今年の漢字が発表される日も近い。 最有力候補は「禍」であろう。
武漢ウイルス禍、国際社会間に残る禍根、実に嫌な文字だが「禍」が渦巻いた2020年を象徴している。 否、その兆しはもっと以前からあった筈だ。 人は気づかなかったのか、気づきたくなかったのか。 いずれにせよ、現況及び元凶を打破してゆく道を個人も社会全体も選んでゆかねばならない。
当ブログ筆者の周囲は依然として加齢による持病(!)以外は事無きを得ているので、ことさらに数字で煽り倒したい様子のメディアはシャットダウンして、現在は必要不可欠と判断した情報だけを慎重に記憶しておくように決めている。
さて、映画『鬼滅の刃 無限列車編』は依然としてロングヒット中。 換気に消毒や飲食物関係といった上映館側の努力と、鑑賞者が頑張って守るべき項目とは、少なくとも今まで足を運んだ場所では実を結んでいると思われる。
『無限列車』の「無限」は「夢幻」とダブル・ミーニングであると考えていたのだが、本当のところはどうなのだろうか。
「禍」の悪夢を断ち斬る日輪刀が煌めく日の遠からんことを祈る。