越えの魅力だと思います。

Photo_5 <荒涼とした風景>

途中ローヌ氷河を見学しましたが、これがフランス南部を流れる大河ローヌ河の源流だそうです。残念なことに温暖化の影響で年々後退し、私達が見学した時は溶けない様にとの配慮だと思いますが、上部を一部シートで覆ってありました。氷河の中にも入れる様になっていて、氷河って電気に照らされるとブルーなんですね~、とてもキレイでした。

Photo_6ローヌ氷河>

Photo_7 <氷河内部>

このフルカ峠越えドライブは、登るにつれて周りの景色が、日本では見られない様な景色に変わっていく事や、途中氷河を見たり、又その中に入ったりなど、なかなか楽しい変化にとんだドライブでしたが、日本に帰ってから聞いた話では、スイス山岳ドライブ人気NO.1だそうです。なるほどと思いました。

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へ←ランキングに参加中! クリックよろしく~(^-^)