世界変動展望

私の日々思うことを書いたブログです。

Woohyang Sim 早大の研究不正が調査!

2023-05-26 01:28:01 | 社会

沈 雨香Woohyang Sim、韓国出身、経歴)早稲田大学国際学術院 国際教養学部の研究不正が調査されている。リトラクションウォッチで報道。PubPeerでの疑義指摘12。教育系は経済系と並んで最も研究不正の発生率が高い分野。岩手大学などでも教育系の不正行為があったが、公正に扱われなかった。本件はすでに一部の論文がオンラインで見れなくなっており、撤回されようだ。撤回前撤回後。撤回が出たので、研究不正はあると思うが・・・早稲田大学というと小保方晴子らの大量博士論文の盗用事件で大部分の盗用博士論文の博士を取り消さなかったり、小保方晴子の不正な博士論文について調査委員会が博士取り消しをしない決定をしたり、博士論文の下書きを製本版と誤って提出したという信じ難い弁明を認めた等著しく不公正な扱いがあった。

その後田村泰一早大商学系が盗用で停職4か月になるなど研究不正がいくつか続き、須賀晃一(厚生経済学)が盗用を行いながらも副総長に就任するなど、早大は考えられない扱いも多い。

本件は大きい事件かもしれない。沈 雨香約1300万ドルの共同プロジェクトの共同研究者。事態が大きいと不正を避けるために不公正な扱われることも多く、上記の早大の不公正な扱いもその例。そういう意味では早大は前科がある。上記の例では大量の盗用博士論文があったため、小保方晴子の博士を取り消しにすると大量に博士を取り消すことになるので、それを避けるために調査委員会は小保方晴子の博士を取り消さないという決定を行った。当時は大量の盗用博士論文を摘発したことで大きな注目を集めてマスコミに大きく報じられ、外圧をかけられてよかったのだが、不正認定のハードルや処分の程度で理不尽な扱いになり、上記のような不条理な扱いになってしまった。研究不正の通報は計画的に行うことが重要である。

リトラクションウォッチを見る限り、沈雨香は争うつもりのようだ。論文は撤回されたのでケアレスミスでは済まない。早大が公正に調査するかは結果を見るまでわからない。研究公正で最大手のリトラクションウォッチが本件を報道したのは大きい。

本件は大事件に発展するかもしれないので注視したい。早大はくれぐれも公正な調査を行ってほしい。

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(2023年12月8日追記)

博士論文で改ざんなどが認定、癒着


筑波大教員が研究成果の不正使用で懲戒解雇

2023-05-25 00:18:07 | 社会

筑波大教員が研究成果の不正使用で懲戒解雇[1]。大学の業務と関係ないところで企業との共同研究の成果を不正に使用したという[1]。筑波大学は詳細について規則により公表できないとした[1]。そのため何があったか不明。企業との共同研究の成果を不正使用したというのは珍しい事件。懲戒解雇になるほど酷い事件なのか?筑波大学は処分が重い傾向にあるので、懲戒解雇になったのかもしれない。たぶん企業の知的財産を勝手に使ってしまって大きな損害が出かねない状態にしたのかもしれないが、筑波大学が何も公表しなかったので何とも言えない。

参考
[1]NHK茨城 2023.5.24、


山口大医学系、論文6報で捏造、改ざんの疑い

2023-05-24 20:45:03 | 社会

山口大学医学系研究科男性教授が責任著者を務める論文6報で捏造、改ざんの疑いがあり、山口大学が調査会を設置して調べているという[1]。山口大学は2022年11月に2回の内部告発を受け、12月に調査会の設置を決めたという[1]。

疑義は電気泳動の切り貼り[1]。これは改ざんになり得る。2001~2022年に発表された論文が疑義論文[1]。

山口大学の事件というと井上幸江中井彰改ざん事件があり、山口大学はこれを隠蔽した。本件との関係性はたぶん・・・。

私は井上幸江(Sachiye Inouye)山口東京理科大学、中井彰(Akira Nakai)山口大学らの改ざんについて2021年8月17日に通報、9月10日付で受け付けられた。2021年10月7日付けの予備調査結果によると不正でなく本調査を実施しないと通知された。理由は「著者から提出された実験方法に関する説明及び当時の実験ノート等により,真正な結果が繰り返し得られていることが確認された。」というもの。私は不服申し立てを期限内に行って、結果に影響を与えることと改ざんの有無は必ずしも関係ない旨やSTAP事件京大植物学教室の改ざんの事件などの前例をもとに解説、研究不正の故意性なども不服申し立てで解説した。しかし、この件は不服申し立てで覆ることはなく隠蔽された。日付からいって約1年後に私とは別に内部通報した人がいたのだろう。

