世界変動展望

私の日々思うことを書いたブログです。

井山裕太、本因坊5連覇!永世本因坊資格取得!!

2016-06-30 22:00:00 | 囲碁・将棋

井山裕太が第71期本因坊戦第5局に勝利し、本因坊を5連覇。二十六世本因坊の資格を得た。七冠を堅持。囲碁は5連覇又は通算10期獲得で名誉称号を取得。10連覇すると現役のまま名誉称号を名乗れる。本因坊の名誉称号も最初は名誉本因坊といって、確か他の名誉称号もこれにならったと思うが、1998年に本因坊だけ「名誉本因坊有資格者永世称号」になり、世襲制の代数を引き継いで名乗る事になった。井山裕太は二十六世本因坊。

これをみると将棋の永世名人に似ていると思うかもしれない。将棋の名人と囲碁の本因坊はどちらも最も歴史のあるタイトル。囲碁にも名人はあるが、将棋の名人に相当するのは本因坊だ。

ところで毎日が9連覇で永世本因坊を現役襲位できると報じているが日本棋院の公式サイトだと10連覇。どちらが正しいのか。たぶん後者だと思う。

井山裕太の名誉称号獲得は初。現在27歳。すごいなー。日本棋院のニューストップ


簡単な数学の問題、自力でわかる?

2016-06-29 21:01:00 | 物理学・数学

ずっと前から数学ブームなの?ではこんな問題をやってみますか?簡単な問題ですよ。調べず自力でわかりますか?たぶんほとんどの人がわかると思いますね。

「三角形の各辺の垂直二等分線が1点で交わる事を証明せよ。」

ネットで調べれば答えが載ってますが、簡単な問題なのでぜひ自力でやってみてください。昔アインシュタインの漫画を見た時に、少女にアインシュタインが上の事を述べて面白いと思うか尋ねたところ、少女は「はい。とても。」と答えた。

私はこれも数学の面白さの一つかもしれないと思った。三角形はどの角も180度未満だから二辺の垂直二等分線は平行にならないので交わるのは当たり前だけど、残りの1辺の垂直二等分線も同じ点で交わるのは不思議だな~というところが面白いと思います。

これも偶然ではなく必然で、きちんと理由があります。それを解き明かすのが数学、ひいては科学の面白さですね。


子宮頸がんワクチンの被害者に対してできる救済

2016-06-29 21:00:00 | 社会

最近子宮頸がんワクチンの捏造事件が大きくなってきて文献を調べると被害団体の声が大きいと実感した。確かに薬害で酷い目にあったという人たちの気持ちは峻烈なものだろう。それはよくわかる。だから、子宮頸がんワクチンのために被害を受けたと思っている人たちにとっては感情的にはワクチンの接種を促す事に繋がる報道は批判の対象かもしれない。

ただ、科学的議論を無視して子宮頸がんワクチンを否定する言論は被害者の人たちにとっても不幸だと思う。子宮頸がんワクチンが安全かどうかは感情ではなく科学的に議論して判断すべきで、感情でワクチンを否定すると助けられたかもしれない人たちに甚大な損害をもたらすかもしれない。それでは人類の損失が大きいだけでなく、被害者の人たちも不幸だろう。彼らが子宮頸がんワクチンを否定する理由は自分たちと同じ被害を二度と出さないようにするためだ。否定活動がそれに繋がらず被害者が出続けるどころかワクチンを接種せず甚大な損害が広がっていけばなければ、彼らははもっと大きな心の傷を負う。

子宮頸がんワクチンの被害者がワクチンを強く否定する理由は二度と同様の被害を出さないようにするためだ。そのためにも感情ではなく科学的議論や究明を尽くすという事が彼らを救う一つの方法ではないかと思う。私にできる事はネットでの言論活動でそういう事が世間できちんと行われる様に啓発していく事だ。子宮頸がんワクチンと被害との因果関係を科学的に究明し、因果関係があるなら止めるべきだし、別な事が原因ならそれを究明して被害を防ぐ事に役立てる。そうする事が真の意味で二度と被害者を出さないための活動であり、被害者も救われるのではないかと思う。

