世界変動展望

私の日々思うことを書いたブログです。

国公立大入試で2次の学力試験廃止 人物評価重視

2013-10-11 19:50:16 | 政治・行政

国公立大入試:2次の学力試験廃止 人物評価重視に

毎日新聞 2013年10月11日 07時00分(最終更新 10月11日 09時33分)

政府の教育再生実行会議(座長、鎌田薫・早稲田大総長)が、国公立大入試の2次試験から「1点刻みで採点する教科型ペーパー試験」を原則廃止する方向で検討することが分かった。同会議の大学入試改革原案では、1次試験で大学入試センター試験を基にした新テストを創設。結果を点数グループでランク分けして学力水準の目安とする考えだ。2次試験からペーパー試験を廃し、面接など「人物評価」を重視することで、各大学に抜本的な入試改革を強く促す狙いがある。実行する大学には補助金などで財政支援する方針だ。

 同会議のメンバーである下村博文文部科学相が、毎日新聞の単独インタビューで明らかにした。

 同会議は「知識偏重」と批判される現在の入試を見直し、センター試験を衣替えした複数回受験可能な新しい大学入学試験と、高校在学中に基礎学力を測る到達度試験の二つの新テストを創設し、大規模な教育改革を進めようとしている。11日の会合から、本格的な議論に入る。

 下村文科相は「学力一辺倒の一発勝負、1点差勝負の試験を変える時だ」とし、新テスト創設の必要性を強調。さらに、大学ごとに実施する2次試験について「大学の判断だが(同会議では)2回もペーパーテストをしないで済むよう考えたい」「暗記・記憶中心の入試を2回も課す必要はない」と述べた。

 私立大も新テストを活用するのであれば、同様の対応を求める方針だ。

 同会議の改革原案では、各大学がアドミッションポリシー(入学者受け入れ方針)に基づき多面的・総合的に判断する入試を行うよう求めている。だが、面接や論文、課外活動の評価を重視する新しい2次試験では、従来のペーパー試験に比べ、人手など膨大なコストが発生する。下村文科相は「改革を進める大学には、補助金などでバックアップしたい」と述べ、国が費用面で支援する考えを示した。【福田隆、三木陽介】

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本当にこんなのやるのか?


最も垢抜けた女流棋士

2013-10-09 00:52:37 | 囲碁・将棋

いろいろ意見はあるだろうが、私は最も垢抜けた女流棋士は鈴木環那女流二段だと思う。


16歳頃の鈴木環那 - このサイトより、写し

2011年9月頃(23歳)の鈴木環那 - このサイト1サイト2より、写し1写し2

2013年5月9日(25歳)の鈴木環那 - このサイトより、写し写し2

女流棋士は器量のよさが収入に直結する。皆さんは上の写真を見てどう思う?私は鈴木が垢抜けるためにとても努力したと思う。ただ、器量のよさだけでは若い時だけ注目される。清水市代のようにある程度長く注目されたいなら実力を上げるしかない。それでも40代は落ち目だけど・・・。鈴木環那は昔に比べれば実力も上がったし、そのうちタイトルがとれるかも。里見は別格としても甲斐智美や上田初美ほどの強豪ではない。近いうちにそれくらいの実力は持ってほしいと思っている。

そういえば鈴木はいつになったらNHK杯戦の司会をやるのだろう女ボス矢内が5年連続でおいしい地位を独占している関連1関連2)。LPSAを裏切って連盟に残留する条件の一つとして一番注目を集められるNHK杯戦の司会を長期任せるという約束が米長邦雄前会長との間で結ばれていた・・・と考えるのは邪推であり半分冗談だが、鈴木にNHK杯戦の司会をはやくやってほしいと思っている将棋ファンは多いかもしれない。

私は彼女に会ったことがあり、普及担当としてはよく貢献していると思う。以前はかなり悪口を書いたが、少し前から良いところを強調するというスタンスで執筆している。垢抜けるのはよい事だ。女流棋士の中で最も垢抜けた女性は鈴木環那だと思うし、彼女のよさの一つではないかと私は思う。今後も活躍を期待している。

