a vacant mind

虚無と音楽

All or Nothing

2008-05-31 | Diary
「人生は、時々晴れ」というイギリスの映画。
日々をたんたんの過ごすタクシー運転手の父、スーパーのレジーをしている母、長男はニートかな、長女は老人施設で掃除係。
日本においてもどこにでもありそうな状況だ。
漫然と過ぎていく日々にいつしか慣れてしまう。
変えようのない現実が眼前に横たわっている。
何かを変えるにもすでに何かが薄れていくのだ。
忙しさに日々追われているうちに家族が家族でなくなっていく
そこに一緒に住んでいるだけで相手の気持ちなど見えてくるわけもない
干渉的な家族ではないけれど冷ややかな空気が家を包んでいる
長男の突然の心臓発作によって家族の絆を取り戻していく
心に溜め込んでいたものが爆発してしまう母親
人生に煮詰まってささやかな逃避行していた父親
いなくてはならないときにそこにいないことがどれだけ重要ことであるか
どうして一緒にいたいと思ったのか思い返すことすらできなくなったら
もう一緒にはいられないものなのかもしれない

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…~

2008-05-31 | Diary
かけがえのないものを
人はどれだけ残せるのだろう
使い果たしてしまうのだろうか
限りあるときを限りあるものに
限界を超えたときに崩壊は始まる
かたちあるすべてのものは
限りある故に闇雲に突き進むことは
とても危険なことなのでしょう
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他人と闘うな

2008-05-30 | Diary
いくら競って他人と闘うとしても
ただ勝つための勝負ならしないほうがいい
勝てば官軍なんて愚かではないか
勝てば何をしてもいいということではない
知性も何もない自己満足であるとしたら
何のために闘ってきたのかということになる
勝つためだけの社会では退屈だろう
負けることをよしとはしない
勝とうが負けようが生きなくてはならないが
どうも引っ掛かってしまうピラミッド型の社会
エジプトの遺跡は文明衰退の残骸でもある
それを引き継ぐ人類は一体何なのだろう

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平静

2008-05-30 | Diary
数年前の精神状態は放心状態だった
体から気力が抜けていくような感じだった
張り詰めていたものがはち切れそうになっていた
人を好きになったこともない人間
心の内は封じ込めてきた歪なもの
生きていたくはなかった
死にたければ死んでしまえばいいと思った
ただ切羽つまった経済状態ではなかったから
ゆるく過ごしていた
ゆっくりと目に映る景色を認識できるようになるまで・・・
オブジェではないそこに咲く花を愛でるように
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絶望の谷

2008-05-29 | Diary
1人でつくり出す絶望感
まるで底なし沼のようだった
何も見えないただ足元から沈み込んでいく
そんなことを飽きもせず繰り返す
一体どれだけ絶望感に浸っていれば気が済むのか
まあいい加減自分で自分に呆れ返っていくのだ
何もできなかった子どもならば少しは許されいたのだろう
初老に差し掛かろうとする今は現状認識できているからまだいい
何が絶望かというと完全に孤立していると思い込んでいたことだろう
誰にも理解されることもしないでわかってほしいなんて土台無理な話し
四面楚歌にならないとわからないこともあるだろうし
どうして四面楚歌の状態をつくりだしたのか考えなくてはならない
絶望したって別にいい絶望の谷がオーバーフローしなければ


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