アクセス数ランキング3位、人気記事ランキング2位になった事がある。
画像のアクセス数は別の時。昨日、私のブログは相対的な意味で人気と述べた。gooブログのアクティブユーザー数は1838716もなく、ある資料によると約3万人。相対的な意味では人気だ。
アクセス数ランキング3位、人気記事ランキング2位になった事がある。
画像のアクセス数は別の時。昨日、私のブログは相対的な意味で人気と述べた。gooブログのアクティブユーザー数は1838716もなく、ある資料によると約3万人。相対的な意味では人気だ。
私のブログとツイッターは相対的な意味では人気だ。読者は研究者、医師が多い。私のブログやツイッターがなぜ人気を獲得したのか?
「研究ネカトは犯罪でないので、調査結果が出る前でも後でも、出国できる。しかし、今まで数百件の研究者の事件を調べてきたが、調査開始直後に国外逃亡した被疑者は珍しい。
所属機関から解雇されるだろうが、調査委員会は研究ネカトを公正に調査できず、結局、事実に基づく正確な結論を出せない(推定)。
日本で被疑者が国外逃亡したらどうなるのだろうか?」(白楽ロックビル氏のブログより)
上の例を一つ紹介する。武山健一は2012年1月頃に東大分生研事件の告発が報道された。武山健一は2012年8月31日で東大分生研准教授を辞職(ここのp17)、ハーバード歯科医学校客員准教授となった。現所属不明。国外に脱出したのではないが、大竹史明は東大講師から降格してまで国立研究所研究員に転出した。立石幸代は国立環境研究所を雇い止めになった後に消息不明。東大分生研事件は他にも影響が出た人がいる。
東大分生研事件は調査に3年もかかったが最終的に調査結果が出て、武山健一は重い責任のある不正実行者の一人と認定された。しかし、懲戒処分は逃れた。そもそも東大は未だに懲戒処分や公的研究費返還を行っていない。立石幸代も国立環境研究所は懲戒処分をしなかったので処分を逃れた。
他の例だと、研究不正の調査後ではないかもしれないが、アニリール・セルカンも国外へ脱出したと推測する(下の追記参照)。正確には消息不明で、たぶん日本にいないという事。アニリール・セルカンは不正疑義の指摘直後すぐ辞職し消息不明になった。東大の規定では不正認定のために弁明の機会を与える事が必要だったが、それを放棄したとみなされ、不正が認定された。ハンス・ゴッティンガーは不正が発覚した時に既に日本にいなかったかもしれない。
国外逃亡か不明だが立石幸代は国立環境研究所を雇い止めになった後に調査委員会に対する事情聴取に全く応じなかったが、捏造、改ざんの責任が公式に認定された。
以上が私の知る例。国外に逃亡しても調査が行われ不正が認定された例がある。調査委員会の聴取に応じないと弁明を放棄したとみなされ不正が認定された事もある。たぶん、国外逃亡したので調査が適切に行われなかった例もあるかもしれない。
適切な対応が必要である。
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(2017年6月14日追記)
稀勢の里の綱取り条件は星数問わぬ優勝だという。甘すぎる。このまま稀勢の里を横綱に昇進させても横綱として不相当な成績のまま短期で引退するだけだと思う。安定感が出てきたという人もいるが、綱取りが続いているから、がんばっているだけだと思う。いつか必ず崩れる。私は来場所も優勝できないと思うし、悪い成績で綱取りが白紙に戻る可能性もそこそこ高いと思う。
私は13勝2敗の連続優勝とか過去の昇進例と比較して相当な成績で稀勢の里が横綱に昇進するなら反対しない。今のように興行上の理由で実力不相当なのに基準を下げて昇進させるのは反対だ。
稀勢の里は今の実力で昇進させても不相当な成績のまま短期で引退するだけだと思う。それは日本人横綱が誕生しても見たくない。
田畑泰彦 京大教授の公式プロフィールによると1234報の研究論文を発表したという。PubMedで「Yasuhiko Tabata」で検索すると572報ヒットする。ただし、PubMedの検索結果が全て田畑泰彦の論文か不明。公式プロフィールが正しければもっといっぱいあるのだろう。
それにしても1234報も研究論文を発表したのは多すぎる。井上明久は2800報以上の論文を発表したという。現実にこういう人がいる。前に大西隆 日本学術会議会長が公式プロフィールで論文と本を1000報以上発表したと記載していた。
分野によって少し違うが、普通の人だと40年研究を続けても実質的には百数十報の論文を発表するのがやっとではないか。田畑泰彦はその約10倍の研究論文を発表したと公言。どうやったらこんなに論文を発表できるのか不思議だ。
双羽黒廃業事件
双羽黒廃業事件は1987年12月に双羽黒が暴行後、失踪し、廃業した事件。双羽黒は優勝しないままわずか横綱在位8場所で廃業した。優勝、優勝相当成績のない横綱は史上初。この事件のため横綱昇進基準が厳しくなり、2場所連続優勝の内規が厳格に適用される事になった。そのために小錦は横綱になれず、貴乃花も最年少横綱の記録を更新できなかった。
それくらい双羽黒廃業事件は大きな事件で相撲協会と横審は大きな批判を受け懲りたはずだった。それなのに優勝しなくても稀勢の里を横綱に昇進させるという意見が一部の横審委員から出るなんて!