それにしても、本ブログは「鈴木環那」でgoogleの検索を行うとまあまあ上位に表示される。「矢内理絵子」、「万波奈穂」、「万波佳奈」もそうだ。なぜかな?おかげで日曜日のアクセス数は休日にも関わらず平日並みだ。一時期は一週間で最もアクセスがよかった時もある。

女流棋士の器量のよさは本ブログでも役立っている。ありがとうございます。


JIKEI HEART Study中間解析結果を主任研究者らが熟知“統計解析者と綿密な打ち合わせ”

2013-10-08 03:30:27 | 社会

ディオバン問題 JIKEI HEART Study中間解析結果を主任研究者らが熟知“統計解析者と綿密な打ち合わせ”

降圧薬・ディオバン(一般名:バルサルタン)をめぐる大規模臨床試験「JIKEI HEART Study」の中間解析段階で、主任研究者である東京慈恵会医科大学循環器内科の望月正武教授(現・客員教授)に対し、共同主任研究者のス ウェーデン・イェーテボリ大学准教授のBjorn Dahlof氏が、「統計学者とも綿密に打ち合わせて、ぜひ、有意差が出る地点まで試験を継続させてください」と指示していたことが分かった。両氏はま た、中間解析の時点から、薬剤の有効性をはかる主要評価項目(プライマリーエンドポイント)の結果を熟知していたことも明らかになった。これら内容が事実 だとすれば、厚労省の「高血圧症治療薬の臨床研究事案に関する検討委員会」(森嶌昭夫委員長)の中間報告や、東京慈恵会医科大学Jikei Heart Study調査委員会(橋本和弘委員長)の調査委員会報告書とも反する。医師主導臨床研究における主任研究者側の研究に対する知識や倫理観の欠如、さらに は臨床研究体制の不備など、研究者側も大きな問題を抱えていたことが浮かび上がってきた。


この会話は、望月正武教授とBjorn Dahlof氏の対談として、日経BP社の日経メディカル2005年4月号にノバルティスファーマ提供の記事広告として掲載された。両氏の会話を以下に抜粋する。


Dahlof:「この中間報告ではプライマリーエンドポイントに両群間に有意差はないとのことですが、その差は約30%ですから、この違いが保持されたままイベント数が倍になれば有意差が出てくると考えられます」
望月:「最終的にプライマリーエンドポイントの数は約300例になると予測しています」
Dahlof:「そこまでいくと有意差が出るでしょうね。臨床試験ではプライマリーエンドポイントで有意差が出ることが最重要です。担当の統計学者とも綿密に打ち合わせて、ぜひ、有意差が出る地点まで試験を継続させてください」
望月:「セカンダリーエンドポイントについてはいかがでしょうか?その詳細はまだ分からないのですが…」。


◎研究者側が主要評価項目の内訳まで熟知


望月教授は対談の中で、試験デザインに加え、2002年1月16日~04年8月20日までのデータを対象とした中間解析を解説した。中間解析時点で発生し たイベントについては、「狭心症42例、脳卒中33例、心不全24例、心筋梗塞9例、腎不全1例、大動脈解離1例、死亡17例(そのうち心血管によるもの 4例)でした」と説明。試験登録時の患者背景として疾患の内訳を示したほか、試験解析から30か月時点までの血圧値も、いずれの群であるかは明記されてい ないものの、2群に分け、推移を示した。

 

JIKEI HEART 年譜

 

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2002/01/16 試験の患者登録を開始
2004/07/01 試験デザインの論文がCardiovascular Drugs and Therapyに掲載
2004年9月~12月頃 中間解析を実施
2004年11月末 試験の患者登録を終了
2005/04/01 東京慈恵会医科大学望月正武教授、スウェーデン・イェーテボリ大学Bjorn Dahlof氏対談掲載
2005/12/01 経過観察を終了、「両群のエンドポイントに有意差が認められた」として試験を終了
2006/09/05 第28回欧州心臓学会議(ESC)・第15回世界心臓学会議(WSC)(スペイン・バルセロナ)のHot Lineセッションで結果を報告
2006/10/18 第21回国際高血圧学会(ISH)(福岡)の「Late-breaking Clinical Trials」セッションで結果を報告
2007/04/28 医学誌「The Lancet」に論文掲載

