世界変動展望

私の日々思うことを書いたブログです。

機械のありがたさ

2015-04-30 19:55:50 | Weblog

今は田植えの時季でニュースで報じられます。昔私は畑を耕すのを手伝った事があり、鍬で約1時間かけてある程度の領域を耕せました。しかし農家の人が機械を使って、あっという間に私が1時間耕したのと同じ領域を耕してしまって、機械はなんて有難いんだと実感しました。機械は非常に効率的です。逆に言えば手作業は非常に苦労するという事で江戸時代の農民は、何日もかけて畑を耕し、稲を植え、作物を栽培してきたのだから、非常に勤勉だったと思います。今の機械を使った田植えは昔に比べれば非常に効率的で、昔の人が見たら夢のようなものだと思ったでしょう。

科学技術ってすごいですね。


囲碁・十段戦、伊田八段が初タイトル…史上最速

2015-04-23 03:00:10 | 社会

「囲碁の第53期十段戦五番勝負(産経新聞社主催)、高尾紳路十段(38)と挑戦者、伊田篤史八段(21)の第5局は22日、東京・市ヶ谷の日本棋院で行われ、伊田八段が217手までで先番中押し勝ちし、通算3勝2敗で、初のタイトルとなる十段を獲得した。

  囲碁界の7大タイトルでは、2009年の入段から6年0か月での獲得は史上最速。また、21歳1か月でのタイトル獲得も、史上3番目の若さとなる。」(読売新聞 2015年4月22日)
 
すごい事だ。

全国学力テストの高校入試利用

2015-04-22 00:30:02 | 社会

大阪府で全国学力テストの結果を公立入試に利用するという案が出た。入試で有利になるために学力テストに取り組む動きが出るかもしれない。それは本来の目的ではないだろう。私は内申点を公立入試で大きなウェートを持たせるのも本来の目的と違った教育が行われまずいのではないかと思うので、内申点を考慮しない入試にすればいいと思う。どう考えたって、内申点稼ぎに一生懸命な生徒が何人もいる。今はどうかわからないが、かつては内申点を水戸黄門の印籠のように使って生徒をコントロールしていた。全国学力テストや内申点はそういうものではないだろう。だから、高校入試にそれらを使うのをやめればいいと思う。皆さんはどう思いますか。


サハラ砂漠を縦断する道路

2015-04-21 00:12:36 | Weblog

googleでサハラ砂漠あたりの地図を見たら、縦断する道路があった。よく作ったと感心した。絶対に1000km以上はあるので、縦断するなら途中にガソリンスタンドがいくつも必要だ。休憩する場所やホテルが街道にいくつもあるのだろう。水や電気をどうやって供給しているのだろう。供給してるなら、そこまで水道や電線を伸ばしているのだろう。その道でサハラ砂漠を縦断するのに何日かかるのだろうか。


零因子の行列式はゼロ

2015-04-17 00:05:23 | 物理学・数学

n×n行列(nは2以上の整数)A,BでA≠ 、B≠  で AB =  となる時、A, B を零因子という。これの行列式は必ずゼロだ。それがなぜか。簡単な理由だ。

A,BでA≠ 、B≠  で AB =  だが、A,Bの行列式がゼロでないとする。このときA,Bの逆行列A-1 , B-1 が存在するから、A-1AB = , B =  , ABB-1 = , A = 0 となる。これはにA≠ 、B≠  に反する。よって、A,Bの行列式はゼロ。即ち、零因子の行列式は必ずゼロだ。


大阪大学の疑義論文は最低でも訂正が必要

2015-04-13 19:06:15 | 社会

大阪大学の疑義論文は大部分で調査打ち切りとなったが、最低でも訂正が必要だ。間違ったデータを放置するのは研究者の最低限の責任を果たしていない。生データがないなら再実験をして訂正を行わなければならない。間違ったデータで読者が誤信しないように努めるのは発表者の最低限の責任だ。


新戦法のプライオリティ

2015-04-13 02:10:15 | 囲碁・将棋

阿久津主税がAWAKEとの対戦で使った2八角打ちのハメ手は以前にアマが指し既に知られていた。ただ、阿久津はアマがハメ手を使う前にこのハメ手を知っていたようだ


阿久津主税のハメ手に気づいた時期の発言、1分40秒頃から

アマと阿久津が独立にハメ手を発見したという事だろう。どちらがプライオリティを持つのか。先に公表した方だとすればアマがプライオリティを持つのか。


将棋ソフトの欠陥をついたプロ棋士の戦い方について

2015-04-12 01:28:51 | 囲碁・将棋

阿久津主税がAWAKEに対してアマが発見したハメ手を利用して勝ったことに開発者巨瀬亮一氏は「すでにアマチュアが指して知られているハメ手をプロが指してしまうのは、プロの存在意義を脅かすことになるのでは」「一番悪い手を引き出して勝つというのは、何の意味もないソフトの使い方」(リンク先)と厳しいコメントを出した。将棋ファンでもいろいろ意見がある。

私は阿久津がハメ手を利用して勝った事は別に問題ないと思うし、仕方ないとも思う。プロ棋士は誰よりも強いという権威を売り物にして商売しているので、コンピューターに負ける事は沽券に関わる。2年前の電王戦で塚田泰明九段が対局後に涙を流した事からもわかるようにプロ棋士にとってはコンピューターよりも強くある事は商売や名誉に関わる死活問題だ。これまで1勝3敗1分、1勝4敗、2年連続でA級棋士が惨敗という厳しい結果続きで、これ以上は商売に響くためファイナルとなった電王戦で勝ち越しのラストチャンスをかけた阿久津がハメ手を利用するほど勝ちにこだわったのは仕方ないと思う。

それに相手の弱点を突くのはプロの公式戦なら自然な戦略だ。指導碁のような対局ならともかく、自分や将棋界の評価や収入がかかった真剣勝負で弱点を突いて有利に勝とうとするのは当たり前だ。純粋な試合とは違う。巨瀬亮一氏は上のように厳しいコメントを出しているが、欠陥のあるソフトを作った自分が悪い。

ただ、将棋ファンとしてはこのような対局を見てつまらないと思う人もたくさんいるだろう。例えば大相撲で横綱が下位相手に変化で勝ったりすると、つまらないと思う人たちはたくさんいる。わざわざお金を出して観戦しているのに、そんな白けた取り組みは見たくないと感じる。将棋界は新聞社などのスポンサーが金を出しているが、スポンサーに金を出しているのは将棋ファンだ。だからつまらない対局を続ければ自然とファンが離れ、将棋界は厳しくなっていく。

個人的には阿久津主税対AWAKEの対局は事前に知られたハメ手を利用して、わずか21手、49分で終わってしまったので、あまり面白い内容ではなかった。電王戦をやる度に将棋ソフトの欠陥をついた王手放置やハメ手を狙うような対局ばかり続くと、さすがに内容がつまらなくてファンが離れていくのではないか。そういう意味でファイナルでよかったかもしれない。勝つ将棋、魅せる将棋で思い出すのは大山康晴と升田幸三の将棋哲学だ。大山は勝利至上主義でつまらない指し方もあったが勝つ将棋、一方升田は将棋はこの世になくても良い職業だから、魅せる将棋でないといけないと思って、そういう指し方をした。

プロ棋士は横綱と同じで単に勝てばよいという職業ではないのだろう。その点は難しい問題である。私は正攻法の真剣勝負を見たいと思う。