本件が中井彰の事件かは不明だが、山口大は隠蔽を行ったので非常に悪質。結果が影響を受けないので不正ではないという説明は隠蔽の常とう手段。結果が影響を受けないから不正でないという判断が誤りで、切り貼りなどで別なものに差し替えたら改ざんというのはわかっていたはずだ。私は不服申し立てでSTAP事件や京大植物学教室の同様の事例や規範を解説したが山口大学は無視。はじめから隠蔽するつもりなので効果がなかった。

確かこの当時は大阪歯科大学の捏造の隠蔽なども続いて、がっかりしていた。岡川梓、伴金美らの捏造等と大量訂正による隠蔽に対する国立環境研究所や大阪大学経済系小室一成や門脇孝らの捏造に対する東大医学系など、モラルハザートの機関は研究不正を隠蔽するだけで、調査を担当させるのがバカバカしい。

山口大学の事件のときも当たり前のことや調査事例、学術の規範などを信憑性のある資料をもとに解説したが、はじめから不正を認めるつもりのない機関は無視するだけで、効果がなくバカバカしいだけであった。

研究機関の隠蔽は多く、ずいぶん前から大きな問題。それが大きく報じられ大きく改善してほしい。

参考
[1]毎日新聞Yahoo、 2023.5.24


鹿児島大学教員が研究成果譲渡等で戒告

2023-05-20 17:05:28 | 社会

鹿児島大学学術研究院農水産獣医学域教員(50代男性)が非公認学生サークル活動において得られた修士論文の成果を大学へ手続きを取らずに企業へ譲渡したり、非公認学生サークルに大学の設備などを使わせていたことを理由として戒告の処分を受けた。珍しい事案。

大学
鹿児島ニュースTKS産経

大学への手続きを取らずに研究成果を企業へ譲渡するのは不正行為なのか?研究者の成果物は著者の承諾があれば譲渡でき、査読付き論文の出版時に著作権譲渡の契約が行われる。査読付き論文を転載する場合は出版社の承諾も必要。一般に修士論文で著作権譲渡の契約は行われないので、大学に承諾なく成果を企業へ譲渡しても良さそうにも見えるが、手続きが必要なケースもあるのか?このケースはよくわからない。


心の旋律(弦楽器四重奏版)

2023-05-18 00:00:00 | 合唱・音楽

 
心の旋律(弦楽器四重奏版)

心の旋律はTARI TARIの中で採用された合唱曲。それの弦楽器四重奏版。作中では声優が女声二部だったと思う。声優さんの混声三部版もあり前に紹介。そちらの方が下手な合唱団よりずっと上手い。TARI TARIはコーラスのアニメーション。P.A.WORKSの初期作品。心の旋律は坂井和奏の母坂井まひると同期で教頭の高倉直子が高校時代に作曲した曲とされ、確か古いノートに書かれていたのを宮本来夏達が演奏。なかなかいい曲だと思う。女子キャラクターの強調が嫌だ。曲を聴くだけなら関係ないのだが。

TARI TARIは最後に学校がなくなってしまう。花咲くいろはは喜翆荘が廃業、白い砂のアクアトープはがまがま水族館が廃業。P.A.WORKSのアニメは大事な場所がなくなってしまうという展開が多い。女子キャラクターの強調も共通。大事な場所がなくなってしまう悲しさというのは・・・まあつらいんでしょうね。巨人の星では大リーグボール2号が敗れた後に思い出の長屋に行こうとしたら、それがスーパーマーケットの新築のために取り壊され、「俺には思い出の場所さえない。巨人の星はあるがスーパーマーケット上空の星にすぎん。」とかいって酷くショックを受けていた。巨人の星が「スーパーマーケット上空の星にすぎん」という表現がひどく低級なものに思えて笑えた。例えば汚染された放射能廃棄地帯の上空にも巨人の星はあるわけで、そう表現されなかっただけましかもしれない。

1970年頃はスポーツ根性ものが流行で、P.A.WORKSが作った可愛い女子キャラクターの強調とは真逆の血と汗の根性もの、男の世界が描かれた。巨人の星は主人公の飛雄馬が非常に強く最大の敵である父親を乗り越えるまでの話。父子の物語といってもよい。こういうのは現在では全く流行らないのであるが、私は面白いと思います。

現在は空前のラブコメブーム、週刊少年マガジンの約半分がラブコメで、カッコウの許嫁や彼女、お借りします、などの人気作が連載。毎クール何かしらのラブコメ作品が放送。かぐや様は告らせたい、五等分の花嫁、阿波連さんははかれないなど連載が終了した人気のラブコメ作品の人気は高い。異世界や転生ものなど近年の流行は1970年代の流行とは全然違うものだ。

巨人の星みたいな漫画はもう売れないのか?