 

望月教授はまた、日経メディカル2005年7月号の記事広告の中で、副次評価項目(セカンダリーエンドポイント)の発生数にも言及している。この段 階で望月教授やDahlof氏は、患者背景に加え、同剤の有効性を示す主要評価項目の内訳まで熟知されていたことがうかがえる。


本来、統計解析者はデータの信頼性確保の観点から、主任研究者から独立し、解析を行うことが求められている。ところが、両氏のやりとりを見る限り、本来行ってはならない、主任研究者から統計解析者への“指示出し”する発言など、解析への介入を口にしている。


東京慈恵会医科大学Jikei Heart Study調査委員会の中間報告では、「望月教授らは、これらの統計解析には一切関与しておらず、ノバルティス元社員から受領した解析結果を所与のものと して受領していた。望月教授らにとって、患者データの統計解析過程は、ブラックボックスになっていた」とされている。


さらに、同大が7月30日に開いた記者会見でも、橋本和弘委員長は、「統計解析は、この試験に限らないが、独立したところで実施するのがほぼルール。この 方に統計解析を任せることになる。統計解析については、(同大研究者の)責任は問えない」と述べている。これらの発言も実態とは相反することになる。


◎中間解析段階でデータの詳細を主任研究者、製薬企業が把握 結果に影響?


これら内容は“記事広告”であったため、望月教授も、掲載前に自身の発言や掲載データについて確認していたとみられる。同時に、ノバルティスファーマの社 内でも担当部署でのチェックが行われていた。つまり、中間解析段階から、主任研究者、企業の双方が、データを熟知し、“ディオバンの有効性を示し、一流誌 LANCETに掲載する”ことを目的とした臨床研究が行われていたとみられる。



【解説】問われるべき研究者の知識不足、倫理観欠如の“責任”


一連のディオバン問題の背景には、研究者側の臨床試験への知識不足、そして倫理観の欠如がある。この問題は、一社の製薬企業の責任ではすまされない、日本の“医師主導”臨床試験が抱える構造的課題を示している。


中間解析の詳細を主任研究者側が知っていたことの意味を考えたい。中間解析とは、本来データモニタリング委員会が臨床試験の中間データをレビューし、患者 に不利益がないか検討することを目的に実施される。解析結果を踏まえ、当初の予定通り試験の継続の可否を主任研究者側に勧告する。たとえば、いずれかの群 で明らかに有効性が高い場合は早期中止を勧告する一方、安全性に懸念があれば中止を主任研究者側に勧告を行う。2群間の有効性を比較するためのものではな い。さらに言えば、一般的にこの時点でデータの詳細を主任研究者側に伝えることもない。主任研究者が中間解析段階で詳細なデータを知ることで、それ以降の 研究が主任研究者の意図する方向に、“バイアス”が働く可能性があるためだ。


日本製薬工業協会 医薬品評価委員会データサイエンス部会、日本 CRO 協会 統計・DM ワーキンググループの合同タスクが2012年6月にまとめた「中間解析実施とデータモニタリング委員会運営のためのガイダンス」でも、「中間解析の結果が 試験完了前に漏洩すると,試験治療の比較にバイアスをもたらす危険性があるため,中間解析後の試験運営に中間解析結果を必要としない関係者が知ることがな いようにするなど、情報管理にはとくに配慮すべき」とされている。


特に、JIKEI HEART Studyで用いられた、“PROBE法”では、研究者、患者がどちらの治療群に割り付けられたかを知った上で、試験が進行する。発生したイベント(エン ドポイント)は、患者がいずれの群に割り付けられたことを知らないエンドポイント委員会が判定する。中間解析段階から詳細なデータを知っていたとすれば、 その後研究者による意図的な介入が働く可能性も否定できない。