いったい何を考えているんだ!!
7月場所後の横審定例会議で来場所に稀勢の里が優勝しなくても横綱に昇進させるという意見を述べた委員がいた事が明らかになった(写し)。これは双羽黒廃業事件の教訓を考えれば考えられない判断だ。2013年5月場所後の定例会議でも優勝なしでも昇進させるかもしれないと述べた。2013年7月場所で消滅したはずの綱取りさえ、継続に含みをもたせた発言をし、「日本人横綱欲しさが見え見え」と報じられた。
双羽黒が一度も優勝せずに横綱に昇進し、暴行事件や失踪のため横綱在位わずか8場所で優勝することなく廃業した事件のために相撲協会や横審に強い批判が出た。特に優勝なしというのは成績が不明な初代から3代までの横綱を除けば双羽黒以外誰もいなかった。ただし、優勝制度ができる前の横綱については優勝相当成績を優勝と考えた。大関だって優勝した事のある者はたくさんいる。魁皇は5回も優勝した。大関の中で力量、品格抜群の者がなるはずの横綱が多くの大関が達成している優勝さえ達成できないのは横綱の権威を汚すものだ。横綱で優勝なしというのはそれくらい大きな汚点だ。
双羽黒廃業事件のために相撲協会と横審は大きな批判を受け優勝なしの横綱を誕生させてしまった事に懲りたはずだった。そのため双羽黒廃業事件以降は二場所連続優勝という内規が厳格に適用されてきた。にも関わらず、稀勢の里が優勝しなくても横綱に昇進させるという意見を一部の横審が過去と合わせて2度も表明するのは過去の不祥事を全然反省していないという事ではないか。そこまでして日本人横綱が欲しいのか!私は横審委員の判断に愕然とした。
もし稀勢の里を優勝なしで横綱に昇進させたら、本当に一度も優勝しないまま引退する可能性がそこそこ高いと思う。谷風と小野川が横綱に昇進したのは1789年で、これが横綱の発祥とされている。横綱の歴史は約228年あるが、その中で優勝なしは双羽黒だけだ。そんな大変な汚点をまた作るかもしれない。
金儲けのために過去の大変な不祥事を忘れ、全く反省なく同じ事を繰り返そうとする横審の対応は断じて許されない。そこまでして金儲けしたいのか。これで稀勢の里が優勝なしで横綱になったら小錦はなぜ横綱になれなかったのか。
恣意的な昇進判断は許されない。
稀勢の里は12勝3敗で準優勝で7月場所を終えた。逆転優勝なら審判部が横綱昇進を諮る臨時理事会の開催を要請すると報道されていたが優勝を逃したのでなかった。私はこの判断は少し甘すぎると思う。今の稀勢の里を見ると横綱に昇進させるような実力ではない。来場所に綱取りがつながっただけでも良かったといえる。
審判部がこのような内容で横綱昇進の臨時委員会の開催を要請すると公言したのは興行上の理由で日本人横綱が欲しいからだが、稀勢の里は横綱の地力がないし昇進させても十分な成績を残せないだろう。実力十分でないのに横綱に昇進させて悪い成績しか残せない事の方が興業に悪影響が出るかもしれない。
日本人横綱が誕生してほしいと思うが、私は十分な成績を残せない者を昇進させてまで日本人横綱が誕生してほしいと思わない。
A「あの人は臨床教授なんだね。大学の教授なんだ。すごく偉い人だね。漫画で見たよ。」
B「臨床教授は臨床系の教授と違うよ。」
A「どう違うの?」
B「臨床教授は学外に籍のある医師で学校教育法上の教授ではない。臨床系の教授は大学に籍があって医局の長で学校教育法上の教授。」
臨床教授は医学部生等を指導してもらうために学外の病院や個人診療所からよんだ医師に立派な肩書をつけたもの。内部でどのような権限や地位かわからないが、医学部生の指導のためにヘルプで呼んでいる学外の医師に立派な肩書を付けているだけだろう。実質的な地位は普通の勤務医や開業医と変わらないと思う。
