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鶏と言えば…

2021-01-05 16:42:47 | お天気
朝は少し日差しもあったが、午後には雲が広がり冷たい風が吹いてきた。
正月寒波へと徐々に寒さが加速する。

鶏と言えば昨年は、吉川貴盛元農相が大臣在任中に鶏卵生産大手の元代表から現金を受け取っていた疑惑が取りざたされ、病気を理由に議員辞職をして「これで自民党に迷惑はかけない」と今頃ベッドの上で胸をなでおろしているのかもしれない。

ことの発端となった「アニマルウェルフェア」なる物を調べてみた。
金を渡す動機となった時には、たとえ鶏卵の生産を目的に飼われていても、止まり木や巣を用意すべきだと要求されたとか。そして、金が渡った後その要求は消え失せたという。

養鶏に関する「アニマルウェルフェア」は、鶏肉生産と鶏卵生産の二つの文章が作られている。
内容は、病気やけがにならないようにするとか、餌をちゃんと与えるとか、もっともらしい役人の文章で、現行の養鶏業者が一つも困らない内容の「アニマルウェルフェア」ができあがっている。
ウインドレス鶏舎にも何の問題もなく、むしろ人口の照明で生態を管理することで卵を多く生産できると書かれている。そうやって、鶏肉になるブロイラーは大人になれず、ピヨピヨと鳴く太った体に育てられ、若鳥として出荷される。
まるで工業製品の生産工場のようだ。
命を奪うとしても、自然の光や風の入る鶏舎で健康に育てられた鶏の方がおいしいに決まっているのに。

日の光も自然の風も通らないウインドレス鶏舎の飼育が普通なのに、止まり木や巣などと言われても「無理でしょう」と苦笑するしかない。そのために大臣に金を渡さなければならなかったのかと不思議だ。

人に感染して新たなパンデミックの脅威とならないように、鳥インフルエンザが出た地域の鶏は徹底的に殺傷される。私には、養鶏業者のためだけでなく、鳥インフルエンザが人に感染するウイルスに変化することを恐れて、500万羽もの鶏を葬ったように思えてならない。
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