複数の関係者によると、「(同試験の)データ安全性評価委員会は形骸化していた」とも指摘されており、本来検討すべきデータ安全性評価委員会がこれらデー タを検討せず、主任研究者自身がデータを確認していたとみられる。データを熟知することで、目的とした結果を出すために誘導していた可能性も高い。


試験が実施された2000年初頭、日本では大規模臨床試験の黎明期ともいえる時期だった。国際的に通用する臨床試験を行おうという試みは、JIKEI HEART Studyが最初と言っても過言ではない。しかし、その分当時の臨床試験の実施体制は脆弱だった、と言わざるをえない。本来独立していなければならない統 計解析者をはじめ、製薬企業のサポートなくして、“医師主導”の臨床試験を行うことは難しいのが現状だったと言える。


一方で、この現状は依然として十分改善しているとは言い難い。現在でも、臨床試験について医師に対する教育は十分行われておらず、臨床試験と治験の違いも 十分に理解されていないのが現状だ。信頼性の高い臨床試験の実施に必須と言える、統計解析者の養成やデータセンターの整備も進んでいないのが現状だ。独立 したデータセンターや統計解析者を一大学で擁することは、コスト面、人材面ともに難しいことも指摘されている。このような、日本の臨床研究体制の未熟さ が、一連のディオバン問題のような、研究者と製薬企業との癒着ともとられかねない状況を招いたともいえる。本来であれば、これを機に、ひとつの大学や地域 だけではなく、国としての臨床試験の教育体制や、統計解析をはじめ、臨床試験運用のサポート体制の整備も求められるところだろう。


ただ、忘れてはならないのは、臨床試験の対象は患者であることだ。医学を研究する者にとって、一流誌LANCETに論文が掲載されることは、世界的に優秀 な研究者として称えられる名誉を手に入れることを意味する。本来、臨床試験は、臨床現場で行われたクリニカル・クエスチョンに対する答えを出すことを目的 にために行われるべきだ。“医師主導”で行う臨床試験であれば、なおさらだ。仮に、名誉のために“結果”ありきの医師主導の臨床研究が行われていたとすれ ば、医師である研究者の“罪”は重い。
(Monthlyミクス編集部 望月英梨)

ミクスOnline 2013.10.7

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東京慈恵会医大の調査厚労省の検討委員会の調査結果(中間報告)と矛盾する内容が報じられた。バルサルタン事件はノ社対大学という構図になっていて、ノ社は元社員が不正に関与した証拠がないとし、東京慈恵会医大は大学の研究者は不正を実行せず、不正を実行していない等のノ社元社員の供述は信用できないと主張している。要するにノ社は大学や研究者が悪かったと主張し、大学や研究者はノ社が悪かったと主張したいのだろう。責任のなすりつけあいだ。大学としては責任をすべてノ社に負わせたいと思っているのかもしれないから、大学が主体で調査させると大学や研究者にとって不都合なことを意図的に避けたり隠して調査をするのかもしれない。

一方厚労省の検討委員会も当初から疑問だったが、なぜバルサルタンをよく宣伝していた日経BPの宮田満特命編集委員が委員に加わっていた。利益相反ではないかと一部で報じられた。まさかそのために恣意的な調査をしたのだろうか?宮田が調査に加わったことの影響や検討委の調査内容の真偽は不明。

正しい内容はどのようなものだろうか?

今回の報道が正しいとすれば、これほど大問題に発展し世界的に大きく騒がれる事件でさえ大学や厚労省の検討委員会は正しい調査ができなかったということになってしまって非常にまずい。

この事件はこれだけ調査しても改ざんの実行者や動機が不明で、真相解明とは程遠い調査状況だ。真相が究明できていないのは関係者が嘘をついているか、真実を知る人間が調査からもれているためだ。不正の責任を避けたいという思惑がこのような事態を招いているのだろう。現状を考えると強制捜査するしかない。

現状では日本は世界に対して全然説明責任を果したといえない。


国立環境研究所30代女性研究者らの捏造論文疑惑は調査されたのか?