だから、私はどんな人にも科学的な議論に目を背けないでほしいと思っているが、皆さんはどう思いますか。


子宮頸がんワクチンの安全性は科学的に正当性を判断すべき

2016-06-28 21:00:01 | 社会

子宮頸がんワクチンの安全性には争いがあり、社会的影響が大きい。最近名古屋市が症状とワクチン接種の因果関係を否定する結果を未定に戻した事は被害者や支援団体の反対等が大きかった事が一つの要因だろう

子宮頸がんワクチンの安全性の議論を調べると、科学的根拠でなく立場や目的で正当性を判断し、批判や抗議、嫌がらせを行っているような文献をある程度見る。これはかつて大問題となったルイセンコ論争を想起させる。ルイセンコ論争の説明はリンク先を見て頂きたい

この事件では科学的根拠と関係なくルイセンコ学説を支持する政府の思想に合致する立場か、支持する目的かという思想、信条、立場で正当性が判断され、科学的な立場で批判する研究者が弾圧された。政治による科学弾圧や科学的根拠に基づかない論争の最悪の例として悪名高い。

大変苦しんでいる被害者がたくさんいるから子宮頸がんワクチンの推進を促す言論を科学的根拠と関係なく弾圧するのは非常にまずい。原発の問題も同様かもしれない。確かに被害者を救済する事は重要だが、科学的根拠を無視した議論をしても人類は幸福にならない。

その点をよく考えなければならない。

それにしても村中璃子氏やWEDGEはよくやっている。私も研究不正事件を扱っている関係で理不尽な嫌がらせにあう事があるが実名だったらもっと酷かっただろう。私は彼らに敬意を表する。

村中璃子氏は子宮頸がんワクチン捏造調査のニュースがYahooのトップニュースになった事に対して「個人の筆1本でトップニュースを作ったことに関しては感無量ではある。」(村中璃子氏の公式ページ)と述べた。これを見てさすがプロだなー、慣れてるんだろうなーと思った。

私はブログツイッターSTAP細胞事件を最初に指摘して大反響となりSTAP騒動の契機となった時(関連)、Yahooのトップニュース関連)だけでなくサイエンス誌のニュースで紹介されたりネイチャー誌でもトップで紹介され写し)、世界中の新聞、テレビ等で非常に多く紹介され、世界的影響があり全国ニュースで私のブログとメールがテレビ放送され写し)、ミドルメディアでの紹介記事の転載アクセス数は3位閲覧数で2位になったり、不正が認定された時は全ての全国新聞が1面で、日経以外はトップで報道し中間、最終報告、小保方晴子の記者会見等はNHK、ワイドショー、ニコ生で生放送され世界三大不正と言われ、極めて社会的影響が大きかったが、当時私は今後どうなってしまうのか怖かった

私は素人の匿名ボランティア活動家だからかもしれないが、余りに社会的影響が大きいと怖くありませんか?


子宮頸がんワクチン捏造報道、池田修一 副学長、医学部長を9月末に辞職

2016-06-28 21:00:00 | 社会

子宮頸がんワクチン捏造報道の続報があった。責任者の池田修一が信州大学の副学長と医学部長を9月末で辞職するというWEDGEでも同趣旨の報道があった信州大は辞職と不正調査は関係ないというが信じ難い。世間は不正を認めたと判断するかもしれない。ディオバン事件や東大分生研事件の時は責任者の辞職は不正を認めたと世間で判断され、不正が既成事実化した。

WEDGEは池田修一が副学長、医学部長を務めるのは不適格だから、大学として措置をとるべきだという旨の文章を信州大学長に送ったという。辞職はそれと関係があるのか。

私は池田修一が辞職したのは研究の結論の間違いを認めたのだと思う。そうでなければ辞めないだろう。副学長や医学部長の辞任はよっぽどの事だ。ただ、信州大学が研究不正を認めるかは最後までわからないと思っている。研究機関がこれまででたらめな調査をしてきたのを何度も見た。特に大学の幹部等に対する調査ではそれが多い。今回は捏造を認めると社会的影響が甚大だから余計に捏造認定が難しいかもしれない。

