夢の人

心はいつまでも子供のまま。生活感無き こだわり人は、今日も夢を追いかけて多忙です。

罰当り、ということ

2012-06-15 16:58:50 | Weblog
 17年前の地下鉄サリン事件で特別手配となっていたオウム真理教の元信者、高橋克也容疑者を警視庁が殺人容疑などで逮捕した。 これで特別手配の19人全員が逮捕された。
 平田信被告の自首及び菊地直子容疑者の逮捕は、今回に繋がる大きなきっかけになったと思われる。 数多の事件事故に埋れかかっていた世間の目を、17年の歳月を経た今再び当件に向けさせたのだから。 通報した漫画喫茶の店員の方はまさにグッジョブである。 ただ、ニュース・サイト等に散見される一般人のコメントで
「懸賞金は? 1千万円は?」
 だの、
「案外あっさり捕まってがっかりした」
 とかの卑しく浅ましい内容には慄然とする。
 賞金首なんてものは日本でも外国でも昔からあったので、一獲千金のつもりで自らが捜しまわるのも良かろう。 しかし、これはドラマでも映画でもゲームでもない現実問題である。
 何も終わってはいない。 地下鉄サリン事件で悲しみのどん底に突き落とされ、苦しみ続けている人々がいる。 そして、オウム真理教は名前や形態を変えて存在している。 教祖を名乗った人物に未だ刑罰は執行されていない。

 昨日、大阪心斎橋の通り魔事件で犠牲になった南野信吾さんの通夜が営まれた。
 その日、音楽プロデューサーである南野さんは、私がかつて勤務していた企業が関わるライブハウスに当夜の為の機材を搬入し、そこから東心斎橋にある駐車場へと行き――
 3人の子供と音楽に対する愛情を残して、無念の死を遂げた。

 犯罪者達よ、罪を計画する不心得者達よ、他人の痛みを慮れぬ者達よ、古来から伝わる言葉を敢えて口汚く書いておく。

バチ当りどもが! アンタらが死んでまえ!


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