一方で循環器内科や外科などの臨床系の教授は医局の長で、一般には絶大な権限がある。この教授と臨床教授は全然違う。
ブラックジャックによろしく 第1巻より
臨床系の教授は法律上文学部や工学部の教授と同じ地位だが、権限が全然違うと思う。医学部以外の学部の教授は主宰する研究室の長というだけで、一般に研究室の規模はそんなに大きくない。例えば教授の下に准教授、助教が各1人、ポスドクが2人、大学院生が6人といった感じだ。
一方、医学部の臨床系の教授は医局の長で工学部の研究室等に比べれば大規模。例えば東大循環器内科はリンク先のとおり。さらに系列の民間病院の人事権まで握っているとなると支配下にある人数は他の学部の教授に比べてずっと多い。
ブラックジャックによろしく 第8巻より
教授回診は大名行列のようだ。そう呼ぶ人もいる。権威を強調するために行っているのかもしれない。医局には同窓会があって、臨床系の教授はそれに参加して人脈を把握する事が重要であるという。系列の民間病院の人事まで行うからだろう。
臨床系の教授は本当に偉いという感じ。臨床系の教授と臨床教授の違いは極端な言い方をすれば社長と平社員のような違いだ。
臨床系の教授は絶大な権限を持っているためか、その地位に固執する人もいる。例えば東大循環器内科教授の小室一成はディオバン事件で千葉大から事実上論文の改ざんが認定され、虚偽説明などで懲戒処分を要求されたが東大医学部は無視した。
小室一成は超エリートで日本を代表する医師の一人、循環器内科系のドンで天皇の主治医の一人らしい。
逆転イッパツマンのED
上の曲で「課長 部長 偉い。社長 会長 偉い。 偉きゃ黒でも白になるー。」という部分がある。東大医学部はまさにそんな感じ。こういう東大医学部の態度をみて東大の医学部生が何年か前に公開質問状を出した(写し)。東大総長は回答しなかった。
これではまずい。
佐藤能啓 元見立病院副院長らの不正論文が撤回された。合計10報。詳しくはリトラクションウォッチを参照。佐藤能啓、佐藤敬 弘前大学学長らの悪質かつ常態的な論文捏造、改ざんは社会的にも重大な事件だと思うが、追究報道がないので隠蔽されて終わる感じだ。これでいいわけないのだが、これが現実か。
藤井聡太は13歳。最年少三段として報道された。現在三段リーグで10勝3敗で単独トップ。この調子でいくと最年少プロ棋士が誕生する。現在の最年少記録は加藤一二三九段の14歳7ヶ月。62年ぶりに記録を更新できるか。
7月場所も終わりが近い。稀勢の里の綱とり場所で、現在2敗。もし13勝2敗で優勝すれば横綱に昇進するだろう。横綱はどの力士にとっても憧れの地位だから、横綱になれるチャンスがあればぜひ横綱になってほしいと思う。その意味で私は稀勢の里にがんばってほしいと思っている。
一方で横綱は最高位にふさわしい成績が求められるから、横綱の地力を持っていない稀勢の里が横綱になると、かえって辛いと思うので横綱にならない方がいいと思う部分もある。これまでの稀勢の里の取組をみると、どう考えても横綱の地力はなく、横綱になっても相当な成績を残せないまま引退するだろう。優勝は1回だけで終わるかもしれない。若乃花勝や大乃国や三重ノ海は弱かったが、稀勢の里はもっと弱い。栃若時代から見て、ここまで弱いやつはいなかったと思う。
以上のように、横綱になるためにがんばってほしいと思う点と反対の点があるので、私は稀勢の里が横綱になる事について賛成も反対もしない。横綱の地力があれば賛成だが、それがないのは残念だ。