まだ春は浅い。霞がかかった空から弱弱しい日差しが刺して来る。
季節の変わり目は心の揺れる季節。
年度末試験が終わり進級が決まった頃から、なぎぃは少し落ち込み気味だった。
書いた小説の評価も低く、次の小説も苦労しているようだった。
朝早く起きてみたり、一日中寝てみたり。
学校に行く必要がなくなると、自分で生活のリズムを管理するのは難しい。
一昨日、友達と会って帰ってきた夕方だった。
夕食を呼びかけても部屋から出てこないので、覗くとベッドにうずくまっている。
どうしたのか聞いても答えない。泣いているようだった。
しばらくそのままにして、みんなが夕食を終えた頃、目を真っ赤にして起きてきた。
「僕、小説を書くのを辞めようと思う」
翌日が仕事で早く寝ようと思っている時に限ってなぎぃの調子が悪くなる。
理由を尋ね話をした。
原因はやはり書いた小説の評価が悪かったこと。
自信をなくし目標を見失っている。
話したことは三つ。
一つは春と秋に不安定になる心のこと。
自分で分かって対処しなくてはいけないこと。
一つは小説を書くと言う自分の中から出す作業をするためには、たくさんの知識や経験を積む必要があるということ。
書けない時は入れる作業をすればいいのではと。
一つは小説を書くと言うことのほかの大事なこと。
高校を卒業すると言う目標。専門学校で学ぶと言うこと。
その先の仕事をして自分で稼ぐと言うこと。
そのためにはしなければならないことがあるということ。
昨日仕事から帰ってくるとパジャマに半纏姿のなぎぃ。
やっぱり目が赤い。
「春や秋にこんなになるんじゃ仕事なんか出来ない」
悩みはそう簡単には払拭されない。
でも、今出来ることをすればいいじゃん。
仕事だって自分の体調に合わせて出来る仕事を選べばいい。
就職が無理なら派遣だってある。
これは自分自身にも言ってる言葉。
生きていく道はいろいろあると思いたい。
不安なんて考え出したらとてつもなく大きくなる。
今朝はなぎぃも明るい表情。
録画して見てなかった「アンフェア」を一緒に見た。
「やっぱり犯人はAだったろ?」と得意気に言われてしまった。
よかったね!
この歳になって、いろんな生き方、あっていいし、もっと自分に素直に生きていけたら・・・と
思うようになりましたね~
かたちにとらわれず。その代わり目標は決めないと1日、24時間あっけなく流れちゃうけどね~
我が子達に目標はあるのか???
明日は成績発表、気にはしているのかな?
毎日、ゲーム三昧。
いろいろ言っても聞く歳じゃないものね~
単位が取れてれば問題ない。
ゲーム三昧・・・くぅと同じ。
学校では分からないけど、家にいるとずっとゲームしてる。
大丈夫か???
・ただ、生きているだけですべての事が入れる作業になってるという事。
・書く人は書く、書かない、プロになる、ならない、ではなく
結局は書(描)かずには居られないという事。
ということで、考えてもどうにもならない将来を不安がるよりも
今を楽しんで欲しいな~と思います。
もちろん、将来を考えて色々準備するのも努力するのも大事だし、
書く人になるのなら、積極的に入れる努力は無駄にはなりませんが…
それはそれで幾つになってからでも遅くはないです。
むしろ一生続けなきゃいけないわけで…タイムリミットなんてないのです…。
まず自分が楽しまなきゃ人を楽しませる物なんて出来ませんぜ!!
料理でも小説でも何でもそうだと思いますね。
やる気のない商売好きじゃないって感じの店主のお店って美味しくないですもんw
書き始めると元気になるのが不思議。
助言ありがとうございます。
一喜一憂しているなぎぃですが、これからもよろしく。