WEDGEの捏造指摘の重要な根拠は子宮頸がんワクチンを使ったマウスの抗体だけが脳のバリアーを超えて脳に達し、その神経を破壊するというデータが、たった1件しかないチャンピオンデータをもとに主張されたもので科学的意義がないという事だ。

かつてチャンピオンデータに基づく捏造が疑われた事件があった。大阪大学医学系の下村伊一郎らはビスファチンがインスリン様の機能を有し、インスリン受容体と結合して血糖値を下げるという発見をサイエンス誌に発表し注目された。糖尿病の新しい治療に繋がる事が一つの理由。

しかし、再現性を確認する事なくチャンピオンデータに基づいて論文発表した事を糾弾され、大阪大学医学部教授会は論文撤回を勧告。論文は撤回された。この論文は山中伸弥氏が共著者で、撤回後も1000回以上引用されたこれは撤回後の引用回数の世界一

阪大医学部はこの論文の捏造、改ざんを公式に認めなかったが、不正の疑いがあるとして撤回を勧告した。公式には黒に近いグレーという扱いかもしれない。私はこれが世間でどう評価されているのかわからない。

過去の調査例を考えると、子宮頸がんワクチンの研究で捏造、改ざんが認められるかは最後までわからないと思う。現状で個人的に考えている事はあるが、調査結果が出た後に執筆するかもしれない。

現在は不正かどうか不明であるが子宮頸がんワクチンの安全性を議論するための情報はきちんと世間に伝えられるべきだと思う。


子宮頸がんワクチン研究の捏造の影響

2016-06-28 05:08:21 | 社会

子宮頸がんワクチン研究の捏造は次が問題だと指摘する文献がある。

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この問題の大きさは

    1 厚労省から依頼された研究で、でっち上げ報告をした。
    2 その内容に恐怖した一般人は当然ワクチン接種を控えるため、結果、年間9800人とされる子宮頚癌発生患者が(他国はワクチン接種してるから減っていくのに日本だけ接種者数が増えないからガンの発生が)減らず、将来死人が大勢でる可能性が高くなった。

の2点です。

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生馬医院より

子宮頸がんワクチンを使うと脳神経が破壊されるという報告を見れば、人々は恐怖して誰も子宮頸がんワクチンを使わないだろう。今回の捏造が確かなら人々の子宮頸がんワクチンの不使用の考えを不当に強くした事は確かだ。

しかし、仮に今回の研究の捏造が確定しても、それだけで子宮頸がんワクチンの安全性が確立するわけではない。子宮頸がんワクチンに大きな副作用があるかもしれないと人々が考えているだけで、多くの人が子宮頸がんワクチンの不使用を決意するには十分ではないか。大きな副作用がないかわからない薬を普通使わないだろう。だから、たとえ今回の捏造がなくてもワクチン接種を控えた人たちが将来多数がんで不幸になる事は避けられないと思う。

アンドリュー・ウェイクフィールドのMMR混合ワクチンの捏造事件のように、捏造成果で麻疹にかかった患者が大量に現れた甚大な被害を作った点と違うと思う。


子宮頸がんワクチン捏造事件はガイドライン上の調査対象である

2016-06-27 23:55:00 | 社会

子宮頸がんワクチン捏造事件は論文発表されていないから研究不正ではないとか調査対象でないという主張を見るが間違いである。

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Q3-11
 「投稿論文など」とあるが、この「など」にはディスカッションペーパーや口頭発表も含まれるのか、具体的に想定されるものを御教示ください。

A3-11
 研究成果の発表とは、研究活動によって得られた成果を、客観的で検証可能なデータ・資料を提示しつつ、科学コミュニティに向かって公開し、その内容について吟味・批判を受けることを指します。具体的には、投稿論文の他、ディスカッションペーパーや学会等においてデータや資料を提示して行う口頭発表も含まれます。
Q3-12
 インターネットでのディスカッションは、研究成果の発表に当たるのでしょうか。