2013-10-06 00:32:15 | 社会

以前に国立環境研究所30代女性研究者(2012年3月時)らが筆頭著者になっている論文の捏造疑惑について紹介した。加藤茂明元東大分生研教授らの改ざん等が7月に報道され、加藤が分生研に着任してからの論文をすべて調査したと思っていたが、告発者の予備調査報告書の公開を見ると、正確には加藤茂明が責任著者を務めたか、加藤研のメンバーを筆頭著者とするすべての論文165編を調査したという。

告発者に送られた予備調査報告書の一部写し

疑惑論文の筆頭著者の所属を見ると加藤研の所属ではない。ということは、疑惑論文は東大で調査されなかった可能性がある。文科省のガイドラインでは2012年2月の筑波大への告発を筑波大と国立環境研究所の合同で調査する義務がある。合理的な疑いのある告発は予備調査し、不正の疑いがあれば本調査しなければならないのが規定関連)。

この論文はオリジナルデータがないから実験をやり直して修正したデータを提出し訂正を行った関連)。そのことに多くの人が厳しい見解を持っている。

それだけでなく、研究機関が本当に規定に従って公正に調査をやっているのか疑問だ。告発から約1年8ヶ月も経つが、調査開始や結果公表、処分など何も確認できない。筑波大や国立環境研究所は本当に調査をやったのだろうか?

筑波大は専門誌の指摘を受けても藤井善隆の不正を調査せず、世界記録捏造を達成させた前科があるこの態様関連)で調査をやっていないなら規定違反だし、恣意的対処と言われても仕方がない。

国立環境研究所30代女性研究者は現所属が不明で1年半以上研究発表が確認できない。筑波大のおばさん講師も筑波大を離籍したという情報がある。彼女たちがいま何をしているのか、国立環境研究所や筑波大を離籍したというなら、なぜ離籍したのか、マスメディアが調査して報じてほしい。

この件で最も重要なことは筑波大や国立環境研究所が文科省のガイドラインや内部規定に従って告発を公正に調査したのかということだ。ガイドラインや内部規定さえ守られないなら、不公正な対応をやったと言われても仕方ないし、今後別件で不正が告発されてもこれらの機関では公正な調査を期待できない。これは日本の学術の信頼を失墜させる。バルサルタン事件等で甚大な損害を受けた日本の学術の信頼をこれ以上傷つけないためにも、マスメディアはこの問題をきちんと取材して報道してほしい


日本将棋連盟とLPSAの仲直りについて

2013-10-05 00:00:00 | 囲碁・将棋

日本将棋連盟がLPSAに対して事実上の絶縁状を公表したことで2日から大騒ぎになっている。仲直りしてほしいと私は前から思っていたし、そのためにいろいろ提言した[1]。しかし、正直いってしばらく絶縁するのは仕方ないのではないか。今連盟とLPSAが仲直りしようとしても、また同じことの繰り返しになるだろう。LPSAとしては引き抜き工作等様々な連盟の嫌がらせを主張し続けるだろうし、連盟もLPSAからの非難やそれをスポンサーにすら向ける態度で被害を被るリスクを持ち続けることになる。LPSAの対局放棄に大変怒っている青野照市理事などLPSAと協力していくことに強く反対する人は少なくないに違いない。

こんな2団体が一緒に行動してもうまくいくはずがない。絶縁した方がいいだろう。

連盟とLPSAはなんだが男女関係がこじれて絶縁する男女のようだ。

無論、理想的には仲直りした方がいい。こんな破壊的な関係を続けてもいいことは何にもない。しかし仲直りには連盟もLPSAも悪いところを直さないとだめだ。少なくとも今のように相手を否定排除するだけの態度を続けたら仲直りどころか誰にとっても害悪しかない。つくづく思うが、裏切ってよかったね矢内(笑)。

連盟は「現在のLPSAという組織とは一切の契約・交渉をしない」といってるので、将来的に執行部が刷新されて連盟の棋戦を脅かす存在でなくなれば契約・交渉の再開もあるのだろうか。今はそんなことをとても言える雰囲気ではないが。少なくとも石橋、庄田、錦織は執行部から離れないと和解はない。もともと石橋は対局放棄の責任から辞任するのが相当だと思う。こんな連中を執行部にしてたら全構成員が不利益を受ける。

