夢の人

心はいつまでも子供のまま。生活感無き こだわり人は、今日も夢を追いかけて多忙です。

【ポール来日記念】 週に8日のビートルズ ~No.2~

2013-11-20 19:16:01 | Weblog
 当ブログタイトルである【夢の人】は、今回のライブでも演奏された『夢の人(I' ve Just Seen a Face)』にちなんでいる。

 「アウト・ゼアー」ツアーのポール・マッカートニーは、明21日の東京公演最終日も以て日本をあとにする。 大阪、福岡、東京とそれぞれに特徴はあったようだが、ステージ職人としてのポールは一貫していた。
 全て綿密に練りつくされた内容だ。 東日本大震災に触れての曲が『レット・イット・ビー』だったり『イエスタデイ』だったりしたのは、ドッチニスル?みたいな検討がされたかのように思えて、訪問先に配慮した努力の一端ととれる。 ジョンやジョージに捧げる意味で選んだ曲も、過去の政治的問題を少々口にしてから歌った曲も、流れる映像と相まって共感を呼ぶものだった。 しかし実は、ポールに感傷に沈んだ表情も政治的な述懐も、重々しいものになると似合わない。 彼は自身の内を通り過ぎた事柄を巧く表現しながら、聴衆を喜ばせることに徹底したエンターテイナーなのだ。
 バンド・メンバーとの掛け合いや観客を音と視覚で酔わすことを自ら楽しみつつ、何ステージもこなす本物のアーティストである。 30曲以上演じた後に絶叫系の曲を歌うパワフルな71歳である。

 東京の19日公演では『あの娘におせっかい(Listen to What the Man Said)』が『Jet』に、『Get Back』が『I Saw Her Standing There』に、それぞれ変更されていた。 ウイングス時代の代表曲『Jet』、聴きたかったなー! 筆者がバンドやってた頃の十八番『I Saw Her Standing There』も!
 『夢の人(I’ve Just Seen a Face)』は『今日の誓い(Things We Said Today)』になっていたが、楽曲としては渋い後者のほうが好みかも。

 とにかくビートルズとポール・マッカートニー語れば週に8日は必要だ。

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