A3-12
 インターネット上でのディスカッションも、「研究活動によって得られた成果を、客観的で検証可能なデータ・資料を提示しつつ、科学コミュニティに向かって公開している」場合であれば、研究成果の発表に当たります。

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文科省QAより

かかる基準に従うと、「研究活動によって得られた成果を、客観的で検証可能なデータ・資料を提示しつつ、科学コミュニティに向かって公開している」場合は研究成果の発表にあたりガイドライン上の調査対象になる。本事件は厚労省ガイドラインの方かもしれないが、どちらも同趣旨のガイドラインなので別基準ではない。

本事件ではデータ付きで研究成果を厚労省のサイトで公開しTBS NEWS23でもデータ付きで成果を放送したので調査対象である。論文で発表されたかは関係ない。無論、不正が認定されたら処罰されるのだろう。

当たり前だが、研究成果を公表するなら査読付き論文だろうとそれ以外の発表媒体だろうと不正を発表する事は絶対に許されないし、発表したら処罰対象である。


また研究不正が起きたら誰の責任か?

2016-06-27 20:18:00 | 社会

ブラックジャックによろしく 第11巻

上の話を見て、研究不正も似たような事があると思った。これまでたくさん伝えてきたとおり、捏造、改ざんなどの不正は国内でたくさん起きている。中にはディオバン事件、見立病院、弘前大学事件のように患者の健康に害悪を与えかねない不正事件もある。日本の場合はさらに研究機関がきちんと調査しない、規則を守らない、隠蔽するという不公正な対応をする事も珍しくない。

こういう問題をきちんと社会に伝えていかなければならない。しかし、高度な裏取りが必要な新聞社等は研究不正事件を報道できない事が多い。前に述べたとおり、最高裁判例が要求する相当な根拠とは大学等の公式発表のレベルだから、研究機関がそもそも研究不正を不公正に扱う事が珍しくない現状では報道できず隠蔽されていく構造になっている。

そのために私のような匿名のボランティア活動家が存在しているが、ボランティアだからそんなに大きく活動できないし、影響力は低い。影響力が上がり過ぎると嫌がらせも増えるので、余り大きな影響は持ちたくないと思っているが。

一般に匿名のボランティア活動の影響力は低く、私もそうだ。ただ、匿名ボランティア活動の中ではまだましな方かもしれない。幸いな事に研究者や医師の読者層をある程度獲得できている。STAP事件や弘前大学の事件のように本ブログの活動で研究機関が動く事もあるようだ。

上の漫画では「今度事件が起こった時は何も言わなかったマスコミの責任だ!!」というセリフがある。上で述べたとおり、現状ではマスコミは大学等の公式発表がないと研究不正の問題を扱うのが難しい。私はよく問題を伝えている。このままではディオバン事件、見立病院、弘前大学事件、子宮頸がんワクチン捏造事件のような事件が再発する。今度事件が起きた時はいったい誰の責任だ?

もちろん、事件を起こした不正行為者や不正問題を不公正に取り扱った研究機関の責任は大きい。私はこうした問題を解決するために強制調査権を持つ第三者調査機関の設立や拘束力ある規則の制定裁判での立証責任や証明度の改善を前から何度も主張している。

研究不正事件が後を絶たず国民が被害を受けているのは、きちんと問題点を伝えてもそれを改善しようとしない政府や裁判所の責任でもある


名古屋市の子宮頸がんワクチンの調査撤回報道について

2016-06-27 20:15:00 | 社会

名古屋市の子宮頸がんワクチンの調査撤回報道についてWEDGEが報道した。その1,2,3,4,5,6。撤回と報じられたが結論が否定されたわけではない。にも関わらず今回の名古屋市はこのような対応。被害者らの反対が大きいのだろう。安全性に関する議論はなかなか難しい問題を抱えている。