米長時代からのしこりを克服できないLPSAが対局放棄でチャンスをどぶに捨て谷川執行部にも怒りをかってさらに悪くなったというのが現状。連盟の嫌がらせには負けないという精神論だけで強硬に否定排除を続ける女のたどる末路がどのようなものか今後注目する。

繰り返しになるが、今のような否定排除の関係は誰にとっても不利益だ。

大概の問題はコーヒー一杯飲んでいる間に心の中で解決するものだ。あとはそれを実行できるかどうかだ。

いい言葉だと思う。

画像 アンとギルバートの仲直り - 世界名作劇場 「赤毛のアン」 より

男と女が仲直りする日はやってくるか?

参考
[1]例えば、その1(提案)その2(経緯)その3(状況を客観的に理解すべきという指摘)


日本将棋連盟、LPSAと絶縁!- 連盟がLPSAへの対応を公開

2013-10-02 17:02:58 | 囲碁・将棋

日本女子プロ将棋協会(LPSA)への対応について

平成25年10月2日
公益社団法人日本将棋連盟

 日本将棋連盟は、本年1月の公益社団法人日本女子プロ将棋協会(LPSA)による、第6期マイナビ女子オープン準決勝の対局放棄に端を発した問題の後、LPSAが、本件問題に関する反省とマイナビ様に謝罪することを受け入れ、LPSA公式サイトにて「マイナビ様への謝罪」の文章を掲載しました。
それを受け、三者契約の必要があり、契約期限の迫っていました女流王位戦を契約し、渡部愛さんの特例女流3級を認めました。
 ところが、LPSAはわずか1か月で「マイナビ様への謝罪」をトップページから外し、再発防止策の提案もなく、さらに石橋代表理事によるマイナビ様と当連盟を非難するコメントが掲載された誌面が確認され、LPSAを当連盟の棋戦存続を脅かす存在とみなさざるを得なくなりました。
 当連盟は、LPSAとの間で、これまで各棋戦を円滑に運営するため相互協力関係を約する旨の合意書を締結してまいりました。しかし、棋戦を主催・協賛して下さる主催者様、スポンサー様を守るためにも、LPSAとは契約関係を維持することはできませんので、本年9月30日を期限とする当該合意書については、更新をしておりません。今後、現在のLPSAという組織とは一切の契約・交渉をしないことに致しました。
 最後に、本件問題では、スポンサーの皆様、将棋ファンの皆様にはご心配をおかけして申し訳ございませんが、以上の措置は、当連盟として女流棋界を盛り上げるために断腸の思いで下した決断ですので、何卒、ご理解、ご支持を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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ついに絶縁。私は改善のためにいろいろ提言してきた[1]。もうどうなっても知らない。矢内、裏切ってよかったね(笑)。連盟は相変わらず兵糧攻めだ。連盟がこのような文章を公表したので、LPSAは反撃文章をHPに公表するだろう。やられたらやりかえすというお決まりのパターン。高視聴率だった半沢直樹流に言えば「倍返しだ!」というのをずっと実行していると思う。連盟も一時期そういうことがあったが。

「石橋代表理事によるマイナビ様と当連盟を非難するコメントが掲載された誌面が確認され」という連盟の主張はおそらく8月の週刊新潮の記事のことだろう[2]。この記事が出た時も書いたがいつまでも破壊的な関係が続くのだろうか。トラブル続きで悪循環になっていることは前にきちんと指摘した。

仲直りすればいいのに。

画像 アンとギルバートの仲直り - 世界名作劇場 「赤毛のアン」 より

大概の問題はコーヒー一杯飲んでいる間に心の中で解決するものだ。あとはそれを実行できるかどうかだ。

という言葉を実行してほしい。

参考
[1]例えば、その1(提案)その2(経緯)その3(状況を客観的に理解すべきという指摘)
[2]週刊新潮:2013年8月15・22日合併号「大和なでしこ血風録」

