今日のお天気は・・・

何気ない日々の出来事をつづっていきます

春の揺らぎ

2006-03-23 11:14:15 | 家族

まだ春は浅い。霞がかかった空から弱弱しい日差しが刺して来る。

季節の変わり目は心の揺れる季節。
年度末試験が終わり進級が決まった頃から、なぎぃは少し落ち込み気味だった。
書いた小説の評価も低く、次の小説も苦労しているようだった。
朝早く起きてみたり、一日中寝てみたり。
学校に行く必要がなくなると、自分で生活のリズムを管理するのは難しい。
一昨日、友達と会って帰ってきた夕方だった。
夕食を呼びかけても部屋から出てこないので、覗くとベッドにうずくまっている。
どうしたのか聞いても答えない。泣いているようだった。

しばらくそのままにして、みんなが夕食を終えた頃、目を真っ赤にして起きてきた。
「僕、小説を書くのを辞めようと思う」
翌日が仕事で早く寝ようと思っている時に限ってなぎぃの調子が悪くなる。
理由を尋ね話をした。
原因はやはり書いた小説の評価が悪かったこと。
自信をなくし目標を見失っている。
話したことは三つ。
一つは春と秋に不安定になる心のこと。
自分で分かって対処しなくてはいけないこと。
一つは小説を書くと言う自分の中から出す作業をするためには、たくさんの知識や経験を積む必要があるということ。
書けない時は入れる作業をすればいいのではと。
一つは小説を書くと言うことのほかの大事なこと。
高校を卒業すると言う目標。専門学校で学ぶと言うこと。
その先の仕事をして自分で稼ぐと言うこと。
そのためにはしなければならないことがあるということ。

昨日仕事から帰ってくるとパジャマに半纏姿のなぎぃ。
やっぱり目が赤い。
「春や秋にこんなになるんじゃ仕事なんか出来ない」
悩みはそう簡単には払拭されない。
でも、今出来ることをすればいいじゃん。
仕事だって自分の体調に合わせて出来る仕事を選べばいい。
就職が無理なら派遣だってある。

これは自分自身にも言ってる言葉。
生きていく道はいろいろあると思いたい。
不安なんて考え出したらとてつもなく大きくなる。

今朝はなぎぃも明るい表情。
録画して見てなかった「アンフェア」を一緒に見た。
「やっぱり犯人はAだったろ?」と得意気に言われてしまった。
コメント (4)
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