TARI TARIは合唱を扱った珍しいアニメ。和奏の高校は母のまひると高倉直子の時代に全国優勝。伝統があるが合唱部は閉鎖され声楽の専門コースがあったと思う。来夏が合唱部をまた創設。全国大会に優勝する高校の合唱部は多くの大学の合唱団よりずっと上手い事が多い。大学の合唱団など大会に出ず、そんなに練習していない者も多い。たぶん途中でやめていく人も含めれば真面目にやっていない人の方が多数かもしれない。ゲームなどと同じでガチ勢とマイペース勢だと後者がずっと多くなる。全国大会に優勝する高校の合唱団は指導者も優れ、大学の学生指揮者などよりずっと技能が高い。高校の優勝校の方がずっと多くの練習をしている人の割合が高いため、並みの大学の合唱団よりずっと上手いのは当たり前かもしれない。

だいたいどの大学の合唱団も定期演奏会を実施。それを大目標にしている団体も多い。ガチ勢の指揮者やパートリーダーなどは学業に否定的な価値観を持ち、芸術大学に行った方がいいんじゃないの?という感じでコーラスにのめり込むような学生生活を送っている人も多い。定期演奏会で「演奏中涙が出そうになった。」などとまるで青春を謳歌しきったかのように演奏会後の飲み会で語るパートリーダーは演奏後の録音や観客の実態をどう考えているのか理解できないと思うこともある。

高音では声がかすれ気味、ハモリも悪い、歌ってるだけでリズムが少しずれるなど・・・数え上げたらきりがないないのだが、売り物になるような出来でない。観客は多いがほとんどOBやOGが厚意で来てくれてるだけ。全く評価されていないのが実態だ。合唱のように大人数でやっているものは一部のやつだけガチでやってもだめで、大部分がそんなに練習していなければ売り物にならないような出来になるに決まっている。そもそも指揮者のレベルが低く指導力も実力もない。実力より人の好き嫌いなんかで指揮者を選んでいるという原因も大きい。ただ仲良しグループが自己満足でコーラスごっこしているだけの団体。


スラムダンクより

パートリーダーが定期演奏会後の飲み会で「演奏中に涙が出そうになった」などというのを見て、スラムダンクの話を思い出した。誰からも評価されず、売り物にならない音楽を演奏して「演奏中に涙が出そうになった」って何なんでしょうか?やるだけやれば大健闘といって自己満足してる先輩はバスケを真面目にやらなかったから、そんな事いっているのでしょう。趣味でやるならそれでもいい。しかし、赤城みたいなガチ勢がダブルスコアの大敗なら大健闘なんて絶対に言わないでしょう。でも現実の合唱団だとガチ勢で誰からも評価されず、売り物にならない下手くそな音楽を演奏して「演奏中に涙が出そうになった」なんていうパートリーダーもいるんですね。自己満足というよりただのアホだ。趣味でやってるなら真面目にやらず、いい加減な取り組みで自己満足すればいいが、赤城みたいにガチでやりたいなら周りもガチでないと報われない。現に漫画ではそうだった。


スラムダンクより

だから思うわけですよ。ガチ勢の指揮者やパートリーダーなどは学業に否定的な価値観を持ち、ひたすら合唱にのめり込む生活、そんなに合唱やりたいなら大学やめて芸術大学に行った方がいいんじゃないの?と。そういえば某指揮者は学生時代に学業に否定的な価値観を持ち、ひたすら合唱にのめり込む生活で、就職のために仕方なくマスターに進学したなどと言っている一方で、なぜか東大、京大をリスペクト、できれば進学したかったみたいな感じ。「私は勉強できます、褒めてください。」みたいな感じの奴はそういう考えなのかもしれないが、学業に否定的な価値観を持ってるなら東大、京大なんて進学したいんでしょうか?ひたすら勉強やったような人が進学し、日本を代表する研究機関。音楽や美術に否定的な価値観を持ってるのに東京芸大をリスペクトして進学したいといっているようなもので、これもわけわかりませんね。


リフレクティア (弦楽器四重奏版)

2023-05-17 20:38:21 | 合唱・音楽

 
リフレクティア - Reflectia (String Quartet Version)

リフレクティアはP.A.WORKSの最初のアニメ、true tearsのOP。弦楽器四重奏バージョン。TARI TARIがコーラスの話だったので、コーラス版や弦楽器版がある。これもなかなかいいと思うが・・・。女子キャラクターの強調はあんまり好みでないかも。音楽だけ聞く分には関係ありませんが。P.A.WORKSの初期作品は女子の強調ばかりだった。true tears、TARI TARI、花咲くいろはは青春三部作という人もいる。どれもよい作品で、女子キャラクターの強調が共通。true tearsは主人公は男性で恋愛の話だと思うが、OPでは女子ばかりが強調。ただ、この作品を見た限り、私は実質的な主人公は石動乃絵だと思う。彼女が涙を取り戻すまでの話。石動乃絵は主人公の仲上眞一郎と交際するが、最終的に破局、眞一郎は湯浅比呂美と交際。形式的には失恋だが、結果は重要でなく主題や中身の点では石動乃絵が重要な役を担当していた。このブログを見ている人たちの中にも地べたにいて飛べない人たちがいるかもしれないが、がんばって飛びましょう。

コーラスや弦楽器版の曲ではリフレクティアが一番いいかもしれない。