a vacant mind

虚無と音楽

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2006-10-02 | Diary
考えないように生きようとした、でもそんなことできる訳もなかった。
それで考えるよりも全てのことを忘れようしたのだ、無かったことに取り敢えずしてみる。
少しは楽になるかもしれないが、ただの誤魔化しに過ぎないことは明らかだった。
忘れなければならないことだってあるが、想い返せばその何倍にもなって憎悪が吹き出すだけだった。
忘れようとすれば忘れようとするほど、怒りや憎しみはどうやら募っていくようです。
その対象もそして自分自身に対しても殺意を抱くに到るには時間はかかりませんでした。だからかもしれません連日TVから放送される犯罪の低年齢化を何の不思議でもないと感じるのは。
今に始まっている訳ではないということをまだわからないのでしょうか?
篩に掛けることに一生懸命で、偏差値偏重の歪みを無視し続けて、勝ち組、負け組と一喜一憂している。滑稽だと思わないことが不思議でならなかった。


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2006-10-02 | Diary
自分は悪くないそう思わなければ、自身を維持することができなくなっていた。
自己を正当化しなければ壊れてしまいそうで恐かったのです。
理由なんてどうでも良かったのです、どうでもよくなっていく日々に、ただ苛ついていた青い日々。思春期というものはとても厄介なものだった、少なくとも自分にとっては。
異常な体の成長もその一因ではあった、心と体がバラバラだったから生き方を見失っていたというより、生きることよりも死ぬことの方が妙に格好いいと思う頃だった、生き恥を晒して生きるよりも死んだ方がいいと考えるようになっていた。
太宰治の人間失格なんて影響されながら、本当は自死というものは格好のいいものなんかじゃないことを知るには、まだとても幼かったのだろう。
10代はまるで暗黒のような日々だった、生き続けられることなんて思っても見ない。それと同時に抱え込んでしまった自身の問題とリンクさせてしまったから、思考が完全停止してしまったのも確かだ。もうこれ以上何も考えられない、考えたら生きられないのではないかという本能のようなものが働いたようだ。
そしてこれは、ただの始まりでしかなかった。
言葉にできるものかわからないけれども・・・・


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