しかし、被害者の救済と子宮頸がんワクチンの安全性の問題は別問題だ。安全性の問題は非常に重要だから、必要な情報は必ず公開されなければならない。被害者を傷つけるから不都合な事は公開できない、報道できないというのは戦前に政府や軍部に逆らう言論が一切できなかった事と同じで非常にまずい。

名古屋市は多くの人が調査に協力したのだから適切な対応をとってほしい。


子宮頸がんワクチンの捏造報道その6

2016-06-26 23:30:00 | 社会

子宮頸がんワクチンの捏造報道は現在でも報道されない。私は前に大学の公式発表前だから慎重になっているので報道されていない可能性を述べた。それもあるかもしれないが、ある全国新聞では子宮頸がんワクチンの被害者が傷つくので報道に反対する記者たちがいる事も原因だという。これを見てブラックジャックによろしくという漫画の記者の議論を思い出した。精神科医編の池田小学校事件をモデルにした殺人事件の犯行経緯を報じるべきかという議論だ。

ブラックジャックによろしく第11巻

要するに事件の遺族は上の事を報じると傷つくので報じるべきではないという主張。新聞社も各社の思想や考えに基づいて報道しているので、それによって報道したりしなかったりするのかもしれない。今回の子宮頸がんワクチンの捏造が新聞やテレビで報じられないのもこれと似たような部分があるのかもしれない。誰かが傷つくから報じない。そういう考えはわかる。

しかし、商売として報道するならこういう考えが必ずしも通じない事があると思う。上の漫画でも言及されたとおり、新聞等は読者のために報じられている。つまり、新聞社は社会に対して有益な情報を提供して、その対価として購読料をもらって商売しているところだ。だから、裏付けがとれて社会に有益な情報なら、情報提供者や利害関係者等の状況や思惑と関係なく基本的に報じるべきではないかと思っていた。これが私のようにボランティアでやっているなら話は別だが、お金を取るなら個人の主義、主張で報じたり報じなかったりすると商売にならないかもしれない。

例えば現実問題として新聞社等に恨みや利害関係で誰かの足を引っ張るためのタレこみはいっぱいあるだろう。例えば某政治家の足をひっぱるためにライバルやその関係者がその者と企業の癒着や贈収賄等のスキャンダルを新聞社や週刊誌に証拠を付けて情報提供する事があるかもしれない。取材してみると大スキャンダルは本当だという裏付けがとれたら、記者個人がライバルの足ひっぱりの片棒を担ぐのが嫌だと思ってもたぶん報道されるだろう。そのニュースが社会に伝えていくべき事だし、それがマスコミの職責だからだ。「足引っ張りの片棒を担ぐのが嫌だから報じません。」では商売にならないだろう。

 

ブラックジャックによろしく第11巻

確かに子宮頸がんワクチンの捏造を報じれば被害者は傷つくかもしれない。しかし、本当は問題になった症状は子宮頸がんワクチンの副作用ではなく別なものかもしれないし、間違った副作用を信じてワクチンの接種を避けたら多くの人が死ぬかもしれない。それは大問題だ。だから、子宮頸がんワクチンが本当に危険かどうかはきちんと議論しなければならないし、そのための情報は必ず提供されなければならない。これは社会的にも非常に重要な事だ。それを伝えるのがマスコミの職責である。

報道が誰かを傷つける事はよくある。研究不正、政治家のスキャンダル、企業の不祥事などの報道は社会的に必要だから報じられるが必ず誰かを傷つける。誰かの足引っ張りや復讐の片棒を担ぐ事もあるだろう。しかし、報道の仕事をするというのはそういう事を覚悟する必要がある。そうでないと上でいったとおり商売にならないだろう。

社会に伝えるべき情報を報じるのがマスコミの職責だ。それを行わないと甚大な損害が起きる事がある。上の漫画の例や子宮頸がんワクチンの捏造も同様ではないだろうか。今は報道に慎重なのだろうが、被害者の救済とは別に子宮頸がんワクチンの安全性議論のための情報を伝えないと社会の損失は大きいと思う。見立病院、弘前大学の事件もあわせて報道される事を期待する。