アインシュタインは光量子仮説を唱えた。光は粒(粒子)であると共に波(量子)でもある。
これではイメージが湧きづらいので、丸い粒が呼吸しているかのように大きくなったり小さくなったりする様子をイメージするとよい。
膨らんだり縮んだりする様子をオシロスコープで観測すると、振動する波としての性質が浮かび上がってくる。
(「場」を考える ~ 意識や生命の見える化 (1))
私は、人間もまた光量子、つまり光のようなものではないか、と思う。
物質としての粒子の性質を持ちながら、意識や魂といった目に見えない量子的な拡がりやポテンシャルを持ったものと考えるとしっくりくる。
そして、身体や生命の根源的な性質もまた、量子的、つまり律動する波のようなものだと思う。
私たちがフラットランドの住人だとしたら、
つまり、私たちが知覚できる次元が限定的なもので、例えば2次元だとしたら、
本質としての球体を知覚することができずに、2次元の面上の球体の影、つまり円にしか見えない。
円形の影は規則的に大きくなったり小さくなったりする波のようなもので、
時に点になって消えてしまったように見える。
しかし、次元を上げて3次元世界からみれば、球体は変わらずにそこに存在する。
2次元世界の面を通過してしまっただけで、消えてなくなってしまったわけではない。
(特異点は解消されるものだ)
むしろ、2次元世界で見えていたものは影であって本質(球体)ではない、ということが分かるようになる。
例えば人が亡くなるというのは、そのようなことなのかもしれない。
別に死生観や異次元世界についての話だけをしているわけでもない。
私たちは面に映し出された球体の影を見ているだけで、
たとえ、点になって消えてしまったように見えても、
次元を上げた場所では、球体は変わらず、そこに在るのかもしれない。
知覚できる場所(面)、次元から離れてしまっただけで、本質的な球体に変わりはない。
(そうだとすれば、私たちがこの世界で知覚する揺らぐ周波は影のようなものなのか。
次元を上げた世界では、周波(量子)は、3次元世界の球体のように並進運動をしている物体(粒子)なのかもしれない。
これは量子論を超えた本質がまだまだ隠されているということなのかもしれないぞ。)
ゴルフィー仮説の誕生だ、これは。
~ 「量子と粒子は次元を跨いでそれぞれの性質を見せる。」
例えば、ヤングの実験では、観測した時点で次元が変わってしまっている、と考えてはどうか。
観測するという意識を持つことで次元が上がるために、影のような量子的で不確定なものが収束して物体化する。
きっと、意識は次元を跨ぐのだ。
量子のミクロ世界とマクロ世界では物理法則に違いがあるが、ミクロ世界とマクロ世界の境界ははっきりしない。
同様に、次元を上げた世界というものも、私たちの「今、ここ」の空間に織り込まれているものであって、「遥か遠くの異次元世界」的なイメージを持つから話がややこしくなるのではないか。
異次元世界は、量子状態からの励起やトンネル効果などの現象に既に顕れているものであって、遠い世界にあるものではない。
「今、ここ」も宇宙の一部であって、
私たちもまた、異次元世界に接触しながら生活しているのではないか、
その接触ポイントがミクロとマクロの境界線になるのではないか、という仮説なのです、これは。
(ゴルフィー仮説、というのも安っぽいので、エラそうに「多次元境界仮説」といってみた。)
( ↓ )この図はネットからのものですが、多次元が交錯する原点にいるのが私たちの意識だと考えるとよいのではないか。
(意識は2次元方向にも向かい得るし、もっと多次元な方向にも向かい得る。)
私たちの意識が認識する世界は平面的で2次元的な限定的ものかもしれないし、
同じ2次元であっても3次元的に波打ったデコボコがあるものかもしれない。
インスピレーションを高めて多次元的で柔軟な振動を持ち得るほどに、
本質(球体)の存在を感知することができるようになるのではないか、という発想。
さて、身心を含めた宇宙を満たしているのが周波(量子)であるならば、
それら万物が発する振動を感じる、
周波数のチューニングが大切なのだと思います。
具体的な周波数のチューニング方法としてのヨガや瞑想について、はこれまでも何度か採り上げてきましたが、続きはまたの機会に。
~ If you amplify the frequency, the structure of the matter wiil change.
(振動を増幅させることができれば、問題の構造が変わる。)
Ancient Knowledge Pt.1 Consciousness, Sacred Geometry, Cymatics, Illusion of Reality (Rare Footage)
音楽とは何だろうか。その本質は振動である。
この振動には信じられないほどの力がある。
~ 音楽が何か、本当に知っている人なんているのだろうか?
それは単なる物理的現象なのか? 数学なのか?
恋愛の材料、あるいは商売のネタか?
なぜ人間にとってそんなに大切なんだろう?
その本質は何なんだ。
(スティング)
音楽と人間と宇宙~世界の共鳴を科学する~ | |
エレナ・マネス | |
ヤマハミュージックメディア |
音楽が原始的な力を持っていることを、私たち人間は本能的に知っている。
これまで発見された文化には必ず音楽があった。
音楽の起源は農業より古く、おそらく言語より歴史は長いと思われる。
哲学者や音楽家自身は、何世紀もの間 音楽について思索を続けてきたし、その魔法の力について説明しようと試みてきた。
2千年以上も前にプラトンは「リズムとハーモニーは魂のずっと奥にまで届く」と発言している。
だが、科学が真摯にその探索に加わろうとしたのは、つい最近のことなのだ。
音楽科学は、今現在私たちのまわりで起きている冒険の一つである。
これはまだ生まれて間もない分野で、まだ答えが出ていない、あるいはまだその一部にしか手がつけられていない重要な問題がたくさん残っている。
振動する世界としての宇宙論にまで話が及ぶ。
スティングが発する素朴で根源的な疑問、おもしろい本を見つけました。
( ↓ ) Where the Hell is Matt? をほうふつとさせるような、魅力がある。
We Found Love- Lindsey Stirling- VenTribe
言ってることは単純で、マクロとミクロ、あるいは次元と次元の橋渡しをするだけのアイデアなのです。証明しないと、ハードサイエンスにはなり得ないけど、お金かかりますし。(>_<)
ゴルフィーさんって超理系なのに、文学的で哲学的でミラクルマンですね~