『日本将棋連盟と絶対に手打ちをしないLPSA「石橋幸緒」

 先人曰く、士三日会わざれば刮目して見よ。
人間は短期間にどこで、どう変わるかわからない。ましてや……。
生まれた時、医師から余命3日間と宣告されていた日本女子プロ将棋協会(LPSA)の石橋幸緒代表理事(32)。
病弱で知られた彼女は目下、日本将棋連盟の度重なる嫌がらせにも、ファイティングポーズを取り続けているのだ。
 
 棋聖戦で、羽生善治棋聖が渡辺明三冠を下して6連覇を果した7月17日。
そのLPSAからマスコミ各社へ1枚のFAXが届いた。
それは協会所属の渡部愛女流3級が女流公式棋戦への出場を認められたことの報告だった。
観戦記者によれば、
「LPSAは、米長邦雄前会長のパワハラを嫌った女流棋士たちが独立した団体。
この6年間は、将棋連盟からの嫌がらせとの歴史だと言えます。
イベントにLPSAの棋士が出席すると知ると、主催者に連盟の棋士を派遣しないと通告したりしていましたからね。」
 
 将棋連盟は昨年、LPSAが初めてプロ棋士と認めた渡部3級を女流公式戦へ出場させない方針を明らかにした。
そこで今年の1月30日、石橋代表理事はマイナビ女子オープン準決勝の対局をボイコットした。
それは団体の総意だった。
当の石橋代表理事に話を聞くと、
「“対局は棋士の命”と、私の対局断念が批判的に大きく報じられました。
ならば、連盟とスポンサーは、渡部さんの棋士としての命を奪っていいのかと言いたかったです。」
 その甲斐あってか、渡部3級の出場が認められて一件落着・・・とはいかなった。

企業が支援に名乗り
 
 実は、石橋代表理事は、対局拒否で連盟が関わる棋戦に1年間出場停止という非常に重い処分を受けたのである。
「対局拒否の10日前、マイナビから送られて来たメールに、“<最終決定>次期から連盟と弊社の二社契約”と書かれていました。
仮に私が最後まで勝ち進んで女王になっても、来期の防衛線は行えないのです。4月に女流王将戦にも出場できないと分かり、個人的に“生活権の侵害”で仮処分申請を行いました。」(同)
 だが、既に予選も始まり、彼女が仮処分を申請しても、出場機会が与えられる可能性が低かったため、申請を取り下げる結果となった。
「今回は、渡部さんをプロとして棋戦に出場させることを優先させました。ですが、連盟との関係は何も変わっていません。
今後も引き抜きなどの嫌がらせは続くでしょう。納得いかない場合は抗議しますし、場合によっては法的手段に訴えて裁判所に判断を委ねることも考えています」(同)
 とはいえ、スポンサーの数を考えれば多勢に無勢。このままでは兵糧攻めにあって苦戦するのではないか。
「実は、うちを応援しようと名乗りを上げてくれる企業があるのです。」
 こう語るのは庄田育夫外部理事だ。
「子供や女性をターゲットにしている企業です。もちろん、連盟から迷惑行為を受けている団体であることも説明し、その上で理解してもらっています。」

 石橋代表理事の一途な姿勢に批判的な声がなくもない。だが指し手巧者の多い将棋連盟も、彼女を投了に追い込むのは容易ではないだろう。』

[3]スポーツ報知:「将棋連盟、女子プロ将棋協会へ“絶縁状”」 2013.10.3


Nagoya Heart Studyに対し統計学的懸念を表明した論文が公表!

2013-10-01 18:13:56 | 社会

9月9日にNagoya Heart Studyに対して統計学的懸念を表明した論文が公表された[1]。由井(京都大)の告発とは別物。懸念を表明したのは静岡医療センター心臓血管外科部門。どうなることやら。

参考
[1]Hypertension. 2013;HYPERTENSIONAHA.113.02200

"Concerns for the Heart Failure Reduction in the NAGOYA HEART Study Based on Meta-Regression From the Evidence."

Department of Cardiovascular Surgery, Shizuoka Medical Center, Shizuoka, Japan.

published online 